今年も豊作！Pixel 7、Pixel Watch、そして、今後提供の新機能

iPhone 14が発表されて盛り上がっていますが、Googleも負けてはいません。10月6日（日本時間で10月7日23時）の「Made by Google」イベントで、Pixel 7、Pixel 7 Pro、Google Pixel Watchが発表されます。これらは同日から購入と発表されています。

Made by Google launch event announcement

Tensor G2の進化が気になる「Pixel 7シリーズ」

Pixel 7とPixel 7 Proは、Googleが自社開発したTensorプロセッサの次世代モデル「Tensor G2」が搭載されます。先代のTensorは、競合のSoCよりも優れたAI性能を持っていたので、Tensor G2がどれだけ進化するのか楽しみです。ただ、Google I/O 2022で発表済みなので、正直、新鮮味は欠けますね。

Pixel 7 Pro and Pixel 7 - Google Store

待ちに待ったスマートウォッチ「Google Pixel Watch」

いっしょに発売されるGoogle Pixel Watchは、Google初のスマートウォッチです。

Google Pixel Watch - Google ストア

これには、Fitbitの健康管理とフィットネス機能が統合されることになっています。もう1つ、Samsung Galaxy Watch 4シリーズにはWear OS 3.5が準備されているので、Google Pixel Watchにも同じOSが搭載されるのかも注目すべきところです。

Google純正のスマートウォッチは、ずいぶん待たされました。価格は399USドルからと言われています。10月6日を楽しみにして待ちましょう。

既存端末へは新機能を提供

もう1つ、Androidに今後追加される予定の新機能がGoogleの公式ブログで公開されました。

Get more done and have fun with new Android features

これはPixelシリーズ向けにリリースされる「feature drop」ではなく、すべてのAndroidで使える機能として紹介されています。提供時期が明らかになっていませんが、詳しくみていきます。

Nearby Shareが便利になります

自身のアカウントでログインしている端末間であれば、受信側の操作不要でファイルが送信できます。

具体的には、送信側がファイルを選択して共有メニューからファイルを送信すると、受信側は操作することなくファイルが受信できます。これは、受信側の画面がオフになっていてもファイルの受信が可能です。

Gboardに新しい絵文字入力機能が追加されます

絵文字がUnicodeでサポートされてからは、どの環境でも表示できるようになり、感情を伝える手段としてあたりまえのように使われています。

Gboardの新機能「Emojify」は、絵文字を簡単に入力できるアイデア機能ですが、すべての文字入力アプリで当然となりそうなものです。その機能はボタンをタップすると、入力文章から絵文字に変換できるフレーズを探しだして、英文字に置き換えます。入力パネルを変更して、絵文字を入力する手間が省けます。

英語はフレーズごとにスペースが入るので、絵文字に変換すべきフレーズを探し出すのは簡単です。日本語では、英語のような書き方をしないので形態素解析を行う必要があります。となれば、日本語はリリースが遅れる可能性もあります。しかし、多くの日本語入力アプリには形態素解析エンジンが搭載されるはずなので、間を置くことなくリリースされるかもしれません。

音を検知してアラート通知を送信

周囲の音を検知して、アラートを送信する機能が追加されます。

具体的には、火災警報装置の音、水が流れる音、ドアノックやインターフォンの音などの重要な生活音を検知して、スマートフォンやスマートウォッチに通知を送ります。

検知したい音を設定できるので、自宅のインターフォン音にも対応できます。筆者の自宅は部屋の遮蔽性が高く、書斎に居るとリビングのインターホンの音が聞こえず、来客の合図を逃すことがあるので、Nest Hubにも同様の機能があれば便利に使えるのではないかと考えています。

Wear OSにも追加機能

アバター作成アプリ「Bitmoji」で作成したアバターをWear OS搭載のスマートウォッチで表示できるようになります。これは、専用アプリのBitmoji for Wear OSをインストールして、作成したアバターをスマートウォッチに送信します。

今週は、このあたりで、また来週。