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やっぱり写真はこれ。Google Pixel 7シリーズ正式発表

10月6日、Googleは新しいスマートフォン「Pixel 7シリーズ」を発表しました。

auとソフトバンクでも取り扱っていますが、Googleストアで購入するのが一番お得で、Pixel 7が8万2,500円から、Pixel 7 Proが12万4,300円からです。

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Tensor G2を搭載

Pixel 7シリーズは、ディスプレイが6.3インチのPixel 7と6.7インチのPixel 7 Proで構成されます。Pixel 6シリーズと同様に、背面にカメラバーが存在しますが、ケース素材のアルミニウムが感じられるようになり、前作で感じた野暮ったさは姿を消して、美しく洗練された印象を受けるようになりました。

前作同様に、Googleのスマートフォン用に設計・開発されたTensorが搭載されています。これはサムスンの工場で製造されており、Tensor G2と名付けられ2世代目へと進化しています。1世代目と比較してミディアムコアがCortex-X76からCortex-x78へ変更されているのと、GPUがMali-G78 MP20からMali-G710 MP7に変更、ISPが8ビットHDR対応から10ビットHDR対応に強化されています。他、引き続きAV1のデコーダーも搭載しています。

CPU MonkeyというCPU比較サイトで、Tensor G2とQualcomm Snapdragon 8+ Gen 1のスペック比較とベンチマークの結果を公開しています。これのGeekbench 5(64ビット)の結果をみると、検証された結果ではないとしながら、シングルコア性能は19%、マルチコア性能は25%ほどTensor G2の性能が見劣りします。

Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 vs Google Tensor G2 Benchmark, comparison and differences

とはいえ、Pixelシリーズの魅力はハードウエアだけではないので、次へはカメラを見ていきます。

あいかわらずカメラは魅力的

Pixelシリーズの特徴といえば、コンピュテーショナルフォトグラフィです。

Pixel 6シリーズの目玉は「消しゴムマジック」でしたが、Pixel 7シリーズでは「ボケ補正」が目玉機能として紹介されました。これは、写真のブレやノイズを取り除いて、解像度感を高めて見栄えを良くしてくれます。Pixel 7シリーズでしか使えないGoogleフォトの搭載機能で、消しゴムマジックと組み合わせて使えます。

ボケ補正機能が搭載されたと思えば、新しく搭載された「シネマテックぼかし」は、写真のポートレートモードを動画に持ち込んだような機能で、被写体の背景にぼけを作りだし、美しい動画が撮影できます。これは、iPhoneのシネマテックモードと似たような機能で、どちらが自然な動画になるのか比較してみるのもおもしろそうです。

また、次世代の超解像ズーム機能が搭載されています。

Pixel 7では最大8倍、Pixel 7 Proでは最大30倍までズームが可能です。スポーツ観戦やライブコンサートで活躍すると公式ブログでは紹介されています。

余談ですが、先日鈴鹿サーキットへF1観戦にいったときに、もっとズームができればドライバーの表情まで撮影できたのに……と感じたところなので正にこのとおり!です。

最後、Pixel 7 Proのみとなりますが、HDR+画像品質で被写体まで3cmまで寄ってマクロが撮影できます。これを花や虫の撮影に使うだけでなく、筆者の用途であればガジェットの撮影でも効果を発揮しそうです。

他、以下のリンク先ではPixel 7シリーズのカメラ機能の実例が紹介されているので、気になる方はご覧ください。

10 camera upgrades on the Pixel 7 and Pixel 7 Pro

ジャンプアップは小幅だがらしい端末

Pixel 7シリーズは、ハードウエアのジャンプアップは小幅でした。しかし、カメラ性能と編集機能はPixel 6シリーズから大幅に強化されています。変わらずカメラ機能が魅力的なのはPixelシリーズらしい仕上がりです。また、この原稿が公開される頃には終了していますが、予約特典と下取りを組み合わせれば、Pixel 7が実質0円で手にできるのも魅力です。

今週は、このあたりで、また来週。

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