Linux Daily Topics

Fedora Linux 37のリリースは11/15前後に、延期の理由はOpenSSLの脆弱性

「Fedora Linux 37は遅れることになる。ものすごく遅れる(Fedora Linux 37 is going to be late; very late.⁠⁠」―FedoraプログラムマネージャでFedoraのリリーススケジュールを管理するBen Cottonは10月28日、当初は10月中旬から後半に予定されていた「Fedora Linux 37」の正式公開が大幅に遅れる見込みであることを明らかにした。現時点では11月15日ごろのリリースを予定しているという。

Fedora Linux 37 update -Fedora Magazine

Fedora 37のリリースが大幅に遅れた理由として、CottonはOpenSSLプロジェクトが発表したOpenSSLの⁠重大(CRITICAL)なバグ⁠の修正を待つためだとしている。OpenSSLプロジェクトは10月25日、世界標準時で11月1日13時から17時(日本時間で11月1日午後10時から11月2日午後2時)にかけて脆弱性を修正したセキュリティフィックス「OpenSSL 3.0.7」をリリースするとアナウンスしており、OpenSSL 3系を使っているユーザは必ずアップデートすることが推奨されている。

Forthcoming OpenSSL Releases

Cottonは「アップデートされたOpenSSLのパッケージをビルドしてRC(リリース候補)を作成することを考えると、十分な品質を確信できるまでには時間が必要」として、プロジェクトチームの会議でFedroa 37のリリースの延期を決断したとコメントしている。⁠OpenSSLプロジェクトから火曜日(11/1)に詳細が発表されて、もしかしたら⁠リリースを遅らせる必要なんてなかったじゃん⁠という結果になるかもしれない。でも我々は、現在もっている情報でできうる限りの最善の決断をしたと信じている」⁠Cotton)

おすすめ記事

記事・ニュース一覧