Linus Torvaldsは2月12日（米国時間⁠）⁠、開発中の次期Linuxカーネル「Linux 6.2」の8本目のリリース候補（RC）版となる「Linux 6.2-rc8」を公開した。これによりLinux 6.2の正式リリースは2月19日となる予定だ。

Linux 6.2-rc8 -Linus Torvalds

ここ数年のLinuxカーネルの開発サイクルでは2週間のマージウィンドウのあとに7本のリリース候補版を経て正式リリースに至るケースが多いが、今回は開発中に大きな問題が出たわけではなく、「⁠年末年始のホリデーシーズンの埋め合わせ」のために当初から開発期間を1週間多く取っていたという。「⁠どうしても追加の1週間が必要だったわけではないが、もともとの計画から逸脱する理由もないからね」（⁠Linus）

なお、現時点での最新バージョンである「Linux 6.1」（⁠2022年12月リリース）は古参メンテナーのGreg Kroah-Hartmanの提案により、2/10付で2026年12月までサポートされるLTS（Long-Term Support）に昇格している。

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