Linus Torvaldsは2月19日
Linux 6.
- オープンソースグラフィックドライバ
「Nouveau」 による初のNVIDIA GeForce RTX 30シリーズ 「Ampere」 サポート - 起動オプション
retbleed=stuff
を有効にすることで、Retbleed(Intel/ AMDのチップに対する投機的実行攻撃を可能にする脆弱性) 緩和策によるパフォーマンス低下を抑制、また別の保護機能であるFineIBTも追加 - Btrfs RAID5/
6のコード改善、およびパフォーマンスの向上 - ライトバック
(writeback) 処理でブロックデバイス (ネットワークブロックデバイスやUSBメモリなど) が大量のメモリを消費するのを制御するために、新たに5つの設定オプション (strict_ limit / min_ bytes / max_ bytes / min_ ratio_ fine / max_ ratio_ fine) をそれぞれのブロックデバイスインタフェース (/sys/ class/ bdi/) に追加 - データセンターのスイッチ間で輻輳が発生している接続のパスをランダムに変更する
「TCP Prospective Load Balancing (PLB)」をサポート (現時点ではIPv6トラフィックに対してのみ機能) - ユーザ自身が定義できるBPFオブジェクト
(user defined BPF objects) のサポート - Linux 6.
0で導入された軽量な検証メソッド 「Runtime Verification」 を実行するツール 「RV」 - Rustサポートの改善
- RCU
(Read-Copy Update) 同期メカニズムにタイマーベースのコールバックバッチ処理を実装、RCUを” 遅延” させるレイジーコールバック (lazy callbacks) でAndroid/ ChromeOSデバイスの省電力を実現
Linusはすでに次のカーネルとなる