AWSジャパン⁠国内企業向けに大規模言語モデル開発を支援する「AWS LLM開発支援プログラム」開始

AWSジャパンは2023年7月3日、生成系AIアプリケーションに欠かせない大規模言語モデル(LLM)の構築、開発を行う日本国内の企業や団体を支援する「AWS LLM開発支援プログラム」の受付を開始したことを発表した。

プログラムの概要

同プログラムは日本に法人または拠点を持つ企業や団体が行う大規模言語モデル開発に対し、主に以下の4つのサポートを提供する。

  1. GPUやカスタムシリコン (AWS Trainium) を搭載したAmazon EC2インスタンスなど適切な計算機リソースの選定、確保に向けたガイダンス
  2. AWS上で事前学習を実施する際のクラスター管理や分散学習のパフォーマンスチューニングなどの技術的な支援
  3. AWS上でのLLMの事前学習に活用できるクレジット(総額600万USドル規模)の提供(事前学習にかかる計算機リソースのコストを一部負担)
  4. Amazon SageMaker JumpStartやAWS Marketplaceへの公開などを含めたビジネス支援
「AWS LLM開発支援プログラム」の概要
AWS LLM開発支援プログラムの概要

応募概要

プログラムの応募要項は以下の通り。

プログラム参加対象者
日本に法人または拠点を持つLLMの開発を行う企業・団体
※既存のLLMを活用している、もしくはファインチューニングのみを行う企業・団体は対象外
応募方法
「AWS LLM 開発支援プログラム」特設ページの内容を確認の上、専用の応募フォームより必要な情報を入力することで応募の受付完了となる。

プログラムのスケジュール

プログラムのスケジュールは以下の通り。

2023年7月21日(金)応募締め切り
※7月中を目処に選考結果を通知
2023年8月初旬~11月末⁠LLM開発支援期間
同期間内でAWSから4点のサポートを提供)
8月初旬はプランニング期間とし、プログラム参加者との間で開発スケジュールの検討・インスタンスの選定等を実施予定
2023年12月中⁠プログラムの成果発表会
開発したLLMのデモ等を実施予定
「AWS LLM開発支援プログラム」実施概要
AWS LLM開発支援プログラム実施概要

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