Google Pixel 8シリーズの発表イベントと同時に発表されるだろう
新しいPixel Watchのスペック
Android Authorityが、新しいPixel Watchのデバイスの仕様がGoogle Play Consoleのカタログに掲載されたことで判明したと報じています。
Pixel Watch 2's design leaks along with some new details (Update)
ざっくり触れておくと、RAMは1.
注目点を見ていきます。
Pixel Watch 1はGalaxy Watch 3の焼き直しだったためか、Exynos9110とCore-Tex M33が組み合わせで、古い世代のSoCが搭載されていました。
Pixel Watch 2では、Snapdragon W5が搭載されるようです。これは4nmプロセスで製造されます。製造プロセスの微細化に伴い、省電力性能の向上が期待できます。Pixel Watch 1の駆動時間の短さが解決されるのは間違いなさそうです。
CPUは、Exynos9110のCortex-A53と変わりがありませんが、デュアルコア 1.
Snapdragon W5は、旧シリーズのQualcomm SW4100と比較して省電力性能以外は評価されていませんが、Exynos9110と比較すると大きなジャンプアップです。
アルミケースへの変更
ケース素材が、ステンレスからアルミに変更されると9ToGoogleが報じています。
Sources: Pixel Watch 2 will use aluminum, Fitbit ‘Coach’ coming
Pixel Watchは、ドームガラスがケースの横まで周り込むデザインで、前面からはケースが見えず、横から見ても半分はディスプレイです。ケースが占める割合はわずかですが、素材変更によるメリットとデメリットを考えてみます。
メリットの1つ目はコストです。
アルミは安価な素材です。ケースにそれが使われることで本体価格が安くなる可能性もあります。ただ、先でも触れたようにケースが占める割合が少ないので、それほどインパクトはなく、他のスペックが強化された部分と相殺される可能性もあります。
2つ目は軽量化です。
Fitbit SenseやFitbit Versaは、スマートウォッチとしての側面を弱めて、GooglグループとしてはPixel Watchにゆっくりと舵切りをしているように見えます。たとえば、統合開発環境の提供をFitbitが止めたのも、この流れがあっての動きだと筆者は考えています。長時間身につけるものは、軽量化によるわずかな差でも使用感に大きな違いを生むことは、Fitbitは長年の経験から得ているはずです。Pixel Watchがスマートウォッチを受け持つならば、Fitbitの開発チームからは軽量化によるメリットが共有されている可能性があります。
デメリットは腐食です。
筆者は、初代Apple Watchのアルミケースモデルを使っており、汗でケース裏に腐食が発生するトラブルを経験してからアルミケースを避けていました。
Ftibitのスマートウォッチもアルミが使われており、腐食するトラブルはありません。ここでもFitbitが持つ知見が活かされれば、腐食の心配はないかもしれません。
変わりがないのは良いこと
Pixel Watch 2の外見上の変化は少ないようです。腕時計としては外見をコロコロ変えるのはよい選択ではないので、この英断に賞賛を送りたいです。
とは言え、一見するとわからない部分での変化は大きいです。
ケース素材だけでなく、通気性のために穴を開けたシリコンバンドが発売されるかもしれない話も、Fitbitが持つノウハウが活かされていそうなので、外見の変化は少なくても中身は大きく進化していそうです。Pixel WatchにFitbitのノウハウが活かされれば、より良いウェアラブルデバイスに仕上がるのは間違いないので大歓迎です。
今週は、このあたりで、また来週。