GitHub⁠GitHub Innovation Graphを公開 ―世界各国の開発者の動きを見える

GitHubは2023年9月21日(米国時間⁠⁠、GitHubを利用している世界中のソフトウェア開発者の動きや影響をオープンデータとインサイトとして可視化するGitHub Innovation Graphを公開した。

GitHub Innovation Graph
URL:https://innovationgraph.github.com/

GitHub Innovation Graphは、2020年にさかのぼり、gitプッシュ、開発者、組織、リポジトリ、プログラミング言語、ライセンス、トピックおよび経済的な関係国に関する四半期ごとのデータをWebページでビジュアルに提供するもの。さらに深く知りたい利用者に向けて、リポジトリにて詳細なデータを公開している。

表示できる各指標は以下の通り。

Gitプッシュ
各経済圏内(国別)の開発者がコードをGitHubにアップロードした回数
リポジトリ
トリアージ権限以上のアクセス権を持つすべてのメンバーのモードの場所に基づいて、特定の経済圏内のソフトウェア プロジェクトの数
開発者
モードのその日の位置に基づいて、特定の経済圏内にある開発者アカウントの数
組織
すべての組織メンバーのモードの場所別の、特定の経済圏における開発者グループの数
プログラミング言語
特定のプログラミング言語を使用してコードをリポジトリにプッシュした各経済圏の一意の開発者の数
ライセンス
特定のライセンスを使用してコードをリポジトリにプッシュした各経済圏の一意の開発者の数
トピック
特定のトピックでコードをリポジトリにプッシュした各経済圏の一意の開発者の数
経済的な関係
開発者から別の開発者または組織が所有するリポジトリへの Gitプッシュおよびプルリクエストの数
Economies
各国(経済圏)別に指標をフィルタリングして、データの詳細をさらに詳しく調べる

GitHub Innovation Graphで公開されている各データは、CC0-1.0ライセンスのもとで自由に利用可能。

GitHub Innovation Graphサイトから「Economy collaborators(経済的な関係)」のイメージ。Economy collaboratorsとは、開発者によって別の開発者または組織が所有するリポジトリに送信されたgitプッシュとオープンされたプルリクエストの合計で表される指標。日本の2020年第一四半期と2023年第一四半期を比較すると、2020年は米国以外では中国との関係が強かったのが、2023年には香港に移っている。
GitHub Innovation Graphサイトから「Economy collaborators(経済的な関係)」のイメージ

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