Java 21が正式リリース ―仮想スレッドやパターンマッチングを強化

Oracleは2023年9月19日、Java 21を正式にリリースした。Java 21はLTS(Long-Term-Support)バージョンとして8年後までの長期サポートが提供される。

Java 21ではバーチャルスレッドが採用され、OSから提供されるスレッドとは別に仮想的なスレッドを利用できる。これを有効に活用してこれまでよりスループットの高い処理を行うことが可能となる。

またswitch式でパターンマッチングを行うことにより、複雑なデータ指向のクエリを簡潔に書くことができるようになった。さらに、レコード値を分解するレコードパターンを使用してパターンマッチングが可能になっている。

このほか、プレビューリリースとして、Mainメソッドに名前のないクラスとインスタンスが使用できるようになった。プログラミングの学びはじめに単一クラスの単純な宣言でのプログラムを作成して動作を見ることができ、段階的により高度な機能を使用できるようにプログラムを拡張していくことができる。

その他の主な特徴はOracleのブログ等にまとめられている。

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