OpenTF⁠TerraformのフォークをGitHubで公開

The OpenTF Foundationは2023年9月6日、HashiCorp製の構成管理プラットフォームTerraformのフォークを作成し、GitHubリポジトリで公開した。

HashiCorpは2023年8月10日、それまでMozilla Public License v2.0の元で公開してきたTerraformをはじめとする同社製品のライセンスをBusiness Source License v1.1に変更した。このため、オープンソースとしてTerraformを利用してきたユーザやコミュニティでライセンス違反となり使用できなくなる懸念が生じている。Terraformはスタンダードな構成管理基盤として多くの組織で利用されており、HashiCorpのライセンス変更はこれらの組織や企業の業務継続に大きな影響をもたらしている。

この状況を憂慮したTerraformユーザやコミュニティにより結成されたのがThe OpenTF Foundationで、同組織はHashiCorpに対してライセンスを元に戻すよう求めたり、オープンソースとして使用できるようTerraformフォークの作成を進めている。今回発表されたのはフォークされたTerraformのリポジトリで、コードのビルド、テストの実行、OpenTFバイナリのビルドなどが可能となっている。ただし、まだ完了していない作業が残っているため、 OpenTFの正式リリースには至っていない。

OpenTF FoundationはLinux Foundationに参加を申請しており、今後もOpenTFの開発をGitHub上で進め、正式リリースを目指している。

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