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少しGoogle化したスマートバンド「Fitbit charge 6」登場

多くの人が、手首に何らかのデバイスを巻き付けている時代なので、新しいデバイスの登場は気になる方も多いはずです。そのデバイスと言えば、Fitbitから新しいスマートバンド「charge 6」が発売されました。2年ぶりの刷新となるので、首を長くして待っていたcharge 5のユーザも多いはずです。

発売日は10月12日で、価格は2万3,800円です。

前作のcharge 5が1万9,800円なので、少し値上がりしたことになります。ボディのカラーバリエーションは、Black、Champagne Gold、Silverです。この中のChampagne Goldは、charge 5にないカラーで、華やかな印象を受けるので、これであれば使っても良いと考える女性ユーザもいるかもしれません。

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見た目の変化無しで⁠物理ボタンが復活

見た目は大きな変化はありません。本体サイズは、22.8×36.8ミリと前作から変わりなく、重さは15gと同様なので、サイズ感も同じです。chrage 5を使ってきたユーザであれば、違和感なく移行できるはずです。

ガジェットマニアからすれば、変化の幅が少ないのは物足りないと感じますが、Fitbitのユーザは、健康増進・管理が目的なので、これまでと同じように使えるのは、ユーザの負担が減ることになるので評価すべき点です。

charge 5で廃止された物理ボタンが、操作性向上のために復活したのが前作との違いです。そのボタンの位置が、EDAセンサのある側面なので、皮膚電気活動をスキャンするときにはボタンをよけて端末をつまむ必要があります。

物理ボタンを付けるのであれば、端末側面ではなく前面の方が、EDAセンサの邪魔をすることがなかったはずです。側面にした理由は、charge 4と同じ使い勝手であることが重要視されたからかもしれません。

機械学習を活用する健康管理

心拍数は、同社の製品としては最も正確な精度で心拍数を計測します。このためにデバイス上で学習モデルを活用して、計測精度向上のために活かしているようです。この結果、ユーザの行動分析のより正確に分析できるようになっており、アクティブゾーンの精度も高まります。他、血中酸素飽和度の表示、心拍ゾーンの表示などは引き続き使えます。

Fitbitのデバイスは、もともと健康データの計測精度の高さには定評がありましたが、これをもう一段高みに引き上げるために、オンデバイスで学習する仕組みは、精度を上げる以外にも応用の幅がありそうです。

たとえば、体調を崩すような生活リズムを学習して、このリズムにハマりそうであれば、注意してくれるような仕組みがあれば、筆者のようなズボラな人間には最高です。

また、心拍数プロファルに対応するエクササイズ機器に接続すると、その機器のディスプレイにリアルタイムで心拍数を表示できる機能が、新機能として搭載されています。対応機器は、フィットネスバイク「Peloton」と家庭用ジム「Tonal」です。どちらもアメリカではメジャーなようですが、日本ではメジャーではないので、新機能の恩恵を受ける方は少なそうです。

スマート機能は控えめ

スマート機能は、GoogleマップやYouTube Musicが使えるようになり充実しました。

YouTube Musicは、単独動作するワケでなく、ペアリングしたスマホが必須になり、コントロールと曲名表示がメインです。また、サブスクリプションへの加入も必要です。Googleマップは、詳しい情報がありませんが、これもペアリングしたスマホは必須になり、目的地へ道順が確認できるもの、Pixel Watchで使えるそれと同じと考えられます。他、charge 6でもSuicaが利用できるので、財布を持つことなくワークアウトに出られるのも変わりありません。

音声アシスタントの操作やGMailやGoogleカレンダーと同期する機能はありません。これは、SenseやVersaなどのスマートウォッチと差別化のために搭載されていないのかもしれません。筆者は、charge 6がGMailとGoogleカレンダーと同期してくれると、常に身につける理由がひとつ増えるので非常に惜しいと感じます。

今週は、このあたりで、また来週。

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