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Fedora Linux 39のリリースは早くても11/7以降に

Fedoraプロジェクトは2023年10月26日(協定世界時⁠⁠、2023年10月末に予定していた「Fedora Linux 39」のリリース可否を判断するGo/No-Go会議を開催し、Fedora 39の正式リリースを11月7日以降とすることを決定した。Fedora 39のベータ版が公開された9月時点では10月24日のリリースが予定されていたが、その後、Raspberry Pi 4でブートできないバグなどが発生し、さらに追加で2つのバグ(ブロッカー)が確認されたことを受け、10月中の正式リリースは見送られることになった。

Go/No-Go会議では新たに報告を受けた2つのバグの概要は以下の通り。

  • Fedora Linux 39 RC2イメージの一部に、ファイル名に「RC」が含まれるものがある(Fedora-Everything-netinst-x86_64-39_RC-1.2.iso、Fedora-Kinoite-ostree-x86_64-39_RC-1.2.isoなど⁠
    • →RCを含まないエディション/スピンもあるため、ファイル名とチェックサムが一致しない可能性がある
  • ベアメタルインストールにおいて、インストールメディアが破損していた場合、インストールの失敗メッセージが表示されず、マシンがハングしてしまう

この2つのバグの報告を受け、Go/No-Go会議は予定していたFedora 39の10月中のリリースをNo-Goとし、新たにターゲットを11月7日に移行している。次回のGo/No-Goは11月2日(協定世界時)に開催され、あらためてリリースの可否が判断されることになる。

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