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改めて⁠8インチタブレットを外付けディスプレイとして活用 ――8インチタブレット活用講座

以前、ご紹介した「Alldocube iPlay 50 mini」ですが、Kindleでマンガを読んでいるときは、あと、画面サイズが1インチ大きければ読みやすくなると感じることがあったり、Netflixで映画を観ているときは、ステレオスピーカだったら良いのにと感じることはありますが、とても気に入っており、いまや手放せないガジェットです。

出張中にも持ち運んでいるので、こうなると出張先のホテルでも何かしら活用できないかと欲が出ます。iPlay 50 miniのディスプレイは、8.4インチと小ぶりですが、外部ディスプレイとして活用してみたのでご紹介します。

Duet Displayを試してみる

タブレットを外部ディスプレイとして活用するのが流行ったころ、評価したアプリの中で好印象だった「Duet Display」を使ってみました。

Duet Display - Google Play のアプリ

Duet Displayは、買い切りの販売モデルのみだったと記憶しているのですが、サブスクリプションでも提供されており、1年間の費用を一括支払いする前提で、3USドル/月から始められる「DUET STARTER」から$7/月の「DUET PRO」までの価格帯で提供されます。それぞれで、できることが違うので詳細はホームページを参照してください。

価格設定:リモートデスクトップ、セカンドディスプレイ、お絵かきタブレットなど、様々な機能を持つDuet。

筆者は、4USドル/月のDUET AIRのプランを選択しました。

これは接続方法として、ケーブルと無線が選べて、ジャスチャー操作(タッチ操作)が可能になります。また、iPlay 50 miniと組み合わせるのはMacです。これにもアプリのインストールが必要になるので、duetのサイトからダウンロードしてインストールしておきます。

ダウンロード:リモートデスクトップ、セカンドディスプレイ、お絵かきタブレットなど、様々な機能を持つDuet。

Macとの組み合わせ使う場合は、ディスプレイのネイティブ解像度の1920×1200から、Retina相当の1066×666の解像度まで4段階で選べます。筆者は、Retina一歩手前の1488×930の解像度に設定して、無線接続で使うことにしました。

特性を理解して使う必要がある

筆者の古い記憶では、タブレットを外部ディスプレイ化するアプリは、無線接続だとときどき接続が切れることがあり、安定した使い心地を求めるのであれば、ケーブル接続を使う必要があり、取り回しが面倒だという印象が残っています。

Duet Displayを改めて使ってみた印象は、無線接続でも使っている最中に接続が切れるようなことがなく安定しており、ケーブル接続で使う必要はありません。古い記憶は改める必要があります。

しかし、筆者の環境では、解像度の変更をキッカケに動作が不安定になります。

このときは、タブレットとMacの無線接続は維持されていますが、タブレット側にはカーソルが表示されなかったり、画面描画が極端に遅延する現象が発生します。低解像度で使う方が、こうした現象が発生しづらい印象は受けます。

しばらく放置すると安定して動作し始めるので、この特性を理解して使う必要があります。この現象は、MacとAndroidでの組み合わせで発生するもので、Windowsとの組み合わせであれば発生しないのかもしれません。

安定して動作すれば、描画性能に関しては文句のつけようがありません。

最大60fpsの性能が出るためタブレット側にカーソルを移動しても、チラつくことなくスムースに動作します。また、タブレット側で動画を再生しても、ディスプレイで表示しているのと変わらず再生されるので、ディスプレイと同じように活用できます。また、縦向きの外部ディスプレイとして使えるので、書類を全画面で表示するディスプレイとして活用する方法も考えられます。

Playストア経由の支払いであれば、期間限定で50%OFFの割引が適用されます。

筆者が選択したDUET AIRのプランであれば、年間2,880円で利用できます。この価格であれば、筆者のように出張先で使う用途でも十分価値があると思うので、気になる方は検討してはいかがでしょうか。

今週は、このあたりで、また来週。

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