OpenAI⁠GPT-4 Turboの最新プレビュー⁠新しいEmbeddingsモデルとAPI管理ツールを発表

OpenAIは2024年1月25日、ChatGPTに関連するモデルや利用料金のアップデート、および新しいAPI利用管理ツールを発表した。

GPT-4 Turbo プレビューをアップデート

GPT-4 Turbo プレビューのアップデートモデルgpt-4-0125-previewがリリースされた。このモデルは以前よりコード生成などのタスクの完了を徹底し、モデルがタスクを完了しない ―いわゆる⁠怠惰⁠(laziness)を減らすことを目的に開発された。英語以外のUTF-8に影響を与えるバグの修正も含まれる。同社では今後数ヵ月以内にGPT-4 Turboを一般公開する予定。

新しいEmbeddingsモデルtext-embedding-3-small⁠text-embedding-3-large

Embeddingsとは、テキストなどのコンテンツを一連のベクトルデータとして表現する技術。EmbeddingsによりChatGPTなどのAIモデルがコンテンツ間の関係を学習しやすい形で利用することができる。ベクトルデータへの変換の際に使われるのがEmbeddingsモデルで、今回発表された新しいEmbeddingsモデルではパフォーマンスが大幅にアップされている。

2つのEmbeddingsモデルのうちtext-embedding-3-smallは軽量なモデルで、従来のモデルと比較してベンチマークが10%以上アップしているうえ、利用価格は1/5となっている。またtext-embedding-3-largeはより大規模なEmbeddings向きで、より高パフォーマンスな用途に利用可能。料金は従来モデルよりやや高くなった。

さらに両モデルとも、用途によってEmbeddingsを短縮することができ、性能をある程度抑えるのと引き替えにコンピューティングリソースを節約できる柔軟な運用が可能となっている。

APIキーの使用状況とAPIキーによるコントロールが可能に

ChatGPTをアプリケ―ションなどから呼び出す際に利用するAPIの利用状況を開発者が把握し、管理できるようにプラットフォームに2つの改良が加えられた。

1つは、開発者がAPIキーの管理ページからAPIキーに権限を割り当てることができるようになった点。特定のキーをAPIを読み取り専用アクセスにしたり、特定のエンドポイントアクセスに制限したりできる。

もう1つは、APIの使用状況ダッシュボードと使用状況エクスポート機能で追跡を有効にした際、APIキーレベルでメトリクスをできるようになった点。これにより、個別のAPIキーを用意するだけで機能、チーム、製品、プロジェクトレベルごとの使用状況を簡単に表示できるようになった。

使用状況の表示例
使用状況の表示例

このほか、応答速度の向上ややバグ修正、出力価格が引き下げられたGPT-3.5 Turboのアップデートモデルgpt-3.5-turbo-0125、および潜在的に有害なテキストを識別できるモデレーションモデルのアップデートもリリースされた。

おすすめ記事

記事・ニュース一覧