Google⁠AIチャットサービスBardの名称を「Gemini」変更⁠モバイルアプリも提供開始

Googleは2024年2月8日、同社の提供している生成AIを使ったサービスBardの名称をGeminiに変更することを発表した。Geminiは、もともとBardの核となっている2023年に発表されたAIモデルの名称だったが、このテクノロジーが反映された製品であることを明確に伝えるため、今回の名称変更に至ったという。

今回の名称変更とともに、AIモデルGemini Ultraを搭載したサービス「Gemini Advanced」の開始も発表された(英語版のみ⁠⁠。Gemini Advancedは新しいGoogle One AI Premium Planとして月額19.99ドル(税込み2,900円)で提供されるほか、2ヵ月の無料トライアルも用意される。さらに、AI Premium Planの加入者は近日中にGmail、Googleドキュメント、Googleスライド、GoogleスプレッドシートなどでGemini for Workspace(旧名称 Duet AI)を使えるようになる。

モバイル版Geminiも登場

また合わせて、Android版Geminiアプリ、そしてiOSのGoogleアプリ上でGeminiとGemini Advancedの提供を順次開始することも発表された。当初は英語版のみの提供となるが、来週から日本を含むいくつかの国や地域で、英語版に加え日本語版と韓国語版のモバイルアプリの提供を開始する。

AndroidのGeminiアプリでは、GoogleアシスタントからGeminiにアクセスできるようになるほか、一部のAndroid機では電源ボタンの長押しや画面端のスワイプで起動したり、⁠OK Google」と話しかけることでもGeminiの機能を利用できるようになる。

おすすめ記事

記事・ニュース一覧