Adobeは2024年4月23日、同社のイベント
Adobe Firefly Image 3 Foundation モデル
- 自動スタイライズ機能による新次元のクリエイティブな表現
- 新しいスタイルエンジンを搭載し、自動スタイライズ機能ではより高品質でバラエティに富んだ出力が可能となった。生成する画像のスタイルをより自由にコントロールできる。画像出力には多くのスタイル、色、背景、被写体のポーズなどが含まれ、幅広いオプションが用意されている。
- 構成参照とスタイル参照によるクリエイティブコントロールの強化
- 「構成参照」
は、参照用画像の構成にマッチした新しい画像をすばやく生成できる。これにより最適なプロンプトの作成のための試行錯誤が不要となった。また 「スタイル参照」 ではより高品質な出力が実行されるため、ユーザーは生成されるスタイルをより自由にコントロールし、パーソナライズすることができる。 - 高品質な画像
- より高性能な照明、ポジショニング、多様な表現で高品質な画像を提供できるようになった。人物のレンダリング
（細かな特徴、さまざまなムードや表情） や複雑な構造、集合体の表現も大きく改善されている。 - プロンプトの精度がより豊富で細かに
- テキストプロンプトとシーンをより深く理解し、長く複雑なプロンプトを正確に反映し、より多くのディテールを含んだ画像生成が可能となった。テキストレンダリングも改善され、クリアテキストの画像生成が可能となった。ポスターのようなアセットのアイデアをより効率的に作ることができる。
- イラストとアイコンのスタイルが幅広く
- イラスト出力が大きく改善し、アイコンやロゴ、ラスター画像、線画をすばやく作成できる。
PhotoshopのFirefly機能も進化
Adobe Photoshopのベータ版ではAdobe Firefly Image 3 Foundation モデルが利用可能になり、生成塗りつぶし機能が強化されたほか、
Adobe Firefly Image 3 Foundation モデルによりPhotoshopに装備された主な新機能は以下の通り。
- 参照画像
- ユーザーが選んだ任意の画像を生成のインスピレーションとして使用することで、クリエイターは思った通りのアウトプットが可能となる。
- 画像を生成
- テキスト入力だけで完全な画像を作り出す機能にAdobe Photoshop内から初めてアクセスできるようになった。アイデア出しや、ゼロからの画像作成が可能。
- 背景を生成
- 背景の入れ替えや作成だけでなく、既存の画像にシームレスに溶け込むコンテンツを今までより簡単に生成できる。
- 類似を生成
- 生成された画像の中からお気に入りの画像を選択して、
「類似を生成」 で参照として使用すると、気に入ったイメージが見つかるまでコンテンツやスタイルが似たバリエーション画像を生成し続ける。 - ディテールを向上
- シャープさと鮮明度を向上させ、画像のディテールを目立たせることができる。見た目をくっきりとさせ、ストック品質の画像とより調和する質の高い画像に仕上げることができる。