Obsidian 1.6がリリース ―読み込みと編集のパフォーマンスを強化

2024年6月7日、Markdownなどさまざまな形式に対応するフレキシブルなライティングアプリ「Obsidian」のバージョン1.6がリリースされた。

Obsidian 1.6では、数多くのバグ修正と改善に加え、読み込みと編集のパフォーマンスが強化された。また、脚注の編集、読み込みの処理が改善され、オートコンプリートやプレビューのホバー表示がサポートされている。

Obsidian 1.6の主な特徴は以下の通り。

  • RTL UIと左右混合方向のサポート
    • RTL(right-to-left)に設定されている場合、インターフェイスの方向が反転されるようになった。エディタは行ごとに言語の読み方向を自動的に検出することができる。
  • 新しいvaultプロファイル
    • vaultはメモ、添付ファイル、およびObsidian固有の設定を含む構成フォルダーを含むファイルシステム上のフォルダ。vault名がプライマリ サイドバーに常に表示されるようになり、vaultの切り替えが簡単にななった。
  • アプリケーションリボンは、設定で非表示にするか、リボンを右クリックして[リボンを非表示]を選択することで非表示にできるようになった。
  • 文字数と単語数は、現在のテキスト選択にもとづいたものが更新表示されるようになった。
  • ワークスペースの読み込みと長いMarkdownファイルの解析が高速化された。

またモバイル版では、これに加えて以下のような特徴/機能が追加されている。

  • モバイルサイドバーのデザイン変更
    • 見た目の複雑さを軽減するため、サイドバーのタブをドロップダウンリストに変更した。さらなる簡素化のため「fullscreen」ボタンも削除。
モバイルサイドバーのドロップダウンリスト
モバイルサイドバーのドロップダウンリスト
  • 通知が画面の下部に表示されるよう変更。
  • 「閉じる」メニューにドラッグハンドルを追加。
  • カーソルドラッグでテーブルセル選択できるように。
  • モバイルツールバーにコマンドを追加するときに、コマンドをあいまい検索できるようになった。
  • 読み取りモードでリストが右に寄りすぎてレンダリングされる問題を修正。

Obsidianはデスクトップ版としてWindows、macOS、Linuxに対応し、モバイル版としてiOS、Androidの各プラットフォームで利用できる。入手はObsidianのダウンロードページから。

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