AIデザインツールMicrosoft DesignerがWordやPowerPointなどのアプリに統合⁠フリーのモバイルアプリも登場

Microsoftは2024年7月17日、生成AIの機能を使って画像やデザインを作成、編集できるツール「Microsoft Designer」の機能をWordやPowerPointなどのMicrosoftアプリケーションとシームレスに統合し、利用できるようになったことを発表した。

Microsoft DesignerはWeb上で利用できるAIデザインアプリで、80を超える言語でサポートされている。テキストプロンプトでやりとりすることで、さまざまなデザインコンテンツや画像の作成や編集が可能。

この機能がMicrosoft 365アプリの一部で、Copilotを通じて利用できるようになった。Copilot Proサブスクリプションを使用すると、WordやPowerPointを使用したワークフローの中で,Copilotアイコンをクリックし、プロンプトから説明を追加することで、画像やデザインを簡単に作成、成果物に追加できる。Wordでは近日中にドキュメントバナーの作成が依頼できるようになる。この機能ではドキュメントの内容に基づいてデザインが自動的に生成される。

またWindows Insider向けに、Windowsの「フォト」アプリでDesignerのAI生成編集および作成機能が提供されることとなった。新たに追加された「Designer」ボタンをクリックすることで,DesognerのAI機能を使ってオブジェクトの消去、背景の削除、自動トリミング、調整、フィルターの適用、マークアップ、テキストの追加など、写真の編集を行うことができる。将来的にはMicrosoft Edgeにも同様の機能が追加され、ブラウザから直接使用できるようになるとのこと。

iOS⁠Android版のモバイルアプリが利用可能に

さらにMicrosoft Designerは、新たにiOSおよびAndroid用の無料のモバイルアプリとして提供される。自然言語でやりとりすることでAIを活用して画像やデザインを作成したり、画像を編集して目立たせたりなど、外出先でも手軽に利用できるようになった。

iOS、Android版モバイルアプリ

おすすめ記事

記事・ニュース一覧