イラストでわかる! Blenderの基礎知識

Blenderで複数のカメラを設定してみよう

本連載では、Blenderの基本的な知識、機能についてイラストを交えながら紹介しています。第36回目は、複数のカメラを配置して、アニメーションを作る際にカメラを切り替える方法について見ていきます。

カメラを複数設定する場面

アニメーションを作っていると、カメラを切り替えて映したいときがあります。例えば、横から映していた場面を正面から映す場面にする、などです。

カメラの視点を設定する方法

カメラを複数配置し、視点を切り替える設定を行う前に、カメラの視点の設定方法をおさらいしておきましょう以前の記事でも取り上げています⁠⁠。

カメラを設置すると、そのカメラからの視点が映像として映し出されます。

カメラの配置は、オブジェクトなどと同様にShiftAを押して表示されるメニューから「カメラ」を選択します。キーを押すとカメラの視点が映し出されます。

カメラの視点を映しだしているとき、Nキーを押して表示されるサイドバーにある[ビュー]から[カメラをビューに]にチェックを入れると、視点を動かすことでカメラの視点を動かすことができます。チェックを入れていないと、視点を動かしてもカメラはついてきません。

[カメラをビューに]にチェックを入れておくと、直感的にカメラの視点を動かせるのでおすすめです。

アニメーションの途中でカメラを切り替える方法

ここでは、⁠○○フレーム目まではこのカメラからの視点、○○フレームからは別のカメラの視点」といったように、カメラの視点を切り替える方法をみていきます。

カメラを切り替えるには、まず最初に移したいカメラをクリックして選択状態にします。次に、ウィンドウ下部にある[ドープシート]内にある[マーカー]をクリックし、⁠カメラをマーカーにバインド]を選択します。すると、1フレーム目にカメラのアイコンが表示されます。

次に、カメラを切り替えたいタイミングのところまで、バーを移動させます。そして、別の視点にしたいカメラを選択状態にして、先ほどと同様、⁠ドープシート]内にある[マーカー]をクリックし、⁠カメラをマーカーにバインド]を選択すると、バーを移動させたフレーム数にカメラのアイコンが表示されます。

この状態で再生すると、カメラのアイコンが表示されているところでカメラが切り替わるようになります。


今回は、カメラを複数配置し、切り替える方法を見ていきました。次回は音を設定する方法や、動画を書き出す方法について見ていく予定です。次回もよろしくお願いします!

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