GitHubは2024年9月26日、同社の提供するAIアシスタントGitHub Copilotの個人プランとビジネスプランがgithub.com上で利用できるようになったことを発表した[1]。これまでgithub.com上ではGitHub Copilotエンタープライズプランのユーザーだけが利用でき、個人/ビジネスプランはコマンドラインやVS Code、各種IDE上での利用に限られていた。

• GitHub Copilot IndividualプランとBusinessプランでgithub.comでGitHub Copilotが利用可能になりました -GitHubブログ

github.com上に統合されたCopilotにより、以下のようなAIアシスタント機能が利用できる。

強力な自然言語検索でGitHub内を探索

Copilotに質問して、リポジトリの構造と主要コンポーネントをすばやく理解することができる。

コードをより早く理解できるように

リポジトリをローカルにクローンしなくても、そのコードが何をするのかをCopilotに説明させることができる。

コンテキストをすばやく把握

Copilotによりプルリクエストの要約を作成したり、ディスカッションのスレッドから重要ポイントをまとめることができる。

失敗したジョブを分析して問題を特定（パブリック プレビュー）

失敗したビルドを分析し、うまく戻るための提案を行うのに役立つ。

GitHub MobileでCopilotとプライベートリポジトリについてチャット

外出先でもコード、問題、プルリクエストなどの更新情報をすばやく把握できる。

また、CopilotのAIモデルとして、デフォルトのGPT-4oから、最近リリースされたOpenAI o1に切り替えることもでき、必要に応じてより長い時間と徹底的な分析を行うことも可能。なおOpenAI o1を使用するには、Copilot Chat用OpenAI o1への早期アクセスの待機リストへの参加が必要。

GitHub上でCopilotを使うには、Copilot個人ユーザーの場合はgithub.comまたはGitHub MobileにアクセスするとCopilotアイコンがすでに表示されている。github.com/copilotに直接アクセスしても利用可能。Copilotビジネスユーザーの場合は、利用している組織の管理者にGitHub上でCopilotを有効にするよう依頼する必要がある。