Elasticsearchが再びOSSに ―ライセンスにAGPLを追加

Elasticは2024年8月30日、今後数週間以内に同社が開発するサーチエンジンElasticsearch、および可視化ツールKibanaのライセンスにAGPL(GNU Affero General Public License)を追加することを発表した。

ElasticsearchとKibanaは、Apache 2.0ライセンスの元オープンソースソフトウェアとして公開されていたが、2021年に独自ライセンスのELv2(Elastic License 2.0)とSSPL(Server Side Public License)のデュアルライセンスに変更された。これらはいずれも商用での再配布やマネージドサービスとしての提供を禁止するもので、当時さまざまな議論を呼んだ。

今回のライセンス変更は上記のELv2およびSSPLに加えてAGPLを追加するというもの。同社はこの追加によって「Elasticsearchがふたたびオープンソースソフトウェアと呼べるようになったことを喜んでいる」としている。

なお2021年のライセンス変更については、当時の状況としては間違いではなかったとし、⁠現在は当時とはまったく異なる状況になっている。私たちは過去に生きているわけではない。ユーザーのためにより良い未来を築きたい。当時行動を起こしたからこそ、今行動を起こすことができる」と、ブログで強調している。

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