Androidに加えWindows、macOS、LinuxでGoogleパスワードマネージャーによるパスキーの同期が可能に ―iOS、ChromeOSも準備中

Googleは2024年9月19日、これまでAndroidでのみ可能だったGoogleパスワードマネージャーによるパスキーの同期がmacOS、Windows、Linuxでも可能になったことを発表した。

More users can now save passkeys in Google Password Manager -blog.google
Chrome to sync passkeys on Google Password Manager between macOS, Windows , Linux and Android | Blog | Chrome for Developers

Passkeys make signing into your favorite sites and apps feel as simple as unlocking your phone.

You can now create and store passkeys in Google Password Manager, making it easy to use passkeys across all your computers and Android devices. pic.twitter.com/xLUtHMyd9Q
— Chrome (@googlechrome) September 19, 2024

パスキーは、パスワードよりも安全で使いやすい代替手段として利用されている。パスキーによりユーザーはパスワードを覚えて管理することなく指紋認証や顔認識、PIN、パターンを使用してデバイスのロックを解除したり、アプリやWebサイトにログインできる。

パスキーはすでにさまざまなOS上のChromeでサポートされている。これまではAndroid上のChromeで作成されたパスキーをGoogleパスワードマネージャーに保存し、Androidデバイス間で同期することは可能だったが、Android以外のOSでは同期されず、それぞれのOS、デバイスごとに設定が必要だった。

最新のChromeアップデートにより、Windows、macOS、Linux、AndroidからGoogleパスワードマネージャーにパスキーを保存できるようになった。新しいGoogleパスワードマネージャーでPINを作成、保存することでデバイス間で自動的に同期され、以降はどのOS、デバイスからでも簡単にログインできるようになる。

このほか、iOS/iPadOSおよびChromeOS上のGoogleパスワードマネージャーによるパスキーの同期についても現在開発中で、ChromeOSはベータ版でテスト可能。