Microsoft⁠小型言語モデルの新バージョンPhi-4を発表 ―数学推論分野で大規模モデルを超える

Microsoftは2024年12月13日、高機能でコスト効率の高い小型言語モデル(SLM)の新バージョンとなる「Phi-4」を発表した。

Phi-4は従来の言語処理に加えて数学などの分野での複雑な推論に優れた、14B(140億)パラメータをもつ小型言語モデル。同社によると、数学関連の推論に関するベンチマークにおいて、競合する同等の小型モデルだけでなくGPT-4oやGemini Proといった大規模モデルよりも優れた結果をマークしたという。技術レポートも公開されている。

Phi-4の動作例:5匹のカタツムリによる競争におけるレース結果(同着あり)の場合の数についての質問に、さまざまな場合を示しつつ「431」という結果を導き出している。
Phi-4の動作例

Phi-4は現在、MSRLA(Microsoft Research License Agreement)に基づいてAzure AI Foundryにて利用可能で、近日中にHugging Faceでも利用可能となる予定。

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