Anthropicは2025年9月30日、同社のAIモデルClaude Sonnetの新バージョンSonnet 4.
Introducing Claude Sonnet 4.
— Claude (@claudeai) September 29, 20255—the best coding model in the world.
It's the strongest model for building complex agents. It's the best model at using computers. And it shows substantial gains on tests of reasoning and math. pic.twitter. com/ 7LwV9WPNAv
Claude Sonnet 4.
Claude Sonnet 4.
またこれに合わせてコーディングエージェントであるClaude Codeもアップデートされ、Sonnet 4.
This morning we announced several upgrades to Claude Code.
— Claude (@claudeai) September 29, 2025
We also launched two new features for managing context on the Claude Developer Platform.
Here’s what’s new: pic.twitter. com/ WG5S5BZBcH
Claude Codeの新機能は以下の通り。
- VS Code機能拡張
- Claude CodeをIDEに直接組み込むネイティブVS Code機能拡張
(ベータ版) が登場。専用のサイドバーパネルとインライン差分を通じて、Claude Codeの変更内容をリアルタイムで確認できる。IDEでの作業を望むユーザーによりリッチでグラフィカルなエクスペリエンスが提供される。

- ターミナルインターフェースがリニューアル
- ターミナルUIが更新され、新インターフェースではステータスの視認性が向上、プロンプト履歴
(Ctrl+R) の検索が可能となり、以前のプロンプトの再利用や編集が容易になった。

- Claude Agent SDK
- 前は
「Claude Code SDK」 と呼ばれていたClaude Codeを支えるコアツール、コンテキスト管理システム、権限フレームワークへのアクセスがチームユーザ―向けに提供されるようになった。サブエージェントとフックのSDKサポートも開始。金融コンプライアンスやサイバーセキュリティエージェント、コードデバッグエージェントなど、さまざまなユースケースに対応するエージェントをSDKで構築可能。 - チェックポイント機能
- 変更前のコード状態を自動的に保存しチェックポイントとすることで、開発時の探索と反復作業が容易になった。Escを2回押すか
/rewind
コマンドを使用することで以前の状態に簡単に戻ることができる。復元するのはコード、会話、またはその両方を選択できる。なおチェックポイントはClaudeの編集に適用され、ユーザーの編集やbashコマンドには適用されないため、バージョン管理と組み合わせての使用が推奨されている。 - サブエージェント/
フック/ バックグラウンドタスク - サブエージェントは、メインエージェントがフロントエンドを構築している間にバックエンドAPIを起動するなど特殊なタスクを委任することで、並行開発ワークフローを実現する。フックはコード変更後のテストスイートの実行やコミット前のリンティングなど、特定のポイントで自動的にアクションをトリガー。バックグラウンドタスクは、、Claude Codeの他の作業の進行を妨げることなく、サーバーなどの長時間実行プロセスのアクティブを維持する。これらをチェックポイントと組み合わせることで、大規模なリファクタリングや機能探索といったタスクをClaude Codeに安心して委任できる。
Claude Codeの新しいデフォルトモデルとしてClaude Sonnet 4.
Claude Sonnet 4.
このほかClaude Developer Platformでは、開発者がより高性能なAIエージェントを構築できるように、コンテキスト編集機能とメモリツールの2つの新機能を導入した。
コンテキスト編集により、トークンの制限に近づいたときに古いコンテキストをクリアできる。またメモリツールはコンテキストウィンドウの外に情報を保存することができる。これらの機能を新しいClaude Sonnet 4.