ワイヤーフレーム作成ツールFrame0⁠1.1.0をリリース —⁠—エージェント機能を使ったワイヤーフレーム生成などが可能に

Frame0は2025年9月17日、ワイヤーフレーム作成ツールFrame0のバージョン1.1.0をリリースした。今回のアップデートで、Frame0 AI Agentを実験的に追加した。これにより、OpenAI、Anthropic、Google、xAIといったプロバイダのAPIキーを使ってエージェント機能を利用できるようになった。

Frame0は、手描き風スタイルでラフな(low-fidelity)ワイヤーフレームを効率的に作成できるデスクトップアプリ[1][2]。UIコンポーネントやアイコン、テンプレートを用いて、ユーザーフロー・情報アーキテクチャ・データモデルを検討できる。Windows/macOS/Linuxのマルチプラットフォーム対応で、デバイスごとに1回払いのライセンスとなっている(1デバイス99ドル。試用目的の無料版もある⁠⁠。フレームミラーリング機能、プレゼンテーション表示、PDF/HTML出力も備える。

これまでもFrame0 MCPサーバーを起動しつつ、Claude Desktop、Cursor、VS Codeなど別アプリと組み合わせてAIアシスタントを利用できていたが、今回のバージョン1.1.0ではFrame0 AI Agentが実験的に追加された。これにより、対応プロバイダのAPIキーを設定すればFrame0内でエージェントを利用できるようになった。対応プロバイダはOpenAI (GPT)、Anthropic (Claude)、Google (Gemini)、xAI (Grok)で、これらのAPIキーの使用量に応じて支払いが必要となる。

エージェントを使った操作として、⁠ワイヤーフレーム生成」⁠ワイヤーフレーム修正」⁠コード生成」を挙げる。ワイヤーフレーム生成では、アプリケーション全画面を一括生成することも、単一画面のみ生成することもできる。また対象とするワイヤーフレームに対応する画像を添付することで、その内容を踏まえたワイヤーフレームも生成できる。追加のプロンプトで画面の修正ができ、ワイヤーフレームからコードを生成する操作にも対応する。なお、チャット履歴は直近10件まで保存される。詳しくは公式ドキュメントを参照のこと。

各言語モデルによるワイヤーフレーム生成機能の比較もX上で紹介している(以下はCreate a login screen for phone.というプロンプトから生成したもの⁠⁠。

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