ベクターデザイン⁠写真編集⁠ページレイアウトツールを統合⁠「Affinity」無料で利用可能に

Canvaは2025年10月30日、同社のグラフィックソフト製品群「Affinity」の写真編集、ベクターデザイン、ページレイアウトツールを1つのプラットフォームに統合し、無料で提供することを発表した。

Affinityはもともとベクターイメージの編集を行うAffinity Designer、写真編集のAffinity Photo、ページレイアウトツールのAffinity Publisherに分かれていたが、2024年にCanvaに買収され、このほど統合されて新たに「Affinity」という1つのソフトウェアとなった。プラットフォームの統合により、ユーザはワークスペースをカスタマイズし、ツールを自由に組み合わせ、カスタムスタジオを共有、作業スタイルに合わせた最適なワークフローを実現できる。統合によりパフォーマンスも大幅にアップしているという。

またこれに合わせてAffinityは完全無料化された。ユーザはこれまで有料であったAffinityのフル機能を無料で使用することができる。

AffinityはmacOSおよびWindows上で動作するバージョンが提供され、iPad版も近日中にリリース予定。利用するにはCanvaアカウントが必要。さらに、有料のCanvaプレミアムアカウントのユーザは、Canva AI Studioを通じてCanva AIツールがAffinityに直接組み込まれ利用できる。これによりジェネレーティブフィルや拡張&編集、背景の削除といったAI機能をAffinity上で利用できるようになる。

Affinityの入手はAffinityのトップページから。

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