ReactプロジェクトがLinux Foundationに移管され「React Foundation」設立

2025年10月7日、ReactおよびReact NativeがLinux Foundation傘下のReact Foundationに移行することが発表された。

ReactはオープンソースのJavaScriptライブラリ、またReact Nativeはそのフレームワーク。Metaによって開発、公開され、プロジェクトはMetaを中心とした開発コミュニティによって進められてきた。このほど、Reactコミュニティへのより良いサービス提供と、Reactエコシステムにより多くのリソースを投入できることを狙い、React Foundationが設立されることとなった。

React Foundationは、GitHub、CI、商標などのReactインフラストラクチャの維持、イベント「React Conf」の開催[1]、プロジェクトへの財政支援、助成金の交付/プログラムの作成など、Reactエコシステムを支援するためのイニシアチブの創出といった活動を行う。

React FoundationはAmazon、Callstack、Expo、Meta、Microsoft、Software Mansion、Vercelの代表者で構成される理事会によて運営され、Reactの開発、コミュニティ、そしてエコシステムを支援するための資金とリソースを管理する。また、Reactの開発に関わるリリース、機能、そして技術的な方向性はReactのメンテナーとコントリビューターが主導する新しい構造によって管理され、これはReact Foundationから独立しているため、ビジネスガバナンスと技術ガバナンスは明確に分離されるという。

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