Rust製高速コードエディタ「Zed」Windowsに対応

Zed Industriesは2025年10月15日、同社が開発するオープンソースのコードエディタZedのWindows版をリリースした。

ZedはRustで書かれたコードエディタ。パフォーマンスが高く高速に動作するのが特徴で、Agent Client Protocol(ACP)を介してGemini CLIやCodexなどのコーディングAIエージェントと統合した動作も可能。これまでmacOSとLinuxに対応していたが、Windows版の登場が待たれていた。今後はWindows版もmacOS、Linux版と同じタイミングでアップデートされ、最新の機能を1週間早く試すことができるプレビュー版がWindowsでも提供される。

Windows版でもZedのパフォーマンスは維持されており、レンダリングにDirectX 11、テキストレンダリングにDirectWriteを使用、Windowsのルック&フィールに合わせたUIが提供されている。

Windows版Zedの起動画面
Windows版Zedの起動画面

また、Windwos版ZedはWindows Subsystem for Linux(WSL)に直接統合されており、WSLターミナルからzedコマンドラインスクリプトを使用してフォルダーを開くことができる。⁠Open Remote」のメニューから任意のWSLディストリビューションのフォルダーを開くことも可能。さらに、⁠Connect New Server」のメニューからリモートのLinuxマシンに接続できる。

Zed拡張機能もmacOS、Linuxと同様にWindowsでも利用できる。Windows固有の特別な手順や注意事項はなく、拡張機能パネルからインストールしてすぐにコーディング作業に移ることができる。

編集予測(Edit Prediction)やACPベースのエージェントといったZedのAI機能もWindowsで完全にサポート、WSL/SSHリモート処理と組み合わせて使用することができる。

ZedはZedのダウンロードページから入手できる。また、ZedのソースコードはGitHub上で公開されている

おすすめ記事

記事・ニュース一覧