桜が咲き始めた3月に予約して、夏が過ぎて秋に入り、冬も目前に迫ったころにようやく手元に到着しました。何のことかと言えば、3月に予約したPebble 2 duoが、11月に入って手元に到着したのでレビューしていきます。
Pebbleって、どんなもの?
Pebbleを知らない人向けに紹介しておきます。
2012年、Kickstarterで出資を募り、約10億円の資金を調達しています。当時としては、クラウドファンディング史上最大の成功例と話題になり、順調な滑り出しとなっていました。
Pebble: E-Paper Watch for iPhone and Android by Pebble Technology — Kickstarter
Pebbleは、スマートウォッチの先駆けで、今のスマートウォッチのあり方を定義したデバイスです。
たとえば、腕のデバイスとスマートフォンが連携して動作するスタイルは、Pebbleが作り上げたものです。そのスマートフォンで好みのウォッチフェイスやアプリをダウンロードして楽しむ使い方もそうです。また、当時は歩数が表示されるだけで大喜びしていましたが、腕時計から健康データを取得するスタイルを作ったのもPebbleです。
その栄花は長続きせず、2016年には売り上げ不振と資金難に陥り、同年の12月にFitbitに買収されます。
2016年は、Pebble 2とPebble Time 2が発表されて、これもKickstarterで出資を募りました。筆者も出資して、初回出荷のPebble 2を手にしたのですが、当時使っていたiPhoneとの相性が悪く、頻繁に接続が切れてしまい使い物にならない代物でした。手元に残していたのですが、バッテリが膨らんだので処分しています。
もう1つ手元に残していた、カラーE InkディスプレイのPebble Timeは、バッテリが膨張することもなく、再充電で元気に動作したので時々使うことにします。
当時のまま、戻ってきました
手元に届いたPebbleの話に戻します。
予約したのは、Pebble 2 Duoの白です。カラーE Inkとタッチスクリーン搭載のPebble Time 2ではなく、こちらの方が出荷が早かったのと昔を懐かしんで選びました。
これは、2016年にPebble 2として発表したデバイスのリメイクで、驚くことに保管されていた当時の部品を再利用して造られました。9年近くは経過しているので、よくもまぁ保管していたものです。
こうした成り立ちを持つので、大幅に進化したスマートウォッチ達を横目に、当時を懐かしみ、そして、楽しめるユーザ向けで、クラッシックカーを楽しむのと同じ感覚かもしれません。
Pebbleのサービスが終了する段階で、アカウントの受け皿のrePebbleへ移行していたのが功を奏したかもしれません。長いブランクの後に使うのに、スマホにコンパニオンアプリをインストールして、Pebble2 Duoとのペアリングを済ませると、9年前に使っていたままの状態で使い始められました。これには驚いたのと、これまで間、コミニティを維持して来られた方々には頭が上がりません。
使い勝手は、良くも悪くも当時と変わりありません。
操作方法を思い出すのに時間がかかりましたが、すべての操作をハードボタンで済ませるのは、今となっては新鮮です。
ウォッチフェイスとアプリのストアも昔のままです。
気象情報を表示するウォッチフェイスは、情報を取得するサイトが無くなっていたり、あってもAPIが変更されて気象情報が表示されないなど、使えない場合があります。アプリの同様で、連携するサービスが終了していたり、公開されているすべてが完璧に動作するわけではありません。
再始動したばかりなので、すべてがこれからです。この状況を懐かしみながら楽しめるのであれば、ワクワクする相棒となるはずです。
引き出しの中もPebbleも戻ってくるよ
スマホアプリは、新しく書き換えられてAndroid版とiOS版がそれぞれのストアに公開されています。UIは、今風に見直しがされているのと最新OSでも動作します。
最新OSで動作するおかげで、引き出しの中にあったPebble Timeがまた使えるようになりました。ファームウェアのアップデートも行われて、v4.
新デバイスの購入で、Core Devicesの活動を支援するのも良いですが、こうでなくても手元に残っているPebbleを再充電して、生活の質が向上するようなアイデアをチームに提案してみるのはいかがでしょうか。提案は、モバイルアプリの
今週は、このあたりで、また来週。
