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systemdフリーのDevuan “Excalibur” 6がリリース

Devuanチームは11月2日、⁠Devuan GNU+Linux 6.0.0(開発コード:Excalibur⁠⁠」の安定版(stable)リリースを発表した。8月にリリースされた「Debian 13 ⁠Trixie⁠⁠」のフォークで、起動システムにsystemdを採用せず、SysVinit、OpenRC、Runitのいずれかを使用することができる。

Devuan 13はカーネルにLinux 6.12 LTS、デフォルトデスクトップ環境にXfceを採用しており、Cinnamon/KDE/LXQt/LXDE/MATEも選択可能となっている。利用可能なアーキテクチャはi386/amd64/armel/armhf/arm64/ppc64el/riscv64だが、i386パッケージにはLinuxイメージが含まれていない。なお、前バージョンのDevuan "Daedalus" 5.0もしくはDebian 13からDevuan 6へのアップグレード/移行も可能となっている。

Devuanチームは2年ぶりのメジャーアップデートとなったDevuan 6について「Devuan開発者一同、プロジェクトの最新安定版としてDevuan Excalibur 6のリリースを発表できることを大変うれしく思う。これはチームによる多大な努力と、Devuanコミュニティ全体による徹底的なテストの成果だ」とコミュニティに対する感謝の言葉をコメントしている。なお、次のバージョンとなるDevuan 7の開発コードは「Freia(フレイヤ:北欧神話に登場する女神⁠⁠」と発表されている。

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