Linus Torvaldsは11月30日
Linux 6.
- スラブアロケータに2個の空きオブジェクトの配列で構成される
「シーブ (sheaves)」というCPUごとのキャッシュ機能を追加し、メモリ割り当て/解放のパフォーマンスを向上 - SSDやHDDといった低速なブロックデバイスの前段に配置する高性能な永続メモリキャッシュ
「dm-pcache」 (DeviceMapperに新たなターゲットとしてdm-pcacheを追加) - pidfdと同様に、プロセス名前空間をファイルハンドルとして管理可能に
( name_およびto_ handle_ at() open_を使用して名前空間ファイルハンドルのエンコード/デコードを実現)by_ handle_ at() - TCPにおける正確な明示的輻輳通知
(Explicit Congestion Notification:ECN) のイニシャルサポート - TCP接続の転送中データを暗号化するGoogle開発のセキュリティプロトコル
「PSP (PSP Security Protocol)」のサポート - スワップテーブル
(swap table) および新しいスワップ抽象化レイヤの導入によるスワップパフォーマンスの向上 - UDP受信パフォーマンスの改善
(受信側のUDPスタックの最適化) - 暗号署名付きBPFプログラムのイニシャルサポート
(権限のないユーザも検証済みのBPFプログラムをロード可能に) - NFSサーバのI/
Oキャッシュを無効にするプロトタイプ … キャッシュの削除によりNFSサーバの双方向スケーリングが容易に - メモリ管理を行う構造体
struct pageの改善に向けた最初の取り組みとしてmemdesc_の使用を開始flags_ t (struct pageの肥大化を解消する施策の第1段階、将来的には struct pageはstruct slabとstruct folioから分離される予定) - Bcachefsのメインラインからの完全削除
- AndroidのBinderドライバのRustによる書き換えなど、メインラインにおけるRustコードの増加
なお、Linux 6.
Linusはすでに次のカーネルとなる
