Numerical Recipes in C 日本語版
1993年5月25日紙版発売
W.H/Press他 著
B5変形判/680ページ
定価5,233円(本体4,757円+税10%)
ISBN 4-87408-560-1
書籍の概要
この本の概要
各話題について,一般的な解説と数学,アルゴリズムの解説を同量に紹介。数値計算の手引き書としてお勧め。英語圏では有名な名著の日本語訳。訳は奥村先生です。
こんな方におすすめ
- C言語の数値計算アルゴリズムを理解したい方
目次
第1章 準備
- 1.0 はじめに
- 1.1 プログラムの構成と制御構造
- 1.2 科学計算のためのC言語プログラム作法
- 1.3 誤差,正確さ,安定性
第2章 連立1次方程式の解法
- 2.0 はじめに
- 2.1 Gauss-Jordan法
- 2.2 Gaussの消去法と後退代入
- 2.3 LU 分解
- 2.4 逆行列
- 2.5 行列式
- 2.6 3重対角な連立1次方程式
- 2.7 連立方程式の解の反復改良
- 2.8 Vandermonde 行列と Toeplitz行列
- 2.9 特異値分解
- 2.10 疎な連立1次方程式
- 2.11 逆行列の計算は N3乗 の過程か?
第3章 補間と補外
- 3.0 はじめに
- 3.1 多項式による補間・補外
- 3.2 有理関数による補間と補外
- 3.3 3次スプライン補間
- 3.4 整列した表の探索法
- 3.5 補間多項式の係数
- 3.6 2次元以上の補間
第4章 関数の積分
- 4.0 はじめに
- 4.1 等間隔分点の古典公式
- 4.2 初等的なアルゴリズム
- 4.3 Romberg 積分
- 4.4 変格積分
- 4.5 Gauss(ガウス)の求積法
- 4.6 多次元積分
第5章 関数の計算
- 5.0 はじめに
- 5.1 級数と収束性
- 5.2 連分数の計算
- 5.3 多項式と有理関数
- 5.4 漸化式と Clenshaw の漸化公式
- 5.5 2次方程式,3次方程式
- 5.6 Chebyshev 近似
- 5.7 Chebyshev 近似した関数の微分と積分
- 5.8 Chebyshev 係数からの多項式近似
第6章 特殊関数
- 6.0 はじめに
- 6.1 ガンマ関数,ベータ関数,階乗関数,2項係数
- 6.2 不完全ガンマ関数,誤差関数,X2乗確率関数,累積 Poisson関数
- 6.3 不完全ベータ関数,Studentの分布,F分布,累積2項分布
- 6.4 整数次の Bessel関数
- 6.5 整数次の変形 Bessel関数
- 6.6 球面調和関数
- 6.7 楕円積分と Jacobiの楕円関数
第7章 乱数
- 7.0 はじめに
- 7.1 一様乱数
- 7.2 変換法:指数乱数,正規乱数
- 7.3 棄却法:ガンマ,ポアソン,2項乱数
- 7.4 ランダムなビットの生成
- 7.5 データ暗号化に基づく乱数列
- 7.6 モンテカルロ積分
第8章 ソーティング
- 8.0 はじめに
- 8.1 単純挿入法と Shellソート
- 8.2 ヒープソート
- 8.3 索引づけと順位づけ
- 8.4 クイックソート
- 8.5 同値類の決定
第9章 非線形方程式と非線形連立方程式の解法
- 9.0 はじめに
- 9.1 囲い込み法と二分法
- 9.2 割線法,挟み撃ち法
- 9.3 Van Wijingaarden-Dekker-Brent 法
- 9.4 微分を利用した Newton-Raphson 法
- 9.5 多項式の根
- 9.6 非線形連立方程式の Newton-Raphson 法
第10章 関数の最大・最小
- 10.0 はじめに
- 10.1 1次元の黄金分割法
- 10.2 方物線補間と Brentの方法(1次元)
- 10.3 1階導関数を使う1次元探索
- 10.4 多次元の滑降シンプレックス法
- 10.5 多次元の方向集合
- 10.6 多次元の共役勾配法
- 10.7 多次元の可変計量法
- 10.8 線形計画法とシンプレックス(単体)法
- 10.9 アニーリング法
第11章 固有値問題の数値計算法
- 11.0 はじめに
- 11.1 対称行列の Jacobi変換
- 11.2 対称行列の3重対角化:Givens変換,Householder変換
- 11.3 3重対角行列の固有値,固有ベクトル
- 11.4 Hermite 行列
- 11.5 一般行列の Hessenberg形への変換
- 11.6 実 Hessenberg行列のQR法
- 11.7 逆反復法による固有値の改良と固有ベクトルの計算
第12章 フーリエ変換
- 12.0 はじめに
- 12.1 離散データのFourier変換
- 12.2 高速 Fourier変換
- 12.3 実関数の FFT,サイン・コサイン変換
- 12.4 FFTによる畳込みと逆畳込み
- 12.5 FFTによる相関と自己相関
- 12.6 FFTによる最適(Wiener)フィルタ
- 12.7 FFTによるパワースペクトルの推定
- 12.8 最大エントロピー(全極)法によるパワースペクトル推定
- 12.9 時間領域でのディジタルフィルタ
- 12.10 線形予測と線形予測符号化
- 12.11 2次元以上の FFT
第13章 データの統計的記述
- 13.0 はじめに
- 13.1 分布のモーメント:平均,分散,歪度など
- 13.2 メディアンの効率的な探索
- 13.3 連続データの最頻値の推定
- 13.4 二つの分布が同じ平均値・分散を持つかどうかの検定
- 13.5 二つの分布は異なるのか?
- 13.6 2分布の分割表による解析
- 13.7 線形相関
- 13.8 ノンパラメトリック(順位)相関
- 13.9 データのスムージング
第14章 データのモデル化
- 14.0 はじめに
- 14.1 最尤推定量としての最小2乗法
- 14.2 データの直線への当てはめ
- 14.3 一般の線形最小2乗法
- 14.4 非線形モデル
- 14.5 モデルパラメータの推定値の信頼限界
- 14.6 ロバスト推定
第15章 常微分方程式の数値解法
- 15.0 はじめに
- 15.1 Runge-Kutta
- 15.2 Runge-Kuttaに対する適応刻み幅制御
- 15.3 修正中点法
- 15.4 Richardson 補外と Bulirsch-Store 法
- 15.5 予測子・修正子法
- 15.6 硬い連立方程式
第16章 2点境界値問題
- 16.0 はじめに
- 16.1 ねらい撃ち法
- 16.2 適合点へのねらい撃ち
- 16.3 緩和法
- 16.4 実例:回転楕円体調和関数
- 16.5 メッシュ点の自動割当て
- 16.6 内点での境界条件,特異点の処理
第17章 偏微分方程式
- 17.0 はじめに
- 17.1 流束保存の初期値問題
- 17.2 拡散初期値問題
- 17.3 多次元の初期値問題
- 17.4 境界値問題の Fourier法,巡回還元法
- 17.5 境界値問題の緩和法
- 17.6 演算子分割法と ADI
付録A 参考文献
付録B プログラムの依存関係
付録C プロトタイプ宣言一覧
付録D ユーティリティルーチン
付録E 複素数演算パッケージ
索引
掲載プログラム販売のお知らせ
訳者あとがき
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