はじめてのUNIXコマンドライン
2000年2月25日紙版発売
武藤健志 著
A5判/296ページ
定価2,178円(本体1,980円+税10%)
ISBN 4-7741-0954-1
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書籍の概要
この本の概要
Windowsでパソコンに親しんでいることを前提にしたUNIXコマンドラインの入門書。コマンドごとにページを分けて見やすくしました。また,実行例や理解補助のための図解が満載! 一般ユーザとして必要なコマンドだけを厳選してあり,入門書として最適です。
こんな方におすすめ
- UNIXを独学で学ぼうとしている方
- UNIX入門者
目次
- 目次
- 本書の読みかた
1章 基礎知識
- 1-01 ログイン
- ●ログインの手順
- [コラム]正しいキーボードの打ち方
- [コラム]入力した文字が違う !
- [コラム]システム管理者とは ?
- 1-02 コンソールと端末
- 1-03 コマンド
- ●コマンドとは,コマンドラインとは
- ●コマンドのオプション
- [コラム]Command not found ?
- ●動かなくなったらCtrl+C
- [コラム]補完機能
- 1-04 ファイルとディレクトリ
- ●ファイルとは,ディレクトリとは
- ●ディレクトリ階層の例
- ●ホームディレクトリ
- ●「カレントディレクトリ」と「親ディレクトリ」
- ●絶対パス表記と相対パス表記
- 1-05 終了(ログアウト)
- 1-06 ディレクトリ階層
2章 オンラインマニュアル
- 2-01 オンラインマニュアル
- ●オンラインマニュアルを表示する man
- [コラム]日本語マニュアル
- 2-02 オンラインマニュアルの項目立て
- 2-03 オンラインマニュアルの検索
- ●本文の検索
- ●キーワードからマニュアル名を逆検索
- ●キーワードでオンラインマニュアルを検索する man -k
- ●1行説明を表示する whatis
- 2-04 マニュアルのセクション
- ●セクションを指定してオンラインマニュアルを表示する man
3章 ファイルの操作
- ●ファイル一覧を表示する ls
- ●ファイル一覧を詳細モードで表示する ls -l
- [コラム]拡張子とWindowsのフォルダオプション
- ●隠しファイルも含めてファイル一覧を表示する ls -a
- ●ファイルの種類のマークを付けてファイル一覧を表示する ls -F
- [コラム]オプションの併記
- [コラム]GNU式オプション表記
- ●ファイルをコピーする cp
- ●上書き確認しながらファイルをコピーする cp -i
- ●ファイルを移動する mv
- ●上書き確認しながらファイルを移動する mv -i
- ●ファイル名を変更する mv
- ●ファイルを削除する rm
- ●削除確認しながらファイルを削除する rm -i
- [コラム]パーミッション
- [コラム]ワイルドカード
- ●リンクを張る ln
- [コラム]リンクとショートカット
- ●シンボリックリンクを張る ln -s
4章 ディレクトリの操作
- ●カレントディレクトリを表示する pwd
- ●カレントディレクトリを変更する cd
- ●ディレクトリを作成する mkdir
- ●中間ディレクトリも含めてディレクトリを作成する mkdir -p
- ●ディレクトリを削除する rmdir
- ●ディレクトリを中身を含め削除する rm -r
- ●ディレクトリをコピーする cp -r
- [コラム]再帰
- [コラム]ファイルのサイズ
- ●ディレクトリを移動する mv
- ●ディレクトリ名を変更する mv
- ●ファイルサイズを調べる ls -l
- ●ディレクトリ内のサイズを調べる du
- ●バイト単位でディレクトリ内のサイズを調べる du -b
- ●メガバイト単位でディレクトリ内のサイズを調べる du -m
- ●ディレクトリ内のサイズを調べて集計する du -s
- [コラム]パーティション
- ●パーティションのサイズを調べる df
- ●キロバイト単位でパーティションのサイズを調べる df -k
- ●メガバイト単位でパーティションのサイズを調べる df -m
5章 ファイルの内容
- ●ファイルの内容を1画面ずつ表示する more
- ●より高度なmore less
- ●ファイルの内容を表示する cat
- ●ファイルをつなげる cat
- ●ファイルの種類を知る file
- ●テキストファイルの情報を調べる wc
- ●先頭ブロックを表示する head
- ●末尾ブロックを表示する tail
- ●データを整列する sort
- ●逆順に整列する sort -r
- ●数値を整列する sort -n
- ●ファイルを編集する vi
- ●ファイルを編集する emacs
6章 ファイルやテキストの検索
- ●ファイルを探す find -print
- ●指定した日数以前/以降に更新されたファイルを探す find -mtime
- ●指定したワイルドカードに合うファイルを探す find -name
- ●指定したファイルサイズに合うファイルを探す find -size
- ●指定したファイルの種類に合うファイルを探す find -type
- ●探したファイルに対してコマンドを実行する find -exec
- [コラム]findの条件を複数指定するには
- ●コマンドプログラムファイルを探す which
- ●該当するすべてのコマンドプログラムファイルを探す where
- ●文字列を探す grep
- ●大文字小文字の区別なしに文字列を探す grep -i
- ●行番号付きで文字列を探す grep -n
- ●文字列を含んでいない行を探す grep -v
- ●正規表現で文字列を探す egrep
7章 ファイルの印刷
- ●PostScriptとは
- ●テキストファイルをPostScriptに変換する e2ps
- [コラム]正常終了時には何もしない
- [コラム]TeX
- ●PostScriptファイルを印刷する(BSD) lpr
- [コラム]標準プリンタの設定
- ●PostScriptファイルを印刷する(System V) lp
- [コラム]Linuxの印刷環境
- ●プリンタの状態を調べる(BSD) lpq
- ●プリンタの状態を調べる(System V) lpstat
- ●印刷キューを取り消す(BSD) lprm
- ●印刷キューを取り消す(System V) cancel
8章 ファイルの圧縮
- ●圧縮と伸張
- ●ファイルをまとめる tar cf
- ●tarballをテストする tar tf
- ●tarballを展開する tar xpf
- ●処理の現在の状況を表示する tar v
- ●ファイルの圧縮 gzip
- ●ファイルを伸張する gunzip
- [コラム]GNUのtarとgzip
- [コラム]gzipが入っていない場合には
- ●伸張して出力する zcat
- ●より高密度なファイルの圧縮と伸張 bzip2, bunzip2, bz2cat
- ●LZHの圧縮 lha a
- ●LZHファイルのテスト lha t
- ●LZHファイルの伸張と展開 lha x
- ●ZIPの圧縮 zip
- ●ZIPファイルのテスト unzip -l
- ●ZIPファイルの伸張と展開 unzip
9章 MS-DOSフロッピーディスクの操作
- ●フロッピーディスクのファイル一覧を表示する mdir
- ●フロッピーディスクにファイルをコピーする mcopy
- ●フロッピーディスクからファイルをコピーする mcopy
- ●フロッピーディスクにファイルを移動する mmove
- ●フロッピーディスクからファイルを移動する mmove
- ●フロッピーディスクのファイルを削除する mdel
- ●フロッピーディスクにディレクトリを作成する mmd
- ●フロッピーディスクの基準ディレクトリを移動する mcd
- ●フロッピーディスクの基準ディレクトリを確認する mcd
- ●フロッピーディスクのディレクトリを削除する mrd
10章 日本語テキストのコード変換
- ●日本語エンコーディングと改行文字
- ●日本語エンコーディングを調べる file2
- ●WindowsファイルをUNIXファイルに変換する nkf -d -e
- ●UNIXファイルをWindowsファイルに変換する nkf -c -s
- ●JIS方式に変換する nkf -j
- [コラム]日本語エンコーディングの自動判別
第11章 時間の操作
- ●時間や日付を調べる date
- ●時間をフォーマット化して表示する date +
- ●ファイルの更新時刻を現在時刻に変える touch
- ●ファイルの更新時刻を指定の時刻に変える touch -t
- ●別のファイルに更新時刻を合わせる touch -r
- ●カレンダー表示 cal
- ●年間カレンダー表示 cal -y
- ●任意の年月のカレンダー表示 cal
12章 プロセス
- ●プロセスを中止する Ctrl+C
- [コラム]「There are suspended jobs」?
- ●プロセスをサスぺンド(一時停止)する Ctrl+Z
- ●ジョブを表示する jobs
- [コラム]プロセスの状態
- ●サスペンドプロセスをバックグラウンドにする bg
- ●バックグラウンドでコマンドを実行する &
- ●プロセスをフォアグラウンドに戻す fg
- ●プロセスを停止する(ジョブ番号) kill -HUP %
- ●プロセスを殺す(ジョブ番号) kill -KILL %
- ●プロセスを表示する ps
- ●すべてのプロセスを表示する ps aux
- ●プロセスを停止する(プロセス番号) kill -HUP
- ●プロセスを殺す(プロセス番号) kill -KILL
13章 ネットワークとマルチユーザ
- ●マシンに接続する telnet
- [コラム]telnetのコマンドモード
- ●マシンにログインしているユーザーの一覧を表示する who
- [コラム]ユーザーとグループ
- ●ユーザーのグループ情報を表示する id
- ●パーミッションの変更(所有者) chmod u
- ●パーミッションの確認 ls -l
- ●パーミッションの変更(グループ) chmod g
- ●パーミッションの変更(他人) chmod o
- ●パーミッションの変更(全員) chmod a
- ●数値によるパーミッションの変更 chmod 数値
- ●ディレクトリ以下のすべてのファイルのパーミッションの変更 chmod -R
- ●グループの変更 chgrp
- ●ディレクトリ以下のすべてのファイルのグループの変更 chgrp -R
- ●指定したユーザーが所有者になっているファイルを探す find -user
- ●指定したグループに所属しているファイルを探す find -group
- ●指定したパーミッションのファイルを探す find -perm
- ●パスワードの変更 passwd
- ●ほかのユーザーの自己紹介を見る finger
- ●おしゃべりをする talk
- ●端末への外部からの書き込み要求の対応を設定する mesg
- [コラム]IRC
- ●ファイルをやり取りする ftp
- [コラム]Anonymous FTP(匿名FTP)
- ●ftp先のファイル一覧を表示する(ftpサブコマンド) ls
- ●ftp先のカレントディレクトリを変更する(ftpサブコマンド) cd
- ●ftp先のカレントディレクトリを表示する(ftpサブコマンド) pwd
- ●ftpで送受信するファイルの種類を設定する(ftpサブコマンド) ascii, binary
- ●ftpでファイルを取得する(ftpサブコマンド) get
- ●ftpでファイルを送る(ftpサブコマンド) put
- ●ftpでファイルをまとめて取得する(ftpサブコマンド) mget
- ●ftpでファイルをまとめて送る(ftpサブコマンド) mput
- ●確認プロンプトを出さないようにする(ftpサブコマンド) prompt
- ●ftpサブコマンドの説明を表示する(ftpサブコマンド) help
第14章 シェル
- 14-1 シェルとは
- 14-2 別のシェルを起動する
- ●シェルを起動する シェル名
- ●シェルを終了する exit
- 14-3 ログインシェル
- ●ログインシェルを変更する chsh
- [コラム]/etc/shells
- 14-4 プロンプト
- ●プロンプトとは
- ●プロンプトの変更
- ●プロンプトを変更する(bash) PS1=
- ●プロンプトを変更する(TCsh) set prompt
- 14-5 エイリアス
- ●エイリアスとは
- ●エイリアスを臨時に取り消す \optエイリアス名/opt
- ●エイリアスの設定と解除
- ●エイリアスを設定する(bash) alias
- ●エイリアスを解除する(bash) unalias
- ●エイリアスを設定する(TCsh) alias
- ●エイリアスを解除する(TCsh) unalias
- 14-6 コマンドラインの編集
- ●補完機能
- ●訂正や編集のキー操作
- 14-7 履歴機能
- ●履歴を呼び出す
- ●履歴の確認
- ●履歴一覧を表示する history
- ●履歴一覧を削除する history -c
- ●番号による履歴の呼び出し
- ●番号で履歴を呼び出す !<opt>履歴番号</opt>
- 14-8 リダイレクトとパイプ処理
- ●標準入出力とリダイレクト
- ●標準入力のリダイレクト
- ●標準入力をリダイレクトする <
- ●標準出力のリダイレクト
- ●標準出力をリダイレクトする >
- ●標準出力時の上書き設定
- ●標準出力の追加リダイレクト
- ●標準出力を追加リダイレクトする &
- ●標準エラー出力
- ●標準出力だけのリダイレクト(bash) 1>
- ●標準エラーだけのリダイレクト(bash) 2>
- ●標準出力と標準エラー出力をまとめてリダイレクト >&
- ●パイプ
- ●パイプ(前のコマンドと後ろのコマンドをつなぐ) |
- ●標準エラーも渡すパイプ |&
- [コラム]パイプとリダイレクトの組み合わせ
- 14-9 変数と設定
- ●シェル変数
- ●シェル変数に値を設定する(bash) <opt>変数名</opt>=
- ●シェル変数に複数の値を設定する(bash) <opt>変数名</opt>=
- ●シェル変数に値を設定する(TCsh) set
- ●--コラム--PATHの役割と「.」
- ●シェル変数に複数の値を設定する(TCsh) set
- ●現在設定しているシェル変数の一覧を表示する set
- ●設定したシェル変数を取り消す unset
- ●環境変数とは
- ●環境変数の設定
- ●環境変数を設定する(bash) export
- ●設定した環境変数を取り消す(bash) export -n
- ●環境変数を設定する(TCsh) setenv
- ●環境変数を設定する(TCsh) unsetenv
- ●現在の環境変数の一覧を見る env
- 14-10 設定ファイル
- ●設定ファイルの役割
- ●設定ファイルの読み込み順序
付録 簡易リファレンス
- vi簡易リファレンス
- Emacs簡易リファレンス
- コマンド簡易リファレンス
- 索引
この本に関連する書籍
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UNIXコマンド ポケットリファレンス ビギナー編
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