まるごと図解シリーズ最新 C言語がわかる
2002年9月18日紙版発売
高田美樹 著
A5判/288ページ
定価1,738円(本体1,580円+税10%)
ISBN 4-7741-1572-X
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書籍の概要
この本の概要
この一冊でCの全貌がひととおり学習できる内容です。プログラミングとはどういうものなのかという基礎から出発し,座学の抽象性にとどまらずC言語のしくみにまで踏み込んで解説します。ポインタ・関数・構造体にいたるまで理解につまづくことなく読み進められます。
こんな方におすすめ
- ソフトウェア開発の基礎・プログラミングの考え方を学びたい方
- プログラミングが初めての方
- 情報処理技術者試験(基本情報技術者)の受験準備に
著者の一言
本書では,C言語の文法をただマスターすればよいというのではなく,C言語を通して,プログラミングを行うための環境整備,開発の手順,考え方を学んでいただくことを主眼としています。読者の皆さんにとってIT技術者への第一歩となりますことを,また,もっと気楽に,プログラミング世界の扉を開くきっかけとなりますことを,願っております。
目次
第1部 C言語の基礎知識
- 1章 プログラムはどうして動くのか
- 1-1 ハードウェアとソフトウェア
- 1-2 コンピュータの頭の中を覗いてみると
- 1-3 オペレーティングシステムの役割
- 1-4 MS-DOSとWindows
- 1-5 ソフトウェアの正体
- 1-6 ファイルとフォルダ
- 2章 プログラミングとは何をするものなのか
- 2-1 あそこにも,ここにもプログラム
- 2-2 いろいろなプログラム言語
- 2-3 コンパイラ言語とインタプリタ言語
- 2-4 イベントドリブン型と手続き型
- 2-5 設計とは,何を考えればいいのか
- 2-6 アルゴリズムとは何か
- 2-7 プログラム開発の手順
- 2-8 プログラムの3つの基本構造
- 2-9 流れ図はプログラムを考えるための道具
- 3章 C言語を使ってみよう
- 3-1 C言語の生い立ち
- 3-2 C言語は構造化プログラミング向き
- 3-3 C言語は万能な優等生
- 3-4 C言語が進化したC++
- 3-5 Cコンパイラの準備
- 3-6 はじめて書くプログラム
- 3-7 コンパイルそして実行
- 3-8 Cプログラムの形式
- 3-9 画面に情報を表示する
第2部 C言語プログラミングの実際
- 4章 情報の器を用意して演算してみよう
- 4-1 データを型に分類する
- 4-2 変数を使う
- 4-3 変数の中の情報を表示する
- 4-4 数値データを編集して表示する
- 4-5 配列を使ってデータをまとめて扱う
- 4-6 配列を使って文字列を表現する
- 4-7 文字データを編集して表示する
- 4-8 配列名とアドレスとprintf
- 4-9 算術演算子とデータの型
- 4-10 代入演算子
- 4-11 増分・減分演算子と配列処理
- 4-12 ビット単位の演算子
- 4-13 2次元配列を使って表を作ろう
- 4-14 アドレスを扱うポインタ変数
- 4-15 ポインタ専用の演算子
- 4-16 配列を指すポインタ
- 4-17 ポインタの加減算
- 4-18 ポインタ配列
- 4-19 何も指さないポインタNULL
- 4-20 キーボードからのデータの入力
- 5章 プログラムの流れを制御してみよう
- 5-1 条件を満たす・満たさない
- 5-2 条件による処理の選択 〜選択構造?〜
- 5-3 多分岐からの選択 〜選択構造?〜
- 5-4 同じ文の繰り返し 〜反復構造?〜
- 5-5 for文による反復表現 〜反復構造?〜
- 5-6 配列のデータと繰り返す処理 〜反復構造?〜
- 5-7 合計を算出するアルゴリズム
- 5-8 最大値・最小値を求めるアルゴリズム
- 5-9 文字列を複写するアルゴリズム
- 5-10 文字列の長さを求めるアルゴリズム
- 5-11 文字列を合成するアルゴリズム
- 5-12 文字列の大小関係を求めるアルゴリズム
- 5-13 処理のまとまりを関数にする
- 5-14 関数と変数の有効範囲(スコープ)
- 5-15 関数に情報を渡す引数
- 5-16 配列を引数に渡す
- 5-17 ポインタを引数に渡す
- 5-18 自分を呼び出す再帰関数
- 5-19 ライブラリ関数を便利に使う
- 5-20 文字列を処理するライブラリ関数を使う
- 5-21 文字列数値変換ライブラリ関数を使う
- 5-22 メモリ操作ライブラリ関数を使う
- 6章 構造体とファイル処理
- 6-1 構造体でデータをまとめて扱う
- 6-2 構造体型変数と演算子
- 6-3 構造体型配列
- 6-4 構造体型のメンバ
- 6-5 ポインタ型のメンバ
- 6-6 自分と同じ構造体を指すポインタ型メンバ
- 6-7 ファイル操作とは
- 6-8 ファイル処理を行うライブラリ関数
- 6-9 ファイルの情報を構造体に