情報処理試験シリーズ基本情報技術者試験 らくらく突破 CASL?
2002年11月1日紙版発売
八鍬幸信 著
A5判/376ページ
定価2,728円(本体2,480円+税10%)
ISBN 4-7741-1606-8
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書籍の概要
この本の概要
CASL?をマスターするには,過去問題を徹底的に研究・分析した本書が最適です。プログラム全体イメージの把握から数の表現,命令の意味や使い方について,段階的にていねいに解説。出題傾向に合わせて厳選した問題を繰り返し解くことで応用力を養成できます。
こんな方におすすめ
- CASL?で基本情報技術者試験合格をめざす人
- 基礎からCASL?を学びたい人
- アセンブラについての理解を深めたい人
目次
第1章 CASLIIとはこんなもの
- 1. コンピュータで計算を行うには
- 1.1 コンピュータとはどんな装置か
- 1.2 プログラムとデータは記憶装置に格納される
- 1.3 演算はレジスタで行われる
- 1.4 よりアセンブラ言語らしく
- 1.5 A+B→CをCASLIIで書くと
- 2. COMETIIの記憶装置とレジスタ
- 2.1 COMETIIの記憶装置の構造
- 2.2 記憶の最小単位はビットである
- 2.3 演算に使えるレジスタは8つ
- 2.4 命令の実行順序を制御するプログラムレジスタ
- 3. アドレス修飾をマスターしよう
- 3.1 アドレス修飾で番地を水増し
- 3.2 CASLIIでのアドレス修飾の表現法
- 3.3 アドレス修飾はこう使う
- 3.4 アドレス修飾でプログラム作成功率がアップ
- 4. コンピュータは0と1の世界に生きる
- 4.1 機械語は0と1の組み合わせでできている
- 4.2 CASLIIから機械語への変換
- 4.3 CASLIIの命令は3種類ある
- 4.4 プログラム全体を見てみよう
第2章 2進法と16進法を征服する
- 1. 10進法だけが数ではない
- 1.1 10進法をあらためて考えれば
- 1.2 2進数とは
- 1.3 8進法とは
- 1.4 16進法とは
- 1.5 10進数から2進数への変換
- 1.6 手指による簡便な方法
- 1.7 10進数から8進数,16進数への変換
- 1.8 2進数の加算規則
- 2. 負数は補数で表す
- 2.1 負数の補数表現とは
- 2.2 2Wに対する補数の作り方
- 2.3 2進数の減算は補数を利用できる
- 2.4 16ビットで扱える数の範囲
第3章 CASLIIプログラムの書法
- 1. プログラムはこう書こう
- 1.1 コーディングとは
- 1.2 命令の表記法に慣れよう
- 2. アセンブラに対する指示はアセンブラ命令で
- 2.1 START命令
- 2.2 END命令
- 2.3 DC命令
- 2.4 DS命令
- 3. データのやりとりは転送命令で
- 3.1 LD(LoaD)命令
- 3.2 ST(STore)命令
- 3.3 LAD(Load Address)命令
- 4. 算術加算・減算と論理加算・減算
- 4.1 ADDA(ADD Arithmetic)命令
- 4.2 SUBA(SUBtract Arithmetic)命令
- 4.3 ADDL(ADD Logical)命令
- 4.4 SUBL(SUB Logical)命令
- 5. 数の比較は比較演算命令で
- 5.1 CPA(ComPare Arithmetic)命令
- 5.2 CPL(ComPare Logical)命令
- 6. 分岐命令で好きなところへジャンプ
- 6.1 JMI(Jump on MInus)命令
- 6.2 JPL(Jump on PLus)命令
- 6.3 JNZ(Jump on Non Zero)命令
- 6.4 JZE(Jump on ZEro)命令
- 6.5 JOV(Jump on OVerflow)命令
- 6.6 JUMP(unconditional JUMP)命令
- 7. 論理を操る
- 7.1 論理演算とは何か
- 7.2 AND命令
- 7.3 OR命令
- 7.4 XOR(eXclusive OR)命令
- 8. けたの移動で乗算や除算ができる
- 8.1 SLA(Shift Left Arithmetic)命令
- 8.2 SRA(Shift Right Arithmetic)命令
- 8.3 SLL(Shift Left Logical)命令
- 8.4 SRL(Shift Right Logical)命令
- 9. プッシュとポップ
- 9.1 スタックとは何か
- 9.2 PUSH(PUSH effective address)命令
- 9.3 POP(POP up)命令
- 10. 副プログラムを使ってむだを省く
- 10.1 副プログラムとは何か
- 10.2 CALL(CALL subroutine)命令とRET(RETurn from subroutine)命令
- 10.3 汎用レジスタを多目的に使う
- 11 マクロ命令を使う
- 11.1 データの入力はIN命令で
- 11.2 処理結果の出力はOUT命令で
第4章 構造を理解する
- 1. CASLIIプログラム解明のコツ
- 1.1 プログラムの全体構造を把握する
- 1.2 ループに注意して細部を見る
- 2. コツのトレーニング
- 2.1 トレーニングその1
- 2.2 トレーニングその2
第5章 実践力をつけよう
- 1. 入出力処理
- 1.1 ゼロ抑制処理
- 1.2 位取りの方法
- 1.3 浮動挿入編集
- 1.4 16進表記のメモリダンプ
- 2. ビット列操作
- 2.1 パリティチェック
- 2.2 ビットの入れ替え
- 2.3 循環シフト
- 3. 数の変換
- 3.1 16進数字の2進数データへの変換
- 3.2 入力データの圧縮処理
- 3.3 10進数字の2進数データへの変換
- 3.4 文字コードの16進表現
- 4. 値の大小比較
- 4.1 最大値と最小値
- 4.2 大小判定
- 5. テーブル操作
- 5.1 テーブルの編集
- 5.2 通信状態の管理
- 6. 四則演算
- 6.1 乗算
- 6.2 商品コードの検査数字
- 6.3 小数部の処理
- 6.4 倍精度整数の加算
- 7. 文字列処理
- 7.1 文字列圧縮
- 7.2 タブの設定
- 8. データ構造
- 8.1 リスト処理(その1)
- 8.2 リスト処理(その2)
- 8.3 キュー構造
- テーマ別問題演習
Appendix
- アセンブラ言語の仕様