詳解 Sun ONE Application Server7 パーフェクトガイド
2003年6月9日紙版発売
サン・マイクロシステムズ(株)SunONE事業部 著
B5変形判/512ページ/CD2枚
定価4,378円(本体3,980円+税10%)
ISBN 4-7741-1744-7
書籍の概要
この本の概要
Sun One AS7はJ2EEベースのアプリケーションサーバであり,Javaを生んだサン・マイクロシステムズ社が提案するWebシステムソリューションです。本書ではSun ONE AS7の概要にはじまり,インストール,管理,アプリケーション作成,API活用など,アプリケーションサーバを扱うために必要なノウハウをぎっしり詰め込みました。現場でSun ONE ASに触れている方なら必ず手元に置いておきたいバイブルに仕上がっています。対応OSはWindowsおよびSolarisです。
こんな方におすすめ
- J2EE技術者
- Webアプリケーションサーバ管理者
- Webアプリケーション開発者
著者の一言
Sun ONE Application Server 7はJ2EE 1.3に準拠し,JAX APIをはじめとするWebサービステクノロジを実装したアプリケーションサーバです。本書は,Webアプリケーションにおけるデファクトスタンダード技術であるJ2EEやWebサービステクノロジを学ぼうとされる方や,無償版のSun ONE Application Server 7, Platform Editionを実際に利用する方々のために,アプリケーションのinstallからWebサービスアプリケーションの開発まで,非常に幅広い範囲をカバーしています。加えて,無償版J2EE アプリケーションサーバSun ONE Application Server 7, Platform Editionだけでなく統合開発ツール Sun ONE Studio 4 (トライアル版)も添付CD-ROMに収録し,すぐにJ2EE/Webサービスアプリケーション開発が進められる構成としています。J2EE/Webサービスに興味を持っている方,実際のWebアプリケーション開発者の方に,ご活用いただければ幸いです。
目次
Chapter 1 概要
- 1-1 アプリケーションサーバとは?
- 1.1.1 .企業情報システムのアーキテクチャの変遷
- 1-2 J2EEとは
- 1.2.1 .アプリケーションサーバの業界標準仕様
- 1.2.2 .コンポーネントとコンテナ
- 1.2.3 .パッケージング
- 1.2.4 .J2EE1.3仕様APIの概要
- 1-3 Sun ONE Application Server 7の仕様
- 1.3.1 .Sun ONE(Open Network Environment)とは?
- 1.3.2 .Sun ONE Application Server 7の商品ラインアップ
- 1.3.3 .Sun ONE Application Server 7のアーキテクチャ
- 1.3.4 .Sun ONE Application Server 7の主な特徴
Chapter 2 Sun ONE Application Server 7のインストールと動作確認
- 2-1 インストール方法/インストールの種類/インストールコンポーネントについて
- 2.1.1 .インストール方法
- 2.1.2 .インストールの種類
- 2.1.3 .インストールコンポーネント
- 2.1.4 .対応ソフトウェア
- 2.2 .Solaris環境でのインストール
- 2.2.1 .インストール前の確認事項
- 2.2.2 .Solaris環境でのインストール手順
- 2-3 Windows環境でのインストール
- 2.3.1 .インストール前の確認事項
- 2.3.2 .Windows環境でのインストール手順
- 2-4 アンインストールについて
- 2.4.1 .Sun ONE Application Server 7のライセンス
- 2-5 ライセンスについて
- 2.5.1 .Sun ONE Application Server 7のライセンス
- 2.5.2 .ライセンスの確認方法
- 2.5.3 .ライセンスのアップグレード方法
Chapter 3 Sun ONE Application Server 7の管理
- 3.1.1 .管理サーバの起動と停止
- 3.1.2 .GUI管理インターフェースコマンドライン管理インターフェース
- 3.1.3 .管理サーバの管理
- 3-2 サーバインスタンスの管理
- 3.2.1 .サーバインスタンスの起動と停止
- 3.2.2 .サーバインスタンスの追加と削除
- 3.2.3 .サーバインスタンスの管理
- 3-3 HTTPサーバの管理
- 3.3.1 .HTTPサーバの管理
- 3.3.2 .仮想サーバの追加
- 3.3.3 .仮想サーバの管理
- 3-4 データベースの設定
- 3.4.1 .JDBCドライバの設定
- 3.4.2 .コネクションプールの設定
- 3.4.3 .JDBCデータソースの設定
- 3.4.4 .特続マネージャの設定
- 3-5 JMSの設定
- 3.5.1 .JMSサービスの設定
- 3.5.2 .物理送信先の設定
- 3.5.3 .送信先リソースの設定
- 3.5.4 .接続ファクトリの設定
- 3-6 その他のリソース管理
- 3.6.1 .JNDIの管理
- 3.6.2 .Javaメールセッションの管理
- 3.6.3 .ORB:llOPリスナーの管理
- 3-7 アプリケーションの管理
- 3.7.1 .アプリケーション
- 3.7.2 .エンタープライズアプリケーションの配備
- 3.7.3 .Webアプリケーションの配備
- 3.7.4 .EJB文字ーるの配備
- 3.7.5 .コネクタモジュールの配備
- 3.7.6 .ライフサイクルモジュールの配備
- 3-8 SSL設定
- 3.8.1 .信頼データベースを初期化
- 3.8.2 .サーバ証明書の要求
- 3.8.3 .SSL設定
- 3-9 ログと監視について
- 3.9.1 .ログレベルの設定
- 3.9.2 .ログファイルの指定
- 3.9.3 .ログ参照
- 3.9.4 .ログロケーションの設定
- 3.9.5 .監視について
- 3.10 .asadminコマンドラインユーティリティについて
- 3.10.1 .環境変数
- 3.10.2 .コマンド一覧
Chapter 4 サンプルアプリケーションの概要
- 4-1 サンプルアプリケーションの概要
- 4.1.1 .Webアプリケーションサンプル(webapps)
- 4.1.2 .Webアプリケーションセキュリティ(webapps)
- 4.1.3 .Dukeブックストア(bookstore)
- 4.1.4 .EJBアプリケーション(ejb)
- 4.1.5 .Webサービス
- 4.1.6 .RMI over llOP(rmi-iiop)
- 4.1.7 .JDBC(jdbc)
- 4.1.8 .JMS:Java Message Service(jms)
- 4.1.9 .CORBA
- 4.1.10 .Connector
- 4.1.11 .JNDI
- 4.1.12 .JDBC realm
- 4.1.13 .トランザクション(transaction)
- 4.1.14 .Java Mail(javamail/simple)
- 4.1.15 .ロギング(logging/simple)
- 4.1.16 .Duke's Bank
- 4.1.17 .ライフサイクル(Lifecycle)
- 4.1.18 .パッケージング(Packaging)
- 4.1.19 .国際化(i18n:Internationalization)
- 4.1.20 .XML(xml)
- 4.1.21 .SmartTiket 1.1.1
- 4.1.22 .アプリケーションの移行(migration)
- 4.1.23 .PetStore 1.3.01
- 4.1.24 .NSAPI
- 4-2 データベース接続サンプルアプリケーション
- 4.2.1 .サンプルアプリケーションの構成
- 4.2.2 .環境設定とアプリケーション配備
- 4.2.3 .データベースドライバの設定
- 4.2.4 .JDBC接続プールの設定
- 4.2.5 .JDBCリソース(データソース)の作成
- 4.2.6 .PointBaseデータベースの動作確認
- 4.2.7 .変更の適用
- 4.2.8 .アプリケーションの配備
- 4.2.9 .動作確認
- 4.2.10 .J2EEアプリケーションのパッケージング
- 4.2.11 .アプリケーションの変更とコマンドラインでのアプリケーションの構築配備
- 4-3 Webアプリケーションサンプル
- 4.3.1 .キャッシングWebサンプルアプリケーション
- 4.3.2 .Webアプリケーションのセキュリティ
- 4.3.3 .JDBC Realm認証サンプルアプリケーション
- 4-4 国際化サンプルアプリケーション
- 4.4.1 .Simple Servletサンプルアプリケーション
- 4.4.2 .リソースバンドルを使用した国際化されたJSP
- 4.4.3 .JavaBeanを使用したJSP
- 4.4.4 .国際化シンプルカスタムタグ
- 4.4.5 .国際化フィルタサンプル
- 4.4.6 .ロケールと文字コードのマッピング
- 4-5 EJB CMP Simpleサンプルアプリケーション
- 4.5.1 .EJB CMPとは
- 4.5.2 .CMPとBMP
- 4.5.3 .サンプルアプリケーションの動作確認
- 4.5.4 .アプリケーションの詳細
- 4.5.6 .CMPアプリケーションの開発と活用
- 4-6 ロギングサンプル
- 4.6.1 .J2EEロギング機能
- 4.6.2 .ロギングサンプルの構成
- 4.6.3 .ロギングサンプルの動作
- 4.6.4 .ロギング処理の実現
- 4.6.5 .ロギングAPIの活用
- 4-7 Java Message Service(JMS)サンプルアプリケーション
- 4.7.1 .環境変数の設定
- 4.7.2 .Sun ONE Message Queueの設定
- 4.7.3 .コマンドラインツールを利用したJMSリソースの作成
- 4.7.4 .管理コンソールを利用したJMSリソースの作成
- 4.7.5 .JMSリソースの設定
- 4.7.6 .アプリケーションの実行
- 4.7.7 .サンプルアプリケーションのソースコード
- 4.7.8 .JMSの活用
- 4-8 Webサービスアプリケーション
- 4.8.1 .Webサービスとは
- 4.8.2 .WebサービスとJava
- 4.8.3 .Sun ONE Application Server 7とWebサービス
- 4.8.4 .JAX-RPCでの開発
- 4.8.5 .Simple JAX-RPCサンプルアプリケーション
- 4-9 他アプリケーションサーバからの移行
- 4.9.1 .Sun ONE Migration Tool for Application Server 2.0の利用目的
- 4.9.2 .Sun ONE Migration Tool for Application Server 2.0の仕様
- 4.9.3 .Sun ONE Migration Toolの実行
- 4-10 ライフサイクルリスナー
- 4.10.1 .ライフサイクルリスナーとは
- 4.10.2 .ライフサイクルリスナーのサンプル
- 4.10.3 .ライフサイクルモジュールの実行
Chapter 5 Sun ONE Studio4によるアプリケーション開発
- 5-1 アプリケーション構築の前に
- 5-2 Sun ONE Studio4 Enterprise Editionのインストール準備
- 5.2.1 .インストールの概要
- 5.2.2 .サポートプラットフォーム
- 5.2.3 .システム要件
- 5-3 ソフトウェアおインストール
- 5.3.1 .J2SDKのインストール
- 5.3.2 .Sun ONE Studio4 Enterprise Edition Update1(評価版)のインストール
- 5.3.3 .Sun ONE Application Server 7連携モジュールのインストール
- 5.3.4 .インストールされたディレクトリの確認
- 5.3.5 .Sun ONE Studio4のアンインストール
- 5-4 ソフトウェアの起動
- 5.4.1 .Sun ONE Application Server 7の起動
- 5.4.2 .Sun ONE Studio4の起動
- 5-5Sun ONE Application Server連携の設定
- 5.5.1 .Sun ONE Application Serverホームの設定
- 5.5.2 .デフォルトサーバの設定
- 5.5.3 .起動/停止
- 5.5.4 .ログ確認
- 5.5.5 .アプリケーションの配備と取消し,データソースの登録
- 5-6 シンプルWebアプリケーションの構築
- 5.6.1 .アプリケーションの構成
- 5.6.2 .Webアプリケーションの作成
- 5.6.3 .アプリケーションの配備
- 5.6.4 .動作確認
- 5.6.5 .アプリケーションの配備の取消し
- 5-7 データベースアクセスWebアプリケーションの構築
- 5.7.1 .アプリケーションの構成
- 5.7.2 .Pointbaseデータベースサーバの起動
- 5.7.3 .サンプルデータの作成
- 5.7.4 .JDBC接続プールの設定
- 5.7.5 .接続プールの登録
- 5.7.6 .JDBCデータソースの定義
- 5.7.7 .JDBCデータソースの登録
- 5.7.8 .JDBC持続マネージャの定義
- 5.7.9 .JDBC持続マネージャの登録
- 5.7.10 .登録の確認
- 5.7.11 .CMPの作成
- 5.7.12 .詳細Javaクラスの作成
- 5.7.13 .Stateless Session Beanの作成
- 5.7.14 .EJBモジュールの作成
- 5.7.15 .Webモジュールの作成
- 5.7.16 .J2EEパッケージと配備
- 5.7.17 .動作確認
- 5-8 Webサービスアプリケーションの構築
- 5.8.1 .アプリケーションの構成
- 5.8.2 .Webサービスモジュールの作成
- 5.8.3 .クライアントモジュールの作成
- 5.8.4 .パッケージと配備
- 5.8.5 .動作確認
- 5-9 まとめ
Chapter 6 Sun ONE Application Framework
- 6-1 Sun ONE Application Frameworkとは
- 6-2 Sun ONE Application Framework製品ラインアップ
- 6-3 Sun ONE Application Frameworkモジュールの追加
- 6-4 Webアプリケーションの構築
- 6.4.1 .Sun ONE Webアプリケーションプロジェクトの作成
- 6.4.2 .プロジェクトの構造
- 6.4.3 .入力ページの作成
- 6.4.4 .データモデルの作成
- 6.4.5 .出力ページの作成
- 6.4.6 .入力Viewと出力Viewの連携
- 6.4.7 .配備
- 6.4.8 .動作確認
- 6-5 まとめ
Chapter 7 Netbeans Open APIsの活用
- 7-1 NetbeansとSun ONE Studio
- 7-2 Netbeansとは
- 7.2.1 .Netbeansプラットフォーム
- 7.2.2 .Netbeansモジュール
- 7.2.3 .Netbeans Open APIs
- 7.2.4 .Netbeans IDE
- 7-3 Netbeansモジュール開発環境の構築
- 7-4 Netbeansモジュールの作成
- 7.4.1 .Netbeansモジュール開発のためのファイル構成
- 7.4.2 .メニューの追加
- 7.4.3 .サンプルコードのコピー
- 7.4.4 .フォルダとファイルの削除
- 7.4.5 .Javaソースファイルの削除
- 7.4.6 .メソッドの追加
- 7.4.7 .GUIウィザードモジュール
- 7.4.8 .ステータスバーモジュール
- 7.4.9 .GUIメッセージ出力モジュール
- 7.4.10 .GUIダイアログモジュール
- 7-5 Netbeansモジュールの追加と削除
- 7.5.1 .Netbeansモジュールのインストール
- 7.5.2 .Netbeansモジュールの削除
- 7-6 まとめ
Chapter 8 まとめ
- 8-1 Sun ONE Application Server 7とSun ONE
- 8-2 J2EE Webサービスアプリケーションの今後
- 8-3 関連Sun ONE製品群
- 8.3.1 .Sun ONE Registry Server(Base)
- 8.3.2 .Sun ONE Connector Builder
- 8.3.3 .Sun ONE Integration Server,Secure Trading Agent(Base)
- 8.3.4 .Sun ONE Identity Server
- 8-4 ドキュメントとコミュニティ
- 8.4.1 .製品ドキュメント
- 8.4.2 .開発者情報とサポートコミュニティ
- 8-5 今後のJ2EEアプリケーションの開発に向けて
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