Visual Studio.NET2003 オブジェクト指向ですっきりわかる「クラスと名前空間」
- 豊田孝 著
- 定価
- 2,948円(本体2,680円+税10%)
- 発売日
- 2003.8.27[在庫なし]
- 判型
- B5変形
- 頁数
- 256ページ
- ISBN
- 4-7741-1818-4
概要
本書は、VBプログラマが使い慣れたVBscriptを武器に、.NETのオブジェクト指向をすっきり明解に解説し、最新のVisual Studio.NET 2003でC#プログラミングが簡単にできるようなることを目的とします。「クラスと名前空間」はJavaでも使う概念ですが、.NETを理解して使うための最も重要なキーワードです。これがわかれば、VBからC#プログラマへのランクアップも楽にできるようになり、さらにASP.NETまでもスムーズ使えるようになります。
こんな方にオススメ
- C#と.NET Frameworkをすっきり理解したい初級以上のプログラマの方々
目次
第1章 VBScriptでクラスを使ってみよう
- 1.1 VBScriptはもう要りませんか?
- 1.2 オブジェクト指向のクラスとは何か?
- 1.2.1. クラスはプログラマが生計を立てる道具
- 1.2.2. 巨大なクラス
- 1.2.3. 軽量なクラス
- 1.2.4. 本節のまとめ
- 1.3 VBScriptコードをC#へ移植する
- 1.3.1. VBSからC#への移植の意味
- 1.3.2. 移植するVBSサンプルプログラムの作成
- 1.3.2. VBSからC#への移植
- 1.3.4. ステップ1 IDL情報の.NETメタデータへの変換
- 1.3.5. ステップ2 C#ソースファイルの作成・保存
- 1.3.6. ステップ3 C#ソースファイルのコンパイル・実行
- 1.4 名前空間とは何か?
- 1.5 .NET対応プログラムとは何か?
- 1.6 .NET対応プログラムのデバッグ
- 1.6.1. DbgCLRデバッガの使い方
- コラム・・・ブレークポイントの意味
- コラム・・・IDLとは何か?
- 1.6.2. コマンドラインデバッグ手順の確認
- コラム・・・tlbimpツール類の格納位置はどこ?
- 1.7 高価な開発環境はなぜ必要なのか
- コラム・・・CLRと何か?
第2章 コンソールアプリケーションプログラミング
- 2.1 コンソールアプリケーションウィザードとは?
- 2.1.1. このファイルはなぜ自動生成される?
- 2.1.2. とりあえずコードを追加しよう
- 2.1.3. とりあえず実行してみよう
- 2.1.4. カスタム属性とは
- 2.2 usingとは何か?
- 2.2.1. Systemとは?
- 2.2.2. class Class1とは?
- 2.2.3. Consoleとは?
- 2.3 コンソールアプリケーションウィザードは本当に必要か?
- コラム・・・マウスダブルクリックとクラスの素敵な関係
第3章 「コンソールアプリケーション」の構造分析入門
- 3.1 コンソールアプリケーションの構造
- 3.2 コンソールアプリケーションと名前空間
- 3.2.1. 名前空間の実装方法
- 3.3 コンソールアプリケーションとクラス
- 3.3.1. アプリケーションの拡張
- 3.4 コンソールアプリケーションとメソッド
- 3.5 コンソールアプリケーションとスレッド
- 3.6 コンソールアプリケーションとデバッガ
- 3.6.1. 名前空間はどこにある?
- 3.6.2. デバッガを活用して成長しよう
- コラム・・・プロセスとスレッドはどこが違う?
第4章 Windowsアプリケーションプログラミング
- 4.1 Winodwsアプリケーションウィザードとは?
- 4.2 このファイルはなぜ自動生成される?
- 4.3 とりあえずコードを追加しよう
- 4.4 とりあえず実行してみよう
- 4.5 class Form1とは何か?
- 4.5.1. クラス継承の意味を味わう
- コラム・・・クラスとクラスの間の関係を考える
- 4.6 System.Windows.Forms.Formとは何か?
- 4.7 Application.Runとは何か?
- 4.8 「Windowsアプリケーション」ウィザードは本当に必要?
- コラム・・・オブジェクト指向とWindows OSとの関係
第5章 「Windowsアプリケーション」の構造分析入門
- 5.1 Windowsアプリケーションの構造
- 5.1.1. アセンブリとは何か?
- 5.2 Windowsアプリケーションと名前空間
- 5.2.1. 再利用の具体的手順「名前空間の追加」
- 5.2.2. クラスの追加と名前空間の設定
- コラム・・・GUIDとは何か?
- コラム・・・ProgIDとは何か?
- 5.3 Windowsアプリケーションとクラス
- 5.3.1. COMインターフェイスとキャスト
- 5.4 Windowsアプリケーションとメソッド
- 5.4.1. オーバーライドとオーバーロード
- 5.4.2. COMインターフェイスと多重継承
- 5.5 Windowsアプリケーションとデバッガ
- コラム・・・プログラミングは1日にしてならず
- 5.5.1. 接点(エントリポイント)の切り替え
- 5.5.2. CallCOMクラスの継承
- 5.5.3. デバッガでメソッドを分析
- コラム・・・COMとクラス
第6章 ASP.NET Webアプリケーションプログラミング
- 6.1 VS.NETでWebアプリケーションを分析する
- 6.2 Webアプリケーションウィザードとは何か?
- 6.2.1. テンプレートはワンパターンか?
- 6.3 このファイルはなぜ自動生成される?
- 6.3.1. オブジェクト指向プログラミングのコツ
- 6.3.2. WebアプリケーションとDLLの関係
- 6.3.3. Web Formアプリケーションのファイル構成
- 6.3.4. Webアプリケーションのクラスと名前空間
- 6.4 とりあえずコードを追加しよう
- 6.4.1. WebForm1.aspx.csの名前空間
- 6.4.2. Labelコントロールの追加
- 6.5 とりあえず実行してみよう
- 6.5.1. フィールド変数とは何か?
- 6.5.2. ディレクティブとは何か?
- 6.6 class WebForm1とは何か?
- 6.6.1. public、private、protected限定子の秘密
- 6.7 System.Web.UI.Pageとは何か?
- 6.7.1. 差分プログラミング
- 6.7.2. オブジェクト指向における差分プログラミング
- 6.7.3. ASP.NET Webアプリケーションウィザードは本当に必要か?
第7章 「ASP.NET Webアプリケーション」の構造分析入門
- 7.1 Webアプリケーションの構造
- 7.1.1. バイナリファイルの意味
- 7.1.2. Webアプリケーションフレームワークが作るUIクラス
- 7.1.3. バイナリファイルとアセンブリ
- 7.1.4. Webアプリケーションを理解する視点とは何か?
- 7.2 Windowsアプリケーションと名前空間
- 7.2.1. 名前空間とモジュール名
- 7.3 Webアプリケーションとクラス
- 7.3.1. Global.asaxファイル
- 7.3.2. HttpApplicationクラス
- 7.3.3. Webアプリケーションはフレームワークの産物
- 7.4 Webアプリケーションとメソッド
- 7.4.1. AssemblyとModuleの違い
- 7.4.2. メソッドとプロパティの理解
- 7.4.3. プロパティは操作を持つデータ
- 7.4.4. Webコントロールの追加
- 7.4.5. 本質を理解すればプログラミング技術が向上する
- 7.4.6. コントロールの貼り付けは、インスタンスの初期化
- 7.4.7. 表は複数の行の集合で構成されるだけのもの
- 7.4.8. 行と列の関係
- 7.4.9. Tableコントロール機能の追加
- 7.5 Webアプリケーションとデバッガ
- 7.5.1. Webサーバとブラウザの関係
- 7.5.2. クラスと名前空間で理解しなおすクラスの継承
- 7.5.3. Webブラウザの認証の仕組みを知る
- 7.5.4. Webサーバ側の処理の仕組み
- 7.5.5. クッキーの仕組み
- 7.5.6. 電子メール機能を追加してみる
- 7.5.7. クラスと名前空間がわかれば、あらゆる面で応用が効く
- ボーナスコラム・・・「Webサービスとは何か?」