Adobe Acrobat6.0 PDF テクニカルマニュアル
2003年10月17日紙版発売
山木大志 著
B5変形判/432ページ
定価3,608円(本体3,280円+税10%)
ISBN 4-7741-1859-1
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書籍の概要
この本の概要
Acrobat6.0では,スキャナでスキャンしたデータを文字データをOCR化したPDFにできたり,Officeとの連携や相互変換機能など,ますます便利になっています。本書では,マニュアルよりも詳しくWindows版のStandardとProfessional版について解説しています。
こんな方におすすめ
- Acrobat6を使いこなしたい方
- PDFについて詳しく知りたい方
目次
第1章 Acrobat,PDFを使いこなすための基礎知識
- 1-1 Acrobat 6.0の製品ラインナップ
- 3製品で構成
- Acrobat ReaderはAdobe Readerに
- 拡大する利用環境
- 変貌するPDFの役割
- データ入出力端末としてのPDF
- デジタルコンテンツのコンテナ
- 1-2 Acrobat 6.0の新機能
- いっそうOffice寄りになったインターフェイス
- より充実したアクセシビリティ機能
- 文書作成プロセスを支援する「レビュー」
- Officeアプリケーションとの連携強化
- CADソフトなどもダイレクトにPDF作成
- プリプレス用PDF,PDF/Xをサポート
- その他のプリプレス関連新機能
- 1-3 PostScriptの基礎知識
- PostScriptの意味
- コンピュータ上のイメージは紙への定着が目的
- デファクトスタンダード,PostScript
- フォントとPostScript
- 色とPostScript
- デバイスインディペンデントへの長い道のり
- PostScriptを超えて進化するPDF
- 1-4 PDFとはどんなものか?
- PDFとAcrobat
- さまざまなデータをひとつに
- プラットフォームに依存しない
- あらゆるファイルの埋め込みができる
- 文字の検索ができる(!)
- フォントを埋め込めことができる
- 色を管理する機能
- 国際機関や各国の工業用標準規格
- 1つのアプリケーションで取り扱い可能
- レイヤー構造を持てる
- 汎用的な文書構造
- マイクロフィルム,画像ファイルに勝るデータ保存手段
- 文書の改竄(かいざん)防止策となる
- 紙と共存できる電子文書
- 電子文書としてのPDFは万能ではない
第2章 PDFの閲覧方法
- 2-1 ユーザーインターフェイスとPDFの開き方
- Acrobat 6.0 のユーザインターフェイス
- PDFファイルの開き方
- Webブラウザで開く
- 2-2 ページ表示を操作する
- 「使い方パネル」を非表示にする
- ページの拡大率を変更する
- 「ズームインツール」等を利用する
- ページを回転させる
- 「文書ウィンドウ」を分割する
- 「文書ウィンドウ」を整理する
- ページレイアウト表示を変える
- ページの表示位置の調整
- ページを自動的にスクロールさせる
- ページ間を移動する
- 表示の履歴をたどる
- ページ表示をカスタマイズする
- 2-3 ページの間を自在に移動する
- 「しおり」を表示する
- 「しおり」の使い方(1)
- 「しおり」の使い方(2)
- 「ナビゲーションパネルウィンドウ」をフローティングウィンドウにする
- リンクを利用した閲覧方法
- 2-4 視覚的にページ検索ができるページサムネール
- ページイメージを表示する「ページサムネール」
- 「サムネール画像」をできるだけ多く表示する
- 「サムネール画像」の埋め込み,削除
- 2-5 単語を探し当てる検索機能
- 検索機能の概要
- 最も簡単な検索の使い方
- 検索の中断
- 基本的な検索での結果の見方
- フォルダなどを対象とした複数ファイルの検索
- フォルダ単位の検索結果の見方
- 「高度な検索オプションを使用」
- 「インターネット上のPDFを検索」
- Webブラウザ上でのPDFの操作
- Webブラウザ上での検索
- インデックスを作成する
- インデックスファイルを利用する
- 検索機能のカスタマイズ
- 2-6 PDF内のコンテンツを再利用する
- コンテンツ再利用の2つの方法
- PDF内のオブジェクトのコピー
- 文字列コピー基本操作
- 範囲選択が思うようにいかないとき
- 表のコピー
- 「選択ツール」全部を常時表示する
- ページ全体/PDF全体の文字をコピー
- 画像(ビットマップ)をコピーする
- 「スナップショットツール」を利用する
- 「手のひらツール」で文字の選択を可能に
- 2-7 PDFをバリアフリーにするアクセシビリティ機能
- アクセシビリティ機能の概要
- タグ付きPDFについて
- 文書の音声による読み上げ
- 文書のカラー設定を変更する
- 文書のカラー設定オプション
- 文章の「折り返し」
- 「アクセシビリティチェッカ」の使用(1)クイックチェック
- 「アクセシビリティチェッカ」の使用(2)完全チェック
- 「アクセシビリティチェッカ」の使用(3)チェック結果の見方
- 「アクセシビリティチェッカ」の使用(4)文書にタグを追加
- 「アクセシビリティ可能にする」を利用する
- 自動スクロール
第3章 PDFの作り方
- 3-1 PDFを作る前に
- Acrobatの仕組み
- 標準で6つの品質を用意
- 最も基本的なPDFの作り方
- PDF作成プロセス
- 「フォントの埋め込み」について
- 3-2 特定ファイルのPDFへの変換
- Acrobatの「PDFの作成」を使う「ファイル」(1)画像ファイル
- Acrobatの「PDFの作成」を使う「ファイル」(2)Officeアプリケーションファイル
- Acrobatの「PDFの作成」を使う「ファイル」(3)AutoCAD,Project,Visio
- Acrobatの「PDFの作成」を使う「ファイル」(4)HTML,テキストファイル
- Acrobatの「PDFの作成」を使う「ファイル」(5)「すべてのファイル」を選択した場合
- Acrobatの「PDFの作成」を使う「ファイル」(6)PostScript,EPS
- 「PDFの作成」→「ファイル」のデフォルト値の変更
- ドラッグ&ドロップによるPDF作成
- Acrobatの「複数ファイル」を使う
- 紙の文書をPDF化する
- コンテクストメニューからPDFを作成する
- 3-3 MS OfficeアプリケーションからのPDF作成
- OfficeアプリケーションでのPDFMakerの概略
- WordからのPDF変換
- 「Adobe PDFを電子メールで送信」
- 「変換設定の変更」(1)「設定」タブ
- 「変換設定の変更」(2)「セキュリティ」タブ
- 「変換設定の変更」(3)「Word」タブ
- 「変換設定の変更」(4)「しおり」タブ
- ExcelからのPDF変換
- PowerPointからのPDF変換
- OutlookからのPDF作成
- 3-4 マイクロソフトProject/VisioからのPDF作成
- Project 2002からのPDF作成
- Visio 2002からのPDF作成
- 個別にレイヤーを選択してPDFを作成する(1)レイヤーの選択
- 個別にレイヤーを選択してPDFを作成する(2)詳細設定
- 「Adobe PDF」メニュー,PDFMakerの設定
- Acrobat上でのレイヤーの操作
- 「オプション▼」ボタンメニューの利用
- 3-5 WebページからのPDF作成の詳細
- WebページをPDFに変換するためのアプローチ
- Intenet Explorerを利用する
- ボタンメニューの機能
- AcrobatからWebページをPDFに変換−基本操作
- 「WebページからPDFを作成」ダイアログの設定(1)
- 「WebページからPDFを作成」ダイアログの設定(2)
- 「WebページからPDFを作成」ダイアログの設定(3)
- 作成したPDFをWebの最新情報に更新する
- リンクするページもPDFに取り込む(1)
- リンクするページもPDFに取り込む(2)
- リンクするページもPDFに取り込む(3)
- 「Web Capture」のその他のメニュー
- 「Web Capture」の利用環境のカスタマイズ
- 3-6 紙文書を検索可能なPDFに変換する
- 「Paper Capture」機能を使う前に
- 「Paper Capture」の準備
- 「Paper Capture」の実行
- 「不明テキスト」を確定する(1)
- 「不明テキスト」を確定する(2)
- 3-7 「Adobe PDF設定」の詳細
- 「Adobe PDF設定」の目的と仕様
- 「Adobe PDF設定」ファイルの保存方法
- 「Adobe PDFのドキュメントのプロパティ」のその他の設定
- 「Adobe PDFセキュリティ」の設定
- セキュリティの確認
- 「Adobe PDF設定」の詳細(1)「一般」タブ
- 「Adobe PDF設定」の詳細(2)「画像」タブ
- 「Adobe PDF設定」の詳細(3)「フォント」タブ
- 「Adobe PDF設定」の詳細(4)「カラー」タブ
- 「Adobe PDF設定」の詳細(5)「詳細」/「PDF/X」タブ
第4章 PDF編集の基本
- 4-1 ページの加工(トリミング,回転,ページの加除,ページ番号, 透かしと背景の追加,ページ効果)
- ページサイズを変更する「トリミング」
- 「トリミング」を先に行う
- 「サムネール」と連動してトリミングを行なう
- ページの回転
- ページの挿入
- ドラッグ&ドロップによるページの挿入
- ページの抽出
- ページの置換
- ページの削除
- 「サムネール」によるページの移動
- 「サムネール」によるページのコピー&ペースト
- ノンブルと「ページ番号」を一致させる
- 「ページ番号」ダイアログの詳細設定
- 「ヘッダとフッタの追加」
- 「ヘッダとフッタの追加」ダイアログの詳細
- 奇妙な操作を行う理由
- 「透かしと背景の追加」を利用する準備
- 「透かしと背景の追加」の実行
- 「透かしと背景の追加」を利用する上での注意点
- 「ページ効果の設定」
- 「ページ効果」は「全画面表示」で利用する
- 4-2 ムービー,サウンドの貼り付け
- ムービー,サウンドを貼り付ける前に
- ムービーの貼り付け
- ムービーのコピー,ペースト
- ムービーの移動,複数ムービーの整理
- ムービーのページ上での表示方法を変更する
- マルチメディアのプロパティ−Acrobat 5.0以前(1)「設定」タブ
- マルチメディアのプロパティ−Acrobat 5.0以前(2)「再生」タブ
- マルチメディアのプロパティ−Acrobat 6.0(1)「設定」タブ
- マルチメディアのプロパティ−Acrobat 6.0(2)「アクション」タブ
- サウンドファイルの貼り付け(1)Acrobat 5.0互換
- サウンドファイルの貼り付け(2)Acrobat 6.0互換
- 4-3 リンクを設定する
- 基本的なリンクの設定
- 「カスタムリンク」を設定する(1)「アクション」タブ
- 「カスタムリンク」を設定する(2)「表示方法」タブ
- リンク内容の変更
- リンクボックスの拡大,縮小,移動,削除
- 「移動先」を設定する
- 別の文書へのリンク設定手順
- 「移動先」表示の並べ換え
- 「移動先」の確認
- 「移動先」の変更
- 「移動先」の編集
- Webリンクの一括作成/削除
- 4-4 しおりを設定する
- 「しおり」の作成方法の概観
- 「しおり」の作成(1)−PDF文書内の文字列を利用する
- 「しおり」の作成(2)−「しおり」作成してから文字列を入力する
- 「しおり」の作成(3)−文書構造を利用する
- 「しおり」の編集
- 「しおり」の移動,階層化
- 「しおり」の削除
- 複数の「しおり」を一括して移動,削除する
- 「タグ付きしおり」でのページの削除/抽出
- 「現在の表示方法をデフォルトとして使用」
- 「サムネール」を利用したリンク,アクション
- 4-5 可読性を向上させるアーティクル
- アーティクルの設定
- アーティクルの動作を確認する
- 「アーティクルボックス」内で逆スクロールする
- リンク機能と連動させる
- 「アーティクルのプロパティ」の編集
- 「アーティクルボックス」のサイズ変更,移動
- 「アーティクル」「アーティクルボックス」の削除
- 「アーティクルボックス」の追加,挿入
- 「アーティクル」を一括管理する
- 4-6 電子署名機能を利用する
- 4つのセキュリティ機能
- セキュリティ方法の選択
- デジタルIDの作成
- 承認
- 「承認済み文書」の見方
- 後から署名するための準備
- 「署名フィールド」の変更
- 署名の追加
- 「署名の検証」
- 電子署名のカスタマイズ (1)表示方法
- 電子署名のカスタマイズ (2)その他
第5章 高度な機能を利用する
- 5-1 注釈機能を利用する
- 「注釈」機能の種類
- 「ノートツール」を使う
- 「ポップアップウィンドウ」を使う
- 「ノート」を連続して作成する
- 「ノート」の表示方法を変更する(1)
- 「ノート」の表示方法を変更する(2)
- 「ノート」を削除する
- 「テキスト注釈ツール」を使う
- 「スタンプツール」を使う
- カスタムスタンプの作成
- スタンプの管理
- 「ハイライトツール」を使う
- 「描画ツール」を使う
- 「描画」の移動,変形
- 「描画」の表示方法の変更
- 「テキストボックスツール」を使う
- 「テキストボックス」内の書式設定
- 「テキストボックス」の表示方法を変更する
- 「鉛筆ツール」を使う
- 「消しゴムツール」で「鉛筆ツール」の線を修正する
- 「ファイル添付ツール」を使う
- 「高度な注釈」ツールバー−「ファイル添付ツール」
- 添付ファイルを開く
- 「サウンド添付ツール」を使う
- サウンドを再生する
- クリップボードの画像を貼り付ける
- 「注釈」の利用環境をカスタマイズする
- 5-2 レビューと注釈の管理
- 「レビュー」の意味
- 「レビュー」を利用するための基礎知識
- FDFをやり取りする(1)「注釈」の送信
- FDFをやり取りする(2)「注釈」の受信
- 「メールベースのレビュー」(1)PDFの送信
- 「メールベースのレビュー」(2)PDFの受信,「注釈」の加筆
- 「メールベースのレビュー」(3)FDFの送信
- 「メールベースのレビュー」(4)FDFの受信
- 「ブラウザベースのレビュー」の概要
- 「注釈」を一覧で表示する
- 「注釈」を管理する
- 「注釈」を印刷する(1)
- 「注釈」を印刷する(2)
- 「注釈」をWord 2002に戻す(1)一般の注釈
- 「注釈」をWord 2002に戻す(2)テキストの変更がある場合
- 「注釈」のその他の機能
- 5-3 PDFの内容を変更する−TouchUp機能を使う
- 「TouchUp」機能を使う前に
- 「TouchUpテキストツール」を使う
- フォント,サイズなどを変更する
- 音声読み上げを改善する特殊文字の挿入
- 新しい行を設定する
- 「TouchUpオブジェクトツール」を使う準備
- 「TouchUpオブジェクトツール」を使う(1)移動,コピー,削除
- 「TouchUpオブジェクトツール」を使う(2)ビットマップ画像を編集する
- 「TouchUpオブジェクトツール」を使う(3)線画,テキストブロック,ページ全体を編集する
- 5-4 高精度印刷,プリプレス関連の諸機能
- 高精度印刷,プリプレスに対応した諸機能
- プロファイルを利用したモニタ上での校正
- カラーを分解した結果を確認する「分版プレビュー」
- 「透明部分の分割・統合」とは?
- 「透明部分の分割・統合のプレビュー」を利用する
- 印刷出力設定の使い方
- トンボ付きで出力する
- 「プリフライト」機能の概要
- 「プリフライト」を実行する
- プリフライト・プロファイルを編集する
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