自宅で体験学習 スキルアップ!Oracle10g 入門

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補足情報

書籍添付のOracle10gがインストールできない

本書付録のOracle10gの評価版がインストールできない場合、以下の問題が考えられます。

  • 最小メモリ(256M)のマシンにインストールすると、インストール時にエラー、ないし、インストール後にOracleを起動する際に問題が発生します。
  • 256Mのメモリしか搭載されていないPCにOracle10gをインストールした場合、DBConsoleの起動に失敗します。インストール自体は、正常終了するのですが、PCを再起動しても、設定が不十分であるため、Oracleが正しく起動されません。

最小メモリで、インストールさせるには、特別なインストール方法になります。詳しくは、CD-ROM中のドキュメントか、OracleのWebサイトにおける

Microsoft Windows(32-bit)

B13750-01

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Oracle Database インストレーション・ガイド 10g リリース1(10.1.0.2.0)for Microsoft Windows

(2004/5/6)

の「3Oracleデータベースのインストール」の「最小のメモリー要件でのインストール」を参照して下さい(ダウンロードするには、OTNの会員になる必要があります)

CD-ROM内のドキュメントは英語ですが、OTNのものは日本語です。

以下、問題の部分を引用します。

メモリー要件でのインストール
256MB のRAM と500MB の仮想メモリーを持つコンピュータにOracle Database をインストールする場合、次の制限があります。
  • メモリーが256MB のコンピュータでは、Oracle Universal Installer のインストール・セッション中に、Oracle Database Upgrade Assistant、Database Configuration Assistant またはOracle Net Services Configuration Assistant を実行できません。
  • 仮想メモリーがなくなった場合に、コンピュータで実行中のアプリケーションの数に応じて、ページング・ファイルのサイズをさらに増やすか、システム・グローバル領域(SGA)のサイズを減らす必要が生じます。
    一時ファイルとページング・ファイルがどちらも同じ物理ドライブに格納されている場合、一方の領域要件が他方のサイズを制限するという状況が発生する可能性があることに注意してください。システムの空き領域がかぎられている場合は、まずOracle Database ソフトウェアをインストールします。

    インストールの終了後に、Database Configuration Assistant を使用してデータベースを作成します。

メモリーと仮想メモリーの最小限の要件(256MB と200MB)を満たすのみのコンピュータでは、データベースをインストールしないでください。
次のガイドラインに従ってください。
  1. 「基本インストール」を選択し、「初期データベースを作成する」の選択を解除します。
  2. 「拡張インストール」を選択し、「データベース構成の選択」画面から「初期データベースを作成しない」を選択します。
  3. 「拡張インストール」を選択し、「インストール・タイプの選択」画面から「カスタム」インストール・タイプを選択して、データベースの作成を要求されたら、「データベースの作成」画面で「いいえ」を選択します。
  4. 「Configuration Assistant」画面から「Database ConfigurationAssistant」を取り消します。インストール後、必要に応じてConfiguration Assistant を実行します。
  5. 新規データベースを作成するには、「スタート」メニューからDatabaseConfiguration Assistant を実行します。「スタート」→「プログラム」→「Oracle - HOME_NAME」→「Configuration and Migration Tools」→「Database Configuration Assistant」を選択します。
  6. 既存のデータベースをアップグレードするには、「スタート」メニューからOracle Database Upgrade Assistant を実行します。「スタート」→「プログラム」→「Oracle - HOME_NAME」→「Configuration and Migration Tools」→「Database Upgrade Assistant」を選択します。

また、メモリを増設すれば、DBConsoleが起動しないといった問題は発生しません。弊社の環境でも384Mのマシンにインストールしましたが、問題なくインストールできました。メモリを増やした方が動きも軽くなるため、メモリの増設をお勧めします。