中国雲南省最奥の秘境 独龍江で学校を待つ子供たち

[表紙]中国雲南省最奥の秘境 独龍江で学校を待つ子供たち

紙版発売

四六判/196ページ

定価1,628円(本体1,480円+税10%)

ISBN 4-7741-2452-4

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書籍の概要

この本の概要

著者は,中国・雲南省の視察旅行を通して,少数民族にとって今まさに“教育”が必要であると訴える。彼らの美徳の精神,懸命に生きる様は,かつての日本人の姿である。

新しい時代に向けて独自の文化,風習を守りながら,差別や偏見をなくして生きていけるようNPO日本・雲南聯誼協会とともに,今,小学校を1つひとつ建てています。

NPO日本・雲南聯誼協会

こんな方におすすめ

  • 中国少数民族の生活、文化、民族学に興味のある方
  • NPO・ボランティア活動に興味のある方

目次

序章 “小さな窓”の向こうに見える“大きな木”

  • 開かれている“小さな窓”
  • 辺境の地に残されていた“かつての日本”
  • 支援につきまとう“ジレンマ”を乗り越えて
  • 探検隊に愛された“最奥の秘境”独龍江
  • なぜ雲南省少数民族の教育支援なのか?
  • 雲南の山奥に善意の種を蒔く

第一章 秘境の州は祝賀一色 民族の式典に酔う

  • “秘境”という甘い囁き
  • 真っ暗の空へのきわどい旅立ち
  • 秘境の入口にて愚かな日本人の誕生
  • “秘境”への前線基地「六庫」へ
  • メコンの源流に中国の奥深さを見る
  • ぶら下がったシャワーとポツンと開いた穴
  • 怒れる大河“怒江”
  • 「貴賓」待遇にこめられた自治州政府の願い
  • 祝賀一色の式典に酔う
  • この地の発展を予感させる華々しい花火
  • 「百年大計,教育為本」

第二章 秘境の小学校にあふれる“小さな笑顔”

  • コロラド渓谷と並び称される“怒江大峡谷”
  • 世界遺産“三江併流地帯”との不思議な縁
  • 太古の自然と過酷な生活“大渓谷の光と影”
  • 天から降ってきた!? 四○○トンもの“飛来石”
  • 聯誼協会第四番目の愛児「日中籐誼小学校」
  • 秘境という名の観光地
  • チベットへの幻の道“茶馬古道”を見た
  • 子供たちが見せる“純真無垢な笑顔”

第三章 時空を超えた懐かしい世界

  • 夢が膨らむ貢山の夜
  • 異次元への通過点“三○○メートルの隧道”
  • 瑠璃色をした孤高の河“幻の独龍江”
  • 脅威に晒され続けた悲運の民族“独龍族”
  • 素朴な心遣いにささえられ歩く山道
  • 漆黒の闇夜に灯された“歓迎の蝋燭”
  • 子供たちのための急務“教育環境の整備”
  • 楽しい語らいの中で生まれた“輪と和”
  • 囲炉裏の火によって結ばれた“暖かい友情”
  • 独龍江の人々の心の中に見た“真の桃源郷”
  • 独龍江脱出劇“間一髪”
  • 別れの後瞼に浮かんだ独龍江での開校式

終章 人は,なぜ,これほどまでに優しく親切になれるのか