金子流 ITエンジニアのための勉強の法則
2006年1月27日紙版発売
金子則彦 著
A5判/240ページ
定価1,738円(本体1,580円+税10%)
ISBN 4-7741-2664-0
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書籍の概要
この本の概要
目まぐるしく新しい技術・資格試験が登場するIT業界。仕事をしながら,日々勉強に追われるITエンジニアの悩みは尽きないでしょう。
そこで,本書です。公認会計士,高度情報処理技術者試験など15の国家資格を持ち,プログラマ,コンサルタント,セミナー講師として業界にも通じている金子則彦氏が,自身の体験をもとにITエンジニアのための勉強法を初公開します。
勉強の仕方で悩んだとき,勉強に疲れたとき,数年先のキャリアが不安になったとき,ぜひ本書を手にとってください。勉強の考え方が変わることを請け合います。
こんな方におすすめ
- そもそもITエンジニアはどうやって勉強していくのがいいのか、お悩みの方
- 勉強の必要性は感じているものの、どうしても時間を確保できない方
- 会社からの資格取得のプレッシャーに閉口している方
目次
第1章 「記憶」と「理解」の力を伸ばすためにこれだけは知っておこう!
- 〜よい学習法を身につけるためのウォーミングアップ
- 1.学習法を学習する時代がやってきた
- 2.準備なしでいきなり学習することはできない
- 3.気軽に始められて,長続きするのがいい学習法
- 4.エピソード記憶,プライミング記憶とは?
- 5.記憶=繰り返しは,あなたを助ける
- 6.繰り返しの効果は100年前から実証されている
- 7.エピソード記憶を重視するのが大人の学習法
- 8.関連の知識が多いほど記憶できるようになる
- 9.復習はなぜ苦痛なのか?
- 10.整理してしまえば記憶量は飛躍的に伸びる
- 11.記憶力,理解力は衰えるという俗説のウソ
- 12.“学習持久力”は早足で歩くことでも高められる
第2章 今の自分を見つめて,やる気と興味を育てていこう!
- 〜「自己」と「識者」を意識できる人が伸びる
- 1."もうダメだ"と思ったときは自分のことを考えよう
- 2.多面的なものの見方は,こうやって身につける
- 3.今の自分をそのまま受け入れるための処方箋
- 4.動機は「お金がほしい」でもOK!
- 5."自己"と"識者"を使い分けられる人になろう
- 6.問いかけを工夫して,自分を見つめてみよう
- 7.学習嫌いはなぜ起こるのか?
- 8.やる気は行動を起こすことで沸いてくる
- 9.興味は最初からどこかにあるのではない
- 10.悲しいから泣くのではなく,泣くから悲しい
- 11.達成感を得るためには待つことも必要
- 12.期待や興味を自分の中で育てよう
- 13.学習行動はリスクを負う作業
- 14.学習しているときの心の中身をのぞいてみよう
- 15.効果的な学習行動は技術があってこそできる
第3章 学習行動を楽に長く続けるための準備をしよう!
- 〜心の負債を捨て去って,好循環を作り上げる
- 1."バカの壁"で自分が自分の敵になっていませんか?
- 2.セルフコーチングしかないと心に決めよう
- 3.失敗を何度も口に出したり,思い出したりしない
- 4.才能の考え方を間違うと,いつまでも成長できない
- 5.自己批判と言い訳のセットから自由になろう
- 6.できなかった理由ではなく,できた理由を探そう
- 7.あなたの進歩が怖いから他人は否定的な言葉を言う
- 8.出勤前にCDを聴いて"いい習慣"を身につけよう
- 9.3分間スピーチで知的持久力を高めよう
- 10.試験に失敗しても失うのは時間くらいのもの
- 11.自信と過信の違いに気がつけるようになろう
- 12.学習計画やノルマの重荷は自分で取り除いていい
- 13.学問を愛しているのではなく,愛そうとしよう
- 14.勉強している自分の姿をイメージできますか?
- 15.喜びの感受性を大切に育てよう
- 16.自分にウソをつかずにキーフレーズを暗唱するコツ
第4章 自分で自分をサポートするための工夫をしよう!
- 〜師匠,時間管理,勉強会……試していないことはまだまだある
- 1."しなければならない"目標は実現できない
- 2.締め切りの設定には,いい面と悪い面の2つがある
- 3."専門バカ"にならないためにやっておきたいこと
- 4.自分だけの師匠を見つけて,いいイメージを養おう
- 5.学習計画書は作った方がいい人とそうでない人がいる
- 6.学習時間をひねり出すためのヒント
- 7.資格試験用でも実務用でも学習行動に変わりはない
- 8.丸暗記は是か非か?
- 9.セミナーでは"多数派"になることを心がけよう
- 10.教科書は自分で加工すると,意外な力を引き出せる
- 11.自己満足で終わるサブノートは作らない
- 12.発想を変えて,勉強会=激励会と位置づけよう
- 13.あなたの"学習費係数"は適切か?
- 14.学習方法論を実験してみると,意欲が沸いてくる
- 15."ウルトラC"にばかり頼ってはいけない
第5章 勉強を始める踏ん切りは,こうやってつけよう!
- 〜学習行動のスタートラインに立ったときにやっておきたいこと
- 1.まずは机の上の心の援軍に語りかけよう
- 2.目標は目で確認して,初めて実現できるようになる
- 3.心地いいリズムと甘味で学習効果を高めよう
- 4.アロマテラピーに高級石鹸……こんな休憩方法もある
- 5.始める前に「調子はいいかい?」と問いかけてみよう
- 6.調子が出ないときに本を読むためのヒント
- 7.意外な場所が実はいい勉強部屋になる
- 8.心の壁は補助階段を作れば乗り越えられる
- 9.わからないところから始めることのワナ
- 10."揺らぎ"を作って,長く学習できるようになろう
- 11.初めのうちから速く走ろうと考えなくていい
第6章 長く続けられる「学習持久力」を身につけよう!
- 〜最強の学習法のカギは"遊び心"と"余裕"にあり
- 1.学習効率のいい人は何が違うのか?
- 2.学習持久力を伸ばすことこそ最強の学習法
- 3.基本はWhyを立ててBecauseで受けること
- 4.記憶と理解のカギはアウトプットにある
- 5.ちょっとしたモーションでも,学習効果を高められる
- 6.自分の声を録音して,脳を刺激しよう
- 7.脳の正しいイメージは,いもづる式の"魔法の袋"
- 8."いいかげん"の80%主義でいこう
- 9."期待度は小さく,喜びは大きく"を心がけよう
- 10."遊び心"と"余裕"があるから長く続けられる
第7章 「わからない」「面倒くさい」を克服しよう!
- 〜あせりで調子を狂わせないための処方箋
- 1.わからない状態から一気に抜け出そうとしない
- 2.パニックにならないために,暫定的な結論を作ろう
- 3."閃き"は才能ではなく,パターン練習から生まれる
- 4.わからないときは,現場に立ち戻ってヒントを拾おう
- 5.質問するときに覚えておきたい3つのルール
- 6.正しい習熟曲線を思い浮かべて,あせりを消そう
- 7.「この本は私には合わない」と思うことの落とし穴
- 8.赤っ恥をかくことは,いいことずくめ
- 9.理解できること,記憶できることを気楽に待とう
- 10.イメージの力で孤独感を振り切ろう
- 11.結果のことは"法則"に任せてしまえばいい
- 12.鋭くなるよりも鈍くなろう
- 13.飽きてきたときに休憩してはいけない
- 14.疲れてきたら,この減速方法で乗り切ろう
- 15.眠気を催したたときは,我慢しないですぐ休憩
- 16.面倒くささは,いなしてしまおう
- 17.記憶の混乱のもとは必ずやっつけてしまおう
- 18.CMを利用して,"波状攻撃"を身につけよう
第8章 後退できる「場所」を確保して,心理的な余裕を作ろう!
- 〜不安や恐怖はムキになっても決して消えない
- 1.自分にとってのクルージングスピードを身につけよう
- 2.安全地帯を作っておくと,いざというときに役に立つ
- 3.不安や恐怖が顔をのぞかせたら,横に置いてしまおう
- 4.選択に迷ったら,両方やってしまおう
- 5.アクシデントを乗り越えた経験が上達を生む
- 6.センターコアに入ったときは要注意
- 7.勝ちかかったときは,迷わず勝ち切ってしまおう
第9章 比較をやめて,他人の目の縛りから自由になろう!
- 〜不合格なんて取るに足らない小さな失敗
- 1.次回のための"助走路"を準備してから終わろう
- 2.感謝で締める習慣を身につけよう
- 3.不合格なんてゴミのようなもの
- 4.他人のことを考えてイライラしたときに口にしたいこと
- 5.教わる一方ではなく,自分の弟子を見つけてみよう
- 6.お休みの日は別の顔になろう