プログラマの完全常識
――開発者が知っておくべきプロの知恵

[表紙]プログラマの完全常識 ――開発者が知っておくべきプロの知恵

紙版発売

A5判/320ページ

定価2,178円(本体1,980円+税10%)

ISBN 4-7741-2985-2

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書籍の概要

この本の概要

本書はゼロからプログラマを目指す人が,どんな知識をどういう順で勉強したらよいかを解説します。自分の知識を再確認するなど,ベテランプログラマの自己啓発の教材としても活用できます。

こんな方におすすめ

  • プロのプログラマを目指して勉強している人
  • 情報系の大学/専門学校の学生
  • 自己啓発のため,知識のおさらいをしたい社会人プログラマ

著者の一言

本書の内容は,とてもやさしくて基本的なことばかりです。ただし,プロのプログラマになるための知識は一通り網羅されています。

本書は私が行っている新人研修を誌上再現したものです。実際の研修では,昼食後の眠さを解消するために,よくクイズ大会を実施しています。これがなかなか好評です。そこで本書の内容も,各節の冒頭でクイズを出題する形式にしました。クイズに答えながら,楽しくプログラマの全知識を習得してください。

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プログラマの完全常識 開発者が知っておくべきプロの知恵
本書はそのような新人研修の講師を長年務めてきた著者がまとめた,プロのプログラマが身につけておくべき基礎知識の集大成です。『プロのプログラマを目指すためには,どんな知識をどのような順番で身につけたらよいか?』を体系的に理解できるよう解説しています。

目次

第1章 コンピュータの基礎知識

  • 知識1-1 コンピュータの五大装置
  • 知識1-2 CPUの命令実行過程
  • 知識1-3 CPU内のレジスタの種類と役割
  • 知識1-4 アドレス指定方式
  • 知識1-5 割り込み処理
  • 知識1-6 I/Oアドレス,割り込み番号,DMAチャネル
  • 知識1-7 MIPS,FLOPS,クロック数
  • 知識1-8 SPECとTPC
  • 知識1-9 メモリの種類
  • 知識1-10 ディスク媒体の仕組みと記憶容量
  • 知識1-11 バスと入出力インタフェースの種類
  • 知識1-12 2進数と16進数
  • 知識1-13 補数表現
  • 知識1-14 浮動小数点形式
  • 知識1-15 文字コード
  • 知識1-16 論理演算とシフト演算
  • 知識1-17 OSとフレームワークが提供するサービス

第2章 プログラミング言語

  • 知識2-1 アセンブラ言語の特徴
  • 知識2-2 アセンブラ言語の変数と配列
  • 知識2-3 アセンブラ言語の命令セット
  • 知識2-4 アセンブラ言語で条件分岐を行う
  • 知識2-5 アセンブラ言語で繰り返しを行う
  • 知識2-6 C言語の特徴
  • 知識2-7 C言語の変数と配列
  • 知識2-8 C言語の演算子
  • 知識2-9 C言語で条件分岐と繰り返しを行う
  • 知識2-10 C言語の標準関数
  • 知識2-11 Javaの特徴
  • 知識2-12 JavaとC言語の共通点と相違点
  • 知識2-13 Javaのオブジェクト指向プログラミングに関する言語構文
  • 知識2-14 VBScriptの特徴
  • 知識2-15 VBScriptの言語構文

第3章 アルゴリズムとデータ構造

  • 知識3-1 プログラムの流れとフローチャート
  • 知識3-2 変数の役割と値の変化
  • 知識3-3 単純な繰り返しのアルゴリズム
  • 知識3-4 多重ループ
  • 知識3-5 バブルソート
  • 知識3-6 線形探索と番兵
  • 知識3-7 二分探索
  • 知識3-8 再帰呼び出し
  • 知識3-9 構造体
  • 知識3-10 リスト構造
  • 知識3-11 ツリー構造
  • 知識3-12 スタックとキュー
  • 知識3-13 逆ポーランド記法とスタック

4章 データベースとネットワーク

  • 知識4-1 ANSIの三層スキーマ
  • 知識4-2 リレーショナルデータベースの正規化
  • 知識4-3 データベースの作成
  • 知識4-4 SQLでCRUD
  • 知識4-5 SQLのwhere
  • 知識4-6 プログラムからDBMSを使う
  • 知識4-7 ロールバックとロールフォワード
  • 知識4-8 テキストファイルとバイナリファイル
  • 知識4-9 CSVとXML
  • 知識4-10 OSI基本参照モデル
  • 知識4-11 MACアドレス,IPアドレス,TCPポート番号
  • 知識4-12 プログラムからネットワークを使う
  • 知識4-13 パリティチェック,チェックサム,チェックディジット
  • 知識4-14 圧縮技法
  • 知識4-15 暗号化技法
  • 知識4-16 共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式
  • 知識4-17 電子署名

第5章 プログラム設計の考え方と図示方法

  • 知識5-1 構造化設計
  • 知識5-2 STS分割とトランザクション分割
  • 知識5-3 ワーニエ法とジャクソン法
  • 知識5-4 共通機能分割とモジュール間結合度
  • 知識5-5 フローチャートとNSチャート
  • 知識5-6 DFDとPOA
  • 知識5-7 ERDとDOA
  • 知識5-8 UMLとOOA
  • 知識5-9 状態遷移図と状態遷移表
  • 知識5-10 HIPO

第6章 システム開発

  • 知識6-1 システム開発技法の3つのモデル
  • 知識6-2 ドキュメントとレビュー
  • 知識6-3 業務分析
  • 知識6-4 画面設計と帳票設計
  • 知識6-5 コンパイルエラーの対処方法
  • 知識6-6 テスト工程
  • 知識6-7 覚えておくべきデバッグ技法
  • 知識6-8 プログラムの保守性を高める
  • 知識6-9 システムの稼働率を向上させる
  • 知識6-10 XPとアジャイル開発