はじめての成年後見
〜ボケた親の財産を守る

[表紙]はじめての成年後見 〜ボケた親の財産を守る

紙版発売

四六判/176ページ

定価1,628円(本体1,480円+税10%)

ISBN 978-4-7741-3558-8

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書籍の概要

この本の概要

高齢者を狙った犯罪があとをたちません。認知症になってしまった親など,判断能力のない人を,悪徳業者や見ず知らずの人間から守るのが「成年後見制度」です。

本書は,「成年後見制度」の申し立てから,書き方,承認まで,制度の利用法をていねいに解説しています。特に親と離れて住む人,サラリーマンで頻繁に裁判所に通えない人にはオススメです。

こんな方におすすめ

  • 自分で判断する能力のない身内を持つ人
  • 将来の老後に備えたい人

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「成年後見制度」で財産を守る
成年後見制度とは,認知症や知的障害などで判断能力の不十分な人を,悪徳業者や見ず知らずの人間から守るための制度です。

目次

第1章 認知症と成年後見制度

  • 母が認知症になった
  • 認知症の前ぶれにご注意
  • 認知症はどのように診断されるのか
  • 成年後見制度の管轄は各都道府県の家庭裁判所
  • 揃えなければならない後見を受ける人に関する書類

第2章 増え続ける認知症老人

  • 認知症老人が増えれば犯罪も増える
  • 独り暮らしの老人を狙い打ちにした豊田商事事件
  • 独り暮らしの老人を守る法律が成年後見制度
    • 成年後見制度
    • 任意後見人制度
    • 保佐制度
    • 補助制度
    • 財産管理委任契約

第3章 どんなときに成年後見制度を利用できるか

  • 後見制度のケーススタディを知っておこう
    • 成年後見開始事例①
    • 成年後見開始事例②
    • 成年後見開始事例③
    • 任意後見人開始事例
    • 保佐開始事例
    • 補助開始事例
  • 親族以外の第三者が成年後見人等に選ばれることもある
    • 親族以外の第三者が成年後見人に選任された事例①
    • 親族以外の第三者が成年後見人に選任された事例②
    • 親族以外の第三者が成年後見人に選任された事例③
    • 親族以外の第三者が成年後見人に選任された事例④
    • 複数の成年後見人が選任された事例①
    • 複数の成年後見人が選任された事例②
    • 市町村長が後見人の申立てを行った事例

第4章 いざ家庭裁判所へ

  • 地方に家裁がある場合は東京家裁に委託できる
  • 家裁の調査官は成年後見申立て人にどんなことを聞くのか
  • 病状の鑑定料は先払い
  • 鑑定する医師の選出
  • 全国の家庭裁判所の所在地と連絡先

第5章 成年後見手続きが終ったらやらなければならないこと

  • まず法務局で書類手続き
  • 母親名義の貯金通帳は成年後見人が管理できる
  • 自動引き落としには落とし穴があった
  • 2瓶4万5千円の健康食品
  • 各金融機関に成年後見人として認定されたことを知らせる
  • 亡き父親の預金通帳を整理するにはどうすればいいか
  • 母親宛に送られてくる年金,介護保険の案内をチェック
  • 今後も増え続ける高齢者の独り暮らし
  • 介護できないなら老人ホームに頼るしかない
  • 老人ホームとはどのような施設なのか
  • 介護保険が適用される施設
  • 民間の有料老人ホームは介護保険が適用されない
  • 有料老人ホームは「終の棲家」として選ぶ

第6章 成年後見人のためのQ&A~成年後見人の職務から義務まで