はじめての成年後見
〜ボケた親の財産を守る
2008年7月31日紙版発売
東本信 著
四六判/176ページ
定価1,628円(本体1,480円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3558-8
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書籍の概要
この本の概要
高齢者を狙った犯罪があとをたちません。認知症になってしまった親など,判断能力のない人を,悪徳業者や見ず知らずの人間から守るのが「成年後見制度」です。
本書は,「成年後見制度」の申し立てから,書き方,承認まで,制度の利用法をていねいに解説しています。特に親と離れて住む人,サラリーマンで頻繁に裁判所に通えない人にはオススメです。
こんな方におすすめ
- 自分で判断する能力のない身内を持つ人
- 将来の老後に備えたい人
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- 「成年後見制度」で財産を守る
- 成年後見制度とは,認知症や知的障害などで判断能力の不十分な人を,悪徳業者や見ず知らずの人間から守るための制度です。
目次
第1章 認知症と成年後見制度
- 母が認知症になった
- 認知症の前ぶれにご注意
- 認知症はどのように診断されるのか
- 成年後見制度の管轄は各都道府県の家庭裁判所
- 揃えなければならない後見を受ける人に関する書類
第2章 増え続ける認知症老人
- 認知症老人が増えれば犯罪も増える
- 独り暮らしの老人を狙い打ちにした豊田商事事件
- 独り暮らしの老人を守る法律が成年後見制度
- 成年後見制度
- 任意後見人制度
- 保佐制度
- 補助制度
- 財産管理委任契約
第3章 どんなときに成年後見制度を利用できるか
- 後見制度のケーススタディを知っておこう
- 成年後見開始事例①
- 成年後見開始事例②
- 成年後見開始事例③
- 任意後見人開始事例
- 保佐開始事例
- 補助開始事例
- 親族以外の第三者が成年後見人等に選ばれることもある
- 親族以外の第三者が成年後見人に選任された事例①
- 親族以外の第三者が成年後見人に選任された事例②
- 親族以外の第三者が成年後見人に選任された事例③
- 親族以外の第三者が成年後見人に選任された事例④
- 複数の成年後見人が選任された事例①
- 複数の成年後見人が選任された事例②
- 市町村長が後見人の申立てを行った事例
第4章 いざ家庭裁判所へ
- 地方に家裁がある場合は東京家裁に委託できる
- 家裁の調査官は成年後見申立て人にどんなことを聞くのか
- 病状の鑑定料は先払い
- 鑑定する医師の選出
- 全国の家庭裁判所の所在地と連絡先
第5章 成年後見手続きが終ったらやらなければならないこと
- まず法務局で書類手続き
- 母親名義の貯金通帳は成年後見人が管理できる
- 自動引き落としには落とし穴があった
- 2瓶4万5千円の健康食品
- 各金融機関に成年後見人として認定されたことを知らせる
- 亡き父親の預金通帳を整理するにはどうすればいいか
- 母親宛に送られてくる年金,介護保険の案内をチェック
- 今後も増え続ける高齢者の独り暮らし
- 介護できないなら老人ホームに頼るしかない
- 老人ホームとはどのような施設なのか
- 介護保険が適用される施設
- 民間の有料老人ホームは介護保険が適用されない
- 有料老人ホームは「終の棲家」として選ぶ