登録販売者 合格教本
2010年10月2日紙版発売
本間克明 著
A5判/300ページ/CD1枚
定価2,508円(本体2,280円+税10%)
ISBN 978-4-7741-4392-7
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書籍の概要
この本の概要
本書は登録販売者試験を受験される方を対象としたテキスト+問題集です。本書では平成20年度と21年度に実施された登録販売者試験の過去問題を詳細に分析して,受験地ごとの出題傾向の偏りを標準化しました。テキスト部分は厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(平成19年7月)」に準拠し,執筆しています。また,問題部分は実際に出題された問題を分解し,○×問題を作成しています。さらに,付属CD-ROMには,実際の試験問題が収録してあり,ソフトウェアで弱点を徹底的に分析できます。問題数が豊富で試験のトレーニングに最適です。
こんな方におすすめ
- 登録販売者試験を受験する方
目次
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
1-1 医薬品の本質
- 1 医薬品(くすり)とは
1-2 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因
- 1 副作用への配慮
- 2 不適正な使用への配慮
- 3 相互作用への配慮
- 4 小児への配慮
- 5 高齢者への配慮
- 6 妊娠・授乳中の配慮
- 7 プラセボ効果への配慮
- 8 医薬品の品質への配慮
1-3 適切な医薬品選択と受診の勧め
- 1 一般用医薬品
- 2 セルフメディケーション
- 3 コミュニケーション
- 4 販売時に確認しておきたいポイント
1-4 薬害の歴史
- 1 サリドマイド訴訟
- 2 スモン訴訟
- 3 HIV訴訟
- 4 CJD訴訟
第2章 人体の働きと医薬品
2-1 人体の構造と働き
- 1 消化器系
- 2 呼吸器系
- 3 循環器系
- 4 泌尿器系
- 5 感覚器官(目・鼻・耳)
- 6 運動器官(皮膚・骨格・筋肉)
- 7 脳・神経系
2-2 薬の働くしくみ
- 1 体内で薬がたどる運命
- 2 薬の体内での働き
2-3 症状からみた主な副作用
- 1 副作用が生じた場合の対応
- 2 全身に現れる副作用
- 3 精神神経系に現れる副作用
- 4 体の局所に現れる副作用
第3章 主な医薬品とその作用
3-1 かぜ薬
- 1 かぜ薬の主な配合成分
- 2 発熱を鎮め,痛みを和らげる成分
- 3 くしゃみや鼻汁を抑える成分
- 4 アドレナリン作動成分
- 5 咳を抑える成分
- 6 痰の切れを良くする成分
- 7 抗炎症成分
- 8 かぜ薬に配合される漢方処方
3-2 解熱鎮痛薬
- 1 サリチル酸系解熱鎮痛成分
- 2 アセトアミノフェン
- 3 イブプロフェン
- 4 イソプロピルアンチピリン
3-3 眠気を促す薬
- 1 塩酸ジフェンヒドラミン(抗ヒスタミン成分)
- 2 ブロムワレリル尿素,アリルイソプロピルアセチル尿素
- 3 生薬成分
- 4 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
3-4 眠気を防ぐ薬
- 1 カフェインの働きと主な副作用
3-5 鎮暈薬(ちんうんやく:乗物酔い防止薬)
- 1 塩酸ジフェニドール(抗めまい成分)
- 2 ジメンヒドリナート(抗ヒスタミン成分)
- 3 臭化水素酸スコポラミン(抗コリン成分)
- 4 ブロムワレリル尿素(鎮静成分)
- 5 カフェイン,ジプロフィリン(キサンチン系成分)
- 6 アミノ安息香酸エチル(局所麻酔成分)
3-6 鎮咳去痰薬(ちんがいきょたんやく)
- 1 鎮咳成分
- 2 気管支拡張成分
- 3 去痰成分
- 4 抗炎症成分
- 5 抗ヒスタミン成分
- 6 殺菌消毒成分
- 7 鎮咳去痰薬に配合される生薬成分
- 8 鎮咳去痰薬に配合される漢方処方
3-7 口腔咽喉薬・うがい薬
- 1 口腔咽喉薬・含嗽薬に関する一般的な注意事項
- 2 炎症を和らげる成分(抗炎症成分)
- 3 殺菌消毒成分
- 4 その他
3-8 胃の薬
- 1 胃の薬の種類
- 2 制酸成分
- 3 健胃成分
- 4 消化成分
- 5 胃粘膜保護・修復成分
- 6 胃粘膜の炎症を和らげる成分(抗炎症成分)
- 7 消泡成分
- 8 胃液分泌抑制成分
- 9 漢方処方製剤
- 10 受診勧奨
3-9 腸の薬(整腸薬,止瀉薬,瀉下薬)
- 1 整腸薬
- 2 止瀉薬(ししゃやく:下痢止め)
- 3 瀉下薬(しゃげやく:下剤)
3-10 胃腸鎮痛鎮痙薬
- 1 抗コリン成分
- 2 塩酸パパベリン
- 3 局所麻酔成分
- 4 受診勧奨
3-11 浣腸薬
- 1 浣腸薬とは
- 2 注入剤
- 3 坐薬
3-12 駆虫薬(くちゅうやく)
- 1 駆虫薬とは
- 2 サントニン
- 3 カイニン酸
- 4 リン酸ピペラジン
- 5 パモ酸ピルビニウム
3-13 強心薬
- 1 心臓の働き
- 2 強心薬とは
- 3 センソ
- 4 ジャコウ
- 5 ゴオウ
- 6 ロクジョウ
3-14 高コレステロール改善薬
- 1 コレステロールとは
- 2 高コレステロール改善薬とは
- 3 大豆油不鹸化物
- 4 リノール酸を含む植物油
- 5 ポリエンホスファチジルコリン
- 6 パンテチン
- 7 ビタミンB2(酪酸リボフラビン等)
- 8 ビタミンE(酢酸トコフェロール)
3-15 貧血用薬(鉄製剤)
- 1 貧血用薬
- 2 鉄分
- 3 その他貧血用薬に配合される成分
3-16 その他の循環器用薬
- 1 コウカ(紅花)
- 2 ユビデカレノン(コエンザイムQ10)
- 3 ヘプロニカート
- 4 ルチン
3-17 痔の薬
- 1 外用の痔の薬
- 2 内服用の痔の薬
3-18 泌尿器用薬
- 1 尿路消毒成分
- 2 漢方処方製剤
3-19 婦人用薬
- 1 婦人用薬とは
- 2 生薬成分
- 3 ビタミン成分
- 4 漢方処方製剤
- 5 相互作用
- 6 受診勧奨
3-20 アレルギー用薬
- 1 アレルギー用薬とは
- 2 抗ヒスタミン成分
- 3 抗炎症成分
- 4 アドレナリン作動成分
- 5 抗コリン成分
- 6 受診勧奨
3-21 鼻炎用点鼻薬
- 1 鼻炎とは
- 2 鼻炎用点鼻薬
- 3 アドレナリン作動成分
- 4 抗ヒスタミン成分
- 5 ヒスタミンの遊離を抑える成分(抗アレルギー成分)
- 6 局所麻酔成分
- 7 殺菌消毒成分
- 8 抗炎症成分
3-22 眼科用薬
- 1 点眼薬とは
- 2 点眼薬における一般的な注意
- 3 点眼薬の配合成分
3-23 皮膚に用いる薬
- 1 きず口の殺菌消毒成分
- 2 皮膚の痒み,腫れ,痛みを抑える配合成分
- 3 肌の角質化,かさつき等を改善する配合成分
- 4 抗菌作用を有する配合成分
- 5 抗真菌作用を有する配合成分
3-24 歯や口中に用いる薬
- 1 痛・歯槽膿漏用薬
- 2 口内炎用薬
3-25 禁煙補助剤
- 1 ニコチン置換療法
- 2 禁煙補助剤とは
3-26 滋養強壮保健薬
- 1 滋養強壮保健薬とは
- 2 ビタミン成分
- 3 ビタミン以外の成分
3-27 漢方処方製剤
- 1 漢方の考え方
- 2 漢方処方製剤
- 3 生薬成分
3-28 公衆衛生用薬
- 1 消毒薬
- 2 殺虫剤・忌避剤
3-29 一般用検査薬
- 1 尿糖・尿蛋白検査薬
- 2 妊娠検査薬
第4章 薬事関係法規・制度
4-1 医薬品の販売業の許可
- 1 許可の種類
- 2 薬局
- 3 店舗販売業
- 4 配置販売業
4-2 医薬品の取り扱い
- 1 医薬品の定義と範囲
- 2 食品と医薬品の違い
- 3 保健機能食品と医薬品の違い
- 4 医薬部外品と医薬品の違い
- 5 化粧品と医薬品の違い
- 6 一般用医薬品と医療用医薬品
- 7 毒薬・劇薬
- 8 生物由来製品
- 9 一般用医薬品のリスク区分
- 10 リスク区分に応じた情報提供
- 11 容器・外箱への記載事項
- 12 添付文書への記載事項
- 13 記載禁止事項
4-3 医薬品販売に関する法令遵守
- 1 適正な販売広告
- 2 適正な販売方法
- 3 行政の監視指導
第5章 医薬品の適正使用・安全対策
5-1 医薬品の適正使用情報
- 1 適正使用情報とは
- 添付文書の書式(1)
- 添付文書の書式(2)
- コラム 添付文書の閲覧
- 2 添付文書の読み方
- 3 使用上の注意
- 4 製品表示の読み方
- 5 安全性情報
- 6 購入者に対する情報の提供
5-2 医薬品の安全対策
- 1 医薬品の副作用情報等の収集,評価および措置
- 2 医薬品による副作用を報告する方法
- 3 医薬品による健康被害の救済
- 4 一般用医薬品に関する安全対策
- 5 医薬品の適正使用のための啓発活動
- 成分さくいん