登録販売者 合格教本

[表紙]登録販売者 合格教本

紙版発売

A5判/300ページ/CD1枚

定価2,508円(本体2,280円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4392-7

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書籍の概要

この本の概要

本書は登録販売者試験を受験される方を対象としたテキスト+問題集です。本書では平成20年度と21年度に実施された登録販売者試験の過去問題を詳細に分析して,受験地ごとの出題傾向の偏りを標準化しました。テキスト部分は厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(平成19年7月)」に準拠し,執筆しています。また,問題部分は実際に出題された問題を分解し,○×問題を作成しています。さらに,付属CD-ROMには,実際の試験問題が収録してあり,ソフトウェアで弱点を徹底的に分析できます。問題数が豊富で試験のトレーニングに最適です。

こんな方におすすめ

  • 登録販売者試験を受験する方

目次

第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識

1-1 医薬品の本質

  • 1 医薬品(くすり)とは

1-2 医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因

  • 1 副作用への配慮
  • 2 不適正な使用への配慮
  • 3 相互作用への配慮
  • 4 小児への配慮
  • 5 高齢者への配慮
  • 6 妊娠・授乳中の配慮
  • 7 プラセボ効果への配慮
  • 8 医薬品の品質への配慮

1-3 適切な医薬品選択と受診の勧め

  • 1 一般用医薬品
  • 2 セルフメディケーション
  • 3 コミュニケーション
  • 4 販売時に確認しておきたいポイント

1-4 薬害の歴史

  • 1 サリドマイド訴訟
  • 2 スモン訴訟
  • 3 HIV訴訟
  • 4 CJD訴訟

第2章 人体の働きと医薬品

2-1 人体の構造と働き

  • 1 消化器系 
  • 2 呼吸器系
  • 3 循環器系
  • 4 泌尿器系
  • 5 感覚器官(目・鼻・耳)
  • 6 運動器官(皮膚・骨格・筋肉)
  • 7 脳・神経系

2-2 薬の働くしくみ

  • 1 体内で薬がたどる運命
  • 2 薬の体内での働き

2-3 症状からみた主な副作用

  • 1 副作用が生じた場合の対応
  • 2 全身に現れる副作用
  • 3 精神神経系に現れる副作用
  • 4 体の局所に現れる副作用

第3章 主な医薬品とその作用

3-1 かぜ薬

  • 1 かぜ薬の主な配合成分
  • 2 発熱を鎮め,痛みを和らげる成分
  • 3 くしゃみや鼻汁を抑える成分
  • 4 アドレナリン作動成分
  • 5 咳を抑える成分
  • 6 痰の切れを良くする成分
  • 7 抗炎症成分
  • 8 かぜ薬に配合される漢方処方

3-2 解熱鎮痛薬

  • 1 サリチル酸系解熱鎮痛成分
  • 2 アセトアミノフェン
  • 3 イブプロフェン
  • 4 イソプロピルアンチピリン

3-3 眠気を促す薬

  • 1 塩酸ジフェンヒドラミン(抗ヒスタミン成分)
  • 2 ブロムワレリル尿素,アリルイソプロピルアセチル尿素
  • 3 生薬成分
  • 4 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

3-4 眠気を防ぐ薬

  • 1 カフェインの働きと主な副作用

3-5 鎮暈薬(ちんうんやく:乗物酔い防止薬)

  • 1 塩酸ジフェニドール(抗めまい成分)
  • 2 ジメンヒドリナート(抗ヒスタミン成分)
  • 3 臭化水素酸スコポラミン(抗コリン成分)
  • 4 ブロムワレリル尿素(鎮静成分)
  • 5 カフェイン,ジプロフィリン(キサンチン系成分)
  • 6 アミノ安息香酸エチル(局所麻酔成分)

3-6 鎮咳去痰薬(ちんがいきょたんやく)

  • 1 鎮咳成分
  • 2 気管支拡張成分
  • 3 去痰成分
  • 4 抗炎症成分
  • 5 抗ヒスタミン成分
  • 6 殺菌消毒成分
  • 7 鎮咳去痰薬に配合される生薬成分
  • 8 鎮咳去痰薬に配合される漢方処方

3-7 口腔咽喉薬・うがい薬

  • 1 口腔咽喉薬・含嗽薬に関する一般的な注意事項
  • 2 炎症を和らげる成分(抗炎症成分)
  • 3 殺菌消毒成分
  • 4 その他

3-8 胃の薬

  • 1 胃の薬の種類
  • 2 制酸成分
  • 3 健胃成分
  • 4 消化成分
  • 5 胃粘膜保護・修復成分
  • 6 胃粘膜の炎症を和らげる成分(抗炎症成分)
  • 7 消泡成分
  • 8 胃液分泌抑制成分
  • 9 漢方処方製剤
  • 10 受診勧奨

3-9 腸の薬(整腸薬,止瀉薬,瀉下薬)

  • 1 整腸薬
  • 2 止瀉薬(ししゃやく:下痢止め)
  • 3 瀉下薬(しゃげやく:下剤)

3-10 胃腸鎮痛鎮痙薬

  • 1 抗コリン成分
  • 2 塩酸パパベリン
  • 3 局所麻酔成分
  • 4 受診勧奨

3-11 浣腸薬

  • 1 浣腸薬とは
  • 2 注入剤
  • 3 坐薬

3-12 駆虫薬(くちゅうやく)

  • 1 駆虫薬とは
  • 2 サントニン
  • 3 カイニン酸
  • 4 リン酸ピペラジン
  • 5 パモ酸ピルビニウム

3-13 強心薬

  • 1 心臓の働き
  • 2 強心薬とは
  • 3 センソ
  • 4 ジャコウ
  • 5 ゴオウ
  • 6 ロクジョウ

3-14 高コレステロール改善薬

  • 1 コレステロールとは
  • 2 高コレステロール改善薬とは
  • 3 大豆油不鹸化物
  • 4 リノール酸を含む植物油
  • 5 ポリエンホスファチジルコリン
  • 6 パンテチン
  • 7 ビタミンB2(酪酸リボフラビン等)
  • 8 ビタミンE(酢酸トコフェロール)

3-15 貧血用薬(鉄製剤)

  • 1 貧血用薬
  • 2 鉄分
  • 3 その他貧血用薬に配合される成分

3-16 その他の循環器用薬

  • 1 コウカ(紅花)
  • 2 ユビデカレノン(コエンザイムQ10)
  • 3 ヘプロニカート
  • 4 ルチン

3-17 痔の薬

  • 1 外用の痔の薬
  • 2 内服用の痔の薬

3-18 泌尿器用薬

  • 1 尿路消毒成分
  • 2 漢方処方製剤

3-19 婦人用薬

  • 1 婦人用薬とは
  • 2 生薬成分
  • 3 ビタミン成分
  • 4 漢方処方製剤
  • 5 相互作用
  • 6 受診勧奨

3-20 アレルギー用薬

  • 1 アレルギー用薬とは
  • 2 抗ヒスタミン成分
  • 3 抗炎症成分
  • 4 アドレナリン作動成分
  • 5 抗コリン成分
  • 6 受診勧奨

3-21 鼻炎用点鼻薬

  • 1 鼻炎とは
  • 2 鼻炎用点鼻薬
  • 3 アドレナリン作動成分
  • 4 抗ヒスタミン成分
  • 5 ヒスタミンの遊離を抑える成分(抗アレルギー成分)
  • 6 局所麻酔成分
  • 7 殺菌消毒成分
  • 8 抗炎症成分

3-22 眼科用薬

  • 1 点眼薬とは
  • 2 点眼薬における一般的な注意
  • 3 点眼薬の配合成分

3-23 皮膚に用いる薬

  • 1 きず口の殺菌消毒成分
  • 2 皮膚の痒み,腫れ,痛みを抑える配合成分
  • 3 肌の角質化,かさつき等を改善する配合成分
  • 4 抗菌作用を有する配合成分
  • 5 抗真菌作用を有する配合成分

3-24 歯や口中に用いる薬

  • 1 痛・歯槽膿漏用薬
  • 2 口内炎用薬  

3-25 禁煙補助剤

  • 1 ニコチン置換療法
  • 2 禁煙補助剤とは

3-26 滋養強壮保健薬

  • 1 滋養強壮保健薬とは
  • 2 ビタミン成分
  • 3 ビタミン以外の成分

3-27 漢方処方製剤

  • 1 漢方の考え方
  • 2 漢方処方製剤
  • 3 生薬成分

3-28 公衆衛生用薬

  • 1 消毒薬
  • 2 殺虫剤・忌避剤

3-29 一般用検査薬

  • 1 尿糖・尿蛋白検査薬
  • 2 妊娠検査薬

第4章 薬事関係法規・制度

4-1 医薬品の販売業の許可

  • 1 許可の種類
  • 2 薬局
  • 3 店舗販売業
  • 4 配置販売業

4-2 医薬品の取り扱い

  • 1 医薬品の定義と範囲
  • 2 食品と医薬品の違い
  • 3 保健機能食品と医薬品の違い
  • 4 医薬部外品と医薬品の違い
  • 5 化粧品と医薬品の違い
  • 6 一般用医薬品と医療用医薬品
  • 7 毒薬・劇薬
  • 8 生物由来製品
  • 9 一般用医薬品のリスク区分
  • 10 リスク区分に応じた情報提供
  • 11 容器・外箱への記載事項
  • 12 添付文書への記載事項
  • 13 記載禁止事項

4-3 医薬品販売に関する法令遵守

  • 1 適正な販売広告
  • 2 適正な販売方法
  • 3 行政の監視指導

第5章 医薬品の適正使用・安全対策

5-1 医薬品の適正使用情報

  • 1 適正使用情報とは
    • 添付文書の書式(1)
    • 添付文書の書式(2)
  • コラム 添付文書の閲覧
  • 2 添付文書の読み方
  • 3 使用上の注意
  • 4 製品表示の読み方
  • 5 安全性情報
  • 6 購入者に対する情報の提供

5-2 医薬品の安全対策

  • 1 医薬品の副作用情報等の収集,評価および措置
  • 2 医薬品による副作用を報告する方法
  • 3 医薬品による健康被害の救済
  • 4 一般用医薬品に関する安全対策
  • 5 医薬品の適正使用のための啓発活動
  • 成分さくいん

著者プロフィール

本間克明(ほんまかつあき)

株式会社北海道医薬総合研究所 取締役会長/株式会社ファーマホールディング 代表取締役会長/社団法人日本保険薬局協会 理事/社会福祉法人ノマド福祉会 理事

医薬品卸の営業を10年務めたのち,平成2年に調剤薬局を開業。現在は薬剤師および登録販売者の育成を中心に精力的な活動を行っている。また,登録販売者については,eラーニング講座も設けている。

資格:薬剤師,修士(薬学および経営学)

著書など:「薬局薬剤師における在宅業務マニュアル」,北海道医薬総合研究所(監修),「登録販売者受験講座テキスト」,北海道医薬総合研究所(編著)