パソコンの調子をとりもどす Windows7のリカバリー&バックアップ
2011年3月29日紙版発売
唯野司 著
A5判/264ページ
定価1,848円(本体1,680円+税10%)
ISBN 978-4-7741-4604-1
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書籍の概要
この本の概要
パソコンは使い続けていれば動作が重くなったり,システムが不安定になったりと調子は悪くなるもの。“リカバリーを実行しなくてはならないほど不調なパソコンをどうするか?”が本書のテーマです。不具合が出てきたパソコンで,とにかく必須なのが大事なデータや設定などのバックアップ。本書はWindows7の機能を使った基本的なバックアップ法やWindowsが起動しなくなったときのファイル救出法,システム修復機能,そしてリカバリーまで,自力で対処できるさまざまな作業を紹介していきます。これでパソコン不調時の対策はバッチリです。
こんな方におすすめ
- パソコンのリカバリーや,バックアップでお困りの方
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- Windows7で困っていませんか?
- 2009年に登場した「Windows7」は,その前バージョンである「WindowsVista」のシステム上の問題の多くを解決し,安定性の高い環境となりました。
目次
Part0 なぜリカバリー&バックアップが必要になるのか?
0-1 リカバリーとは,どういうものなのか
- そもそもリカバリーって,なに?
- 家電品とは違う,パソコンの事情
- すべてゼロに戻るリカバリーのメリット,デメリット
0-2 リカバリーする前に使えるWindows7の機能
- Windows7ならではの機能を使ってリカバリーを踏みとどまる
- 便利だけど"おまかせ"機能ではない
- リカバリー後にはトラブルの少ない環境づくりを!
0-3 リカバリーをするときに考えること
- リカバリーディスクがあるタイプ? ないタイプ?
- 工場出荷時の状態とは?
- ハードディスクリカバリータイプは要注意
Part1 動作が遅いと感じたときは,どうすればよいのか?
1-1 使い続けていると遅くなるWindowsの宿命とは
- 電源ボタンを押すと,パソコン内部でなにが起きるのか
- なぜ起動時間が長くなるのか?
- Windowsが使える状態になるまでの待ち時間
- Windowsのすべてを把握している「レジストリ」とは
- 肥大していくレジストリ
- レジストリを最適化するべき?
- Cドライブの空き容量が少なくなっているのでは?
- リカバリーする前に改善策を試してみよう
- Windows7の「トラブルシューティング」機能を使う
- 不要なゴミファイルを一気に片付けたい
- ハードディスクの最適化を徹底的に行いたい
- どうしても気になるレジストリを最適化したい
1-2 今のパソコン環境で速度に不満があるなら
- 今一度,ハードウェアの能力をチェック
- Windows7の起動を高速化したいならSSDを導入
- 大容量ハードディスクの新たな規格
- メモリの搭載量は十分か?
- メモリ不足が発生しているかを確認
- メモリの規格を調べる
- 世代交代が行われたインテルCPU
1-3 64ビット版Windows7を選択するという道
- 64ビット版Windows7をインストールできる?
- システムの種類を調べる
- 64ビット版が高パフォーマンスである理由
- 32ビット版用のアプリケーションソフトはどうなる?
- 周辺機器はデバイスドライバー次第
- 64ビット版Windows7のデメリットはなに?
- リカバリー後,64ビット版をインストールすべきか?
2-1 バックアップする前に考えること,準備すること
- Windows7付属の「バックアップと復元」機能の存在
- バックアップするファイルをピックアップ
- データファイルは必須
- インターネット関連ファイル
- デバイスドライバー
- バックアップ先となるメディアの選択
- 外付けハードディスク
- CD/DVDメディア
- Blu-rayディスク
- フラッシュメモリ
- オンラインストレージ
- ネットワークストレージ(NAS)
- 機密性の高いファイルは暗号化しておく
- ドライブを丸ごと暗号化する
- ファイルを暗号化する
2-2 Windows7付属の「バックアップと復元」機能を使う
- 「バックアップと復元」機能って,どんなもの?
- どんなシーンでバックアップを実行するのか?
- ライブラリ機能は使っている? 使っていない?
- はじめて「バックアップと復元」機能を使う方法
- データファイルをバックアップする
- リカバリー後にバックアップファイルを復元したい
- 定期的にデータファイルをバックアップする方法
- スケジュール設定をする
- スリープを解除してバックアップを自動的に実行させる
- 失ったファイルをバックアップデータから復元したい
- バックアップ先の空き容量が足りなくなってきた
- システムイメージをバックアップしておこう
- システムイメージをバックアップする
- システムイメージを復元する
- 「システム修復ディスク」を作成しておこう
2-3 大切なファイルは自分でバックアップをとりたい
- ライブラリ機能を理解して確実にバックアップする
- バックアップするファイルを探したい
- バックアップするファイルが見つからない
- インデックスの再構築をする
- インデックスを作成していないフォルダー内を検索する
- インターネット関連のファイルをバックアップ・復元する
- 「Windows Liveメール」のメールのバックアップと復元
- 「Windows Liveメール」のアカウントのバックアップと復元
- 「Windows Live メール」のアドレス帳のバックアップと復元
- 「Internet Explorer8」での情報のバックアップと復元
- 「これも失いたくない」というファイルのバックアップと復元
- 「Microsoft IME」のユーザー辞書のバックアップと復元
- ガジェットのバックアップと復元
Part3 トラブル発生! あのファイルは,どうしても救い出したい!
3-1 うっかりミスで消してしまったファイルを取り戻したい
- シャドーコピー機能を使えばファイルは蘇るかも
- 復元ポイントを利用してファイルやフォルダーを復元する
- ドライブによって「設定の復元」を使い分ける
- シャドーコピー機能を使えないときは,どうする?
- ファイル復元ソフトを使ってみよう
3-2 パソコンが起動しなくなったら,どうする?
- まずはハードウェアの故障がないかを確認
- システムが不安定だけど,なんとか起動はする状態なら
- 「システムの復元」を実行する
- トラブルの原因を特定させよう
- 絶対絶命? パソコンが起動しない!
- 起動の途中で止まってしまう
- 問題のあるプログラムをインストールしてしまった
- 「詳細ブートオプション」が起動できない
- 「死のブルースクリーン」に遭遇してしまった
- セーフモードでも起動しない
- Windows7以外の環境でファイル救出にチャレンジ
- Windows回復環境の「コマンドプロンプト」を使ってファイルを救出する"裏技"
- 「Ubuntu」を使ってファイルを救い出す
Part4 リカバリーの実行,そして新しい環境づくり
4-1 リカバリーを実行する前に考えること
- リカバリーのときに必要となる設定の数々
- ハードディスクを賢く使うために知っておきたいこと
- ハードディスクを分割することのメリット
- ハードディスクはいくつ分割できる?
- パーティションの作成はインストール時だけ?
- ドライブ名とボリューム名
4-2 リカバリーを実行する
- Windows7を新規インストールする
- WindowsセットアップDVDを使ってリカバリーを実行
- マルチブート環境を構築したい
- マルチブートにXPを含む場合
- マルチブートにXPを含まない場合
4-3 リカバリー実行後,トラブルの起きにくい環境をつくる
- トラブルが起きにくい環境とは
- 新たなパーティションの作成
- Cドライブのスリム化計画を立てよう
- 作成するデータファイルの保存場所を変更する
- 「Windows Live メール」のメールの保存先を変更する
- 「Internet Explorer8」の一時ファイルの保存先を変更する
- ページングファイル(仮想メモリ)の保存場所を変更する
- 「休止状態」に確保された領域を無効にする
- セキュリティ面の強化をする
- ウィルス対策ソフトの導入
- Windows Updateの実行
- 最後の仕上げは,オリジナルリカバリーディスクの作成
- なぜ今,システムイメージを作成するのか?
- Windows7のインストールUSBメモリをつくる
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