ぐっと身近に人がわかるシリーズ和田秀樹式 子どもが正しく育つ親の教科書
2011年7月22日紙版発売
和田秀樹 著
四六判/212ページ
定価1,738円(本体1,580円+税10%)
ISBN 978-4-7741-4726-0
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書籍の概要
この本の概要
少子化によって「失敗は許されない」という脅迫感によって親の子育て不安は大きくなっています。金銭的な保護は充実しつつあっても,若い母親は誰からも子育てのアドバイスが受けられず,一人で悩み自信をなくし,最悪のケースでは虐待を引き起こします。しかし,完璧な子育てはあるのでしょうか? 精神科医で作家の和田秀樹氏は,悩み多いそんなママたちに対し,そんなに不安にならないで「割り切ろう」と提唱します。完全な子育てはないが,安全な子育てはあるということで,子育てに対する考え方や不安からの脱出法,子どもが健全に育つ教育法を説きます。
こんな方におすすめ
- 子供をもつ親の方々
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目次
序章 完全な子育てはないが安全な子育てはある!
第1章 いまの「子育て」はどこがむずかしいのか
- 1-1 核家族がなにをもたらすのか
- 1-2 兄弟が少ないことによる「経験不足」と失敗が許されない「強迫観念」
- 1-3 情報過多がなにをもたらすか
- 1-4 学校のパラダイムの変化
- 1-5 成功モデルの欠如
- 1-6 ゲーム,IT時代への対応
- 1-7 国際化社会の不安
- 1-8 仲間外れの恐怖
- 1-9 マスメディアの無責任
第2章 〝少子化〟の本当の問題点……
- 2-1 「少子化」の最大の弊害は学力低下である
- 2-2 子どもに手をかけすぎるのは悪いことか
- 2-3 コミュニケーション能力を求める学校
- 2-4 子育てで失敗が許されないと悩む親たち
- 2-5 みずからも「少子化」世代の親たち
第3章 〝核家族化〟信仰を廃して,親を上手に使う
- 3-1 〝核家族化〟はなにをもたらしたか
- 3-2 〝核家族〟は理想の家庭か?
- 3-3 〝核家族〟は進歩的か?
- 3-4 パラサイトダブルという選択肢を
- 3-5 親に頼れない人のサバイバル術
第4章 安全な子育てとはなにか
- 4-1 子育ての目標をどこにおくか?
- 4-2 統計にもとづいた子育てを
- 4-3 子どものこころは弱いか?
- 4-4 子育ての国際標準とは?
- 4-5 むかしの子育ての成功例から学ぶ
- 4-6 勉強に向いていない子どもの子育て
第5章 「子育てノイローゼ」から脱出する
- 5-1 完全主義から脱出する
- 5-2 人に頼ることに意味がある
- 5-3 自然な感情は悪くない
- 5-4 夫をどう利用するか?
- 5-5 子どもの短所をなくすのではなく,長所を伸ばす
- 5-6 できることからやる!
- 5-7 仲間外れをおそれない
- 5-8 本音のコミュニケーションを
- 5-9 子どもはそんなに弱くない
第6章 こうすれば子どもは健全に育つ
- 教育法1 子どもの自然な成長願望や競争心を育む教育を!
- 教育法2 性格はあとからいくらでも変わる,まずはつけるべき能力を
- 教育法3 最初から性格の悪い子どもはいない。まずは「自己愛」を満たしてやり,「自分はできるんだ」と信じさせよう!
- 教育法4 子どもに学校以外の世界や逃げ場を用意し,いくつもの選択肢や競争のベクトルを与える
- 教育法5 子育てのマニュアルは過信せず,勉強法のマニュアルは上手に利用する
- 教育法6 子どもに本音を語れる環境を用意し,建前と本音を教える
- 教育法7 できないと思わせない! できないときの対処法
- 教育法8 親が先に不安にならない
- 教育法9 子どもにまともな価値観,将来に役立つ考え方を身につけさせる
- 教育法10 いじめ,仲間外れなどへの対処法
- 教育法11 結果をほめて,態度をしかる
- 教育法12 やる気の処方箋を数多くもつ
- 教育法13 間違った子育て,正しい子育てなどない。結果重視で柔軟な子育てを!