現場の即戦力シリーズはじめての表面処理技術

[表紙]はじめての表面処理技術

紙版発売

A5判/200ページ

定価2,618円(本体2,380円+税10%)

ISBN 978-4-7741-5058-1

→学校・法人一括購入ご検討の皆様へ

この本の概要

 本書は,表面処理技術の基礎から応用までをやさしく,詳細に紹介した技術書である。主に金属材料を対象とした表面処理技術の中から,工業製品によく用いられているもの,今後発展が期待できるものを選んでこの技術の全容を解説した。

 JISによれば,表面処理とは,材料表面の性質を変えたり,新しい機能を付加すること,と定義されている。一方,表面改質という用語も使用されているが,最近の専門書では,「表面処理=表面改質」という考え方が多数を占めているので,本書でも同様に取り扱っている。

 表面処理には多種多様な方法がある。本書では,水溶液による表面処理,物理・化学的蒸着による表面処理,イオンビームによる表面処理,熱処理による表面処理,溶融による表面処理について,その特徴から具体的方法,表面処理の効果までを分かりやすく紹介している。

 本書は,はじめて表面処理を学ぶ方はもとより,すでに表面処理を利用している方,今後利用しようとしている方にも参考になる入門書である。

こんな方におすすめ

  • 表面処理を利用しているものづくり技術者
  • 金属系加工技術者
  • 表面処理装置の開発技術者
  • はじめて表面処理技術を学ぶ方・学生

著者プロフィール

仁平宣弘(にひらのぶひろ)

1945年佐賀県唐津市生まれ。芝浦工業大学金属工学部卒業。技術士(金属)。東京都立工業奨励館材料部,東京都立工業技術センター金属部主任研究員を経て,東京都立産業技術研究所表面技術グループ主任研究員。鉄鋼材料の熱処理,ドライプロセスによる表面処理を得意とする。現,仁平技術士事務所,東京都立産業技術センター産学公連携コーディネータ。趣味は釣り,軟式テニス,囲碁,旅行。


三尾淳(みつおあつし)

1963年東京都大田区生まれ。芝浦工業大学金属工学部卒業。東京都立工業技術センター金属部に配属。1998年より東京都立産業技術研究所表面技術グループ主任研究員。ドライプロセスによる表面処理を得意とする。2006年より地方独立行政法人化された東京都立産業技術研究センターに勤務。博士(工学)。