【改訂第4版】eco検定[ポイント確認]ポケット問題集
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補足情報
※本書『改訂第4版 eco検定ポケット問題集』は2013年5月8日発売の『改訂第7版 eco検定ポイント集中レッスン』(第12・13回過去問題対応)とセットでお使いいただけます。本書ではもれている第12・13回過去問題に対応にした「時事問題解説」をWeb上で特別アップデートいたします。どうぞあわせてご活用ください。
付録 時事問題解説(過去問題/第12・13回対応分)
第12回の時事問題
- ①エコチル調査
- 環境省は2011年から,全国10万組の子供と両親を対象に,環境中に存在する化学物質が子供の健康に与える影響を疫学的に調べる「子供の健康と環境に関する全国調査」を開始した。
- ②ベクレル
- ベクレルは放射性物質が放射線を出す能力の単位。2012年4月1日から食品に含まれる放射性セシウムの新基準が施行された。野菜や米穀類や肉魚などはこれまでの1kgあたり500ベクレルから100ベクレルに引き下げられた。
- ③メタンハイドレート
- 可燃性ガスの周囲を水分子が取り囲んだ構造で,高圧力で氷状に固まった物質。日本近海の水深500~1,000m前後の海底下の比較的浅い地層でも埋蔵が確認されており,新エネルギー源として期待されている。
- ④世界農業遺産
- 「能登の里山里海」は持続的な生物資源の利用保全の継続とそれにより育まれた多様な生物資源,優れた里山景観,伝えていくべき伝統的な技術,文化・祭礼と里山里海の利用保全の取組みや環境教育など,地域に根差した多様な資源が集約された地域として「トキと共生する佐渡の里山」とともに,国内で初めて世界農業遺産に登録された。
第13回の時事問題
- ①オイルサンド
- 高い粘度のタール状原油を含む大量の砂岩であり,採掘して油分を抽出することができる。大量の廃棄土砂が発生するなど回収にコストがかかるが,近年の燃料価格の上昇で採算面での現実味が増し,事業化の動きが広がりつつある。
- ②100万人のキャンドルナイト
- スローライフ運動に関連した環境イベントのひとつとして,夏至と冬至の夜に照明を消し,キャンドル(ろうそく)を灯して過ごそうという運動をいう。民間団体の呼びかけで2003年から行われている。
- ③パブリックコメント
- 公的な機関が政策,規制,規則などを定める前に広く公に(=パブリック)に,意見・情報・改善案など(=コメント)を求め,その結果を反映させるためのものである。
- ④グリーン経済
- グリーン経済の特徴は環境と経済の統合により(1)健全な生態系と環境を現在と将来の世代へ継承,(2)エネルギー・資源の集中改善,汚染削減,再生可能エネルギー・自然資源などのグリーン投資を通じ,環境保全,雇用確保,経済発展を図ることがある。リオ+20の主要議題となり,成果文書にも盛り込まれた。
お詫びと訂正(正誤表)
本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
(2012年11月9日更新)
P.57 問127
風力発電所の周辺住民から高周波空気振動による騒音・振動の苦情が寄せられている。
誤 | ○ |
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正 | × |
P.85 問209
医薬品の多くが自然界から得られた原料を使用しており、生物多様性から直接得られる恵みは貴重な財産である。
誤 | × |
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正 | ○ |
P.129 問337
組織の社会的責任(SR)の国際規格(ガイドライン)としてISO27001が2010年に発行した。
誤 | ○ |
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正 | × |
P.171 問452
「自然(歴史文化)体験・学習観光の総称」と定義され、対象地域の自然環境や歴史文化を体験し学び、維持、保全、価値の向上を図る考え方をグリーン・ツーリズムという。
誤 | ○ |
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正 | × |