Windows 8対応 [基本+実用]Windowsストアアプリ開発入門
2013年1月23日紙版発売
岩永信之,森 博之 著
B5変形判/368ページ
定価3,630円(本体3,300円+税10%)
ISBN 978-4-7741-5501-2
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書籍の概要
この本の概要
今後,ノートを含めPCの衰退が予測される中,マイクロソフトは,Windows 8では一連の端末向けに新UIを打ち出しています。実際,過去の資産を考えれば,多くのメーカーがこれへの対応を避けることはできません。当然,新しいUI向けのアプリケーション開発ニーズが高まるはずです。新UIは,プログラミング的には,より下層から変わります。iOSやAndroidなどとは異なった複数言語のサポート,Win RTという新APIの採用,Win MDという複数言語間を結ぶメタデータの仕組み,などなど。本書が,開発にあたっての絶好のガイドとなるでしょう。
こんな方におすすめ
- プロとアマとを問わずWindowsプログラマー
- 新Windowsの新UI向けのプログラミングに興味を持つ方
目次
Chapter1 Windowsストアアプリとは?
1.1 「Windowsストアアプリ」とは?
- 1.1.1 UIとしての特徴
- 1.1.2 アプリ機能としての特徴
- 1.1.3 インストールに関する特徴
1.2 開発者視点から見た「Windowsストアアプリ」
- 1.2.1 ハードウェアの多様化への対応
- 1.2.2 Microsoftデザインスタイルに基づくガイドライン
- 1.2.3 複数の言語による開発が可能
- 1.2.4 「Windowsストア」を介するアプリのインストール
1.3 新しいフレームワークの特徴
- 1.3.1 ARMプロセッサ対応
- 1.3.2 複数の開発言語
- 1.3.3 .NETから見たWinRT
- 1.3.4 オブジェクト指向API
- 1.3.5 UI言語XAML
1.4 開発環境からアプリの配布まで
- 1.4.1 Windowsストアアプリの開発環境
- 1.4.2 アプリのデバッグ
- 1.4.3 デベロッパーセンターによる審査の申請方法
Chapter2 XAML
2.1 「XAML」とは?
- 2.1.1 XAMLを使う意義
- 2.1.2 XAMLの持つ側面
2.2 XMLについての復習
- 2.2.1 要素
- 2.2.2 XMLインスタンス
- 2.2.3 属性
- 2.2.4 名前空間
2.3 XAMLマッピングルール
- 2.3.1 名前空間
- 2.3.2 オブジェクト
- 2.3.3 プロパティ
- 2.3.4 添付プロパティ
2.4 XAML UIに固有の仕組み
- 2.4.1 XAMLからのコード生成
- 2.4.2 イベント
- 2.4.3 依存関係プロパティ
Chapter3 基本構造とUI作成
3.1 Windowsストアアプリのテンプレート
- 3.1.1 Windowsストアアプリを作成するためのテンプレート
- 3.1.2 Windowsストアアプリと連携するライブラリ作成用のテンプレート
3.2 アプリ開発テンプレートの内容
- 3.2.1 Assetsフォルダー
- 3.2.2 CommonフォルダーとDataModelフォルダー
- 3.2.3 マニフェストファイル(Package.appmanifest)
- 3.2.4 App.xaml/App.xaml.cs
- 3.2.5 MainPage.xaml/MainPage.xaml.cs
3.3 UI要素とコンテンツモデル
- 3.3.1 テキスト表示系コントロール
- 3.3.2 テキスト入力系コントロール
- 3.3.3 コンテンツコントロール
- 3.3.4 レイアウトコントロール
- 3.3.5 図形オブジェクト
3.4 Visual Studioを使ったコントロールの配置
- 3.4.1 ツールボックス
- 3.4.2 ドキュメントアウトライン
- 3.4.3 XAMLデザイナー
- 3.4.4 「プロパティ」ウィンドウ
Chapter4 レイアウト
4.1 Windowsストアアプリのレイアウトシステム
4.2 Panel派生コントロール
4.3 StackPanel
4.4 Grid
- 4.4.1 行/列の指定なしの場合
- 4.4.2 列数/行数の指定
- 4.4.3 列サイズ/行サイズの指定
- 4.4.4 複数セルを使った配置
4.5 Canvas
4.6 XAMLデザイナーを使ったレイアウト
Chapter5 リソースとスタイル
5.1 リソース
- 5.1.1 リソースの参照
- 5.1.2 階層的なリソース
- 5.1.3 リソースディクショナリの外部ファイル定義
5.2 XAMLデザイナーを使ったリソースの設定
- 5.2.1 リソースの抽出
- 5.2.2 リソースの編集
- 5.2.3 リソースの適用/ソースに移動
5.3 スタイル
- 5.3.1 継承スタイル
- 5.3.2 暗黙のスタイル
5.4 StandardStyles.xaml
Chapter6 データバインディング
6.1 「データバインディング」とは?
6.2 Bindingクラス
6.3 Bindingに利用するデータソースの指定
- 6.3.1 明示的なソース指定がある場合
- 6.3.2 明示的なソース指定がない場合
6.4 プロパティパス
- 6.4.1 単一のプロパティの指定
- 6.4.2 階層的なプロパティの指定(間接的なプロパティの指定)
- 6.4.3 スタイル/テンプレートなどを通じて指定するプロパティの指定
- 6.4.4 添付プロパティの指定
- 6.4.5 インデクサーの指定
6.5 データフローの方向
- 6.5.1 OneWay
- 6.5.2 TwoWay
- 6.5.3 OneTime
- 6.5.4 OneWay/TwoWayの場合の注意点
- 6.5.5 INotifyPropertyChanged
6.6 データバインディングのさまざまな利用方法
6.7 Bindingの値コンバーター
- 6.7.1 Binding.Converterプロパティ
6.8 グリッドアプリケーション/分割アプリケーションのユーティリティクラス
Chapter7 コントロールテンプレートとデータテンプレート
7.1 「テンプレート」とは?
- 7.1.1 コントロールのカスタマイズ
- 7.1.2 コントロールの構造(Parts and Statesモデル)
7.2 コントロールのカスタマイズの手順
- 7.2.1 単一コンテンツを取り扱うコントロール
- 7.2.2 コレクションを扱うコントロール
7.3 DataTemplateの定義方法
7.4 Visual Studio 2012を使ったテンプレートの編集
- 7.4.1 Controlのテンプレート編集
- 7.4.2 テンプレートの編集
- 7.4.3 ItemsControlの項目テンプレートの編集
7.5 GridView/ListView
- 7.5.1 基本的な利用方法
- 7.5.2 Headerプロパティ
- 7.5.3 グループ化されたデータ表示
Chapter8 アニメーションとVisual State Manager
8.1 「アニメーション」とは?
8.2 アニメーションが設定されているコントロールの利用
- 8.2.1 FlipViewコントロール
- 8.2.2 AppBar(アプリバー)コントロール
- 8.2.3 ProgressRingコントロール
- 8.2.4 ToolTipコントロール
8.3 切り替え効果アニメーション
- 8.3.1 AddDeleteTransition
- 8.3.2 ContentThemeTransition
- 8.3.3 EntranceThemeTransition
8.4 Animationクラス
8.5 カスタムアニメーション
- 8.5.1 Fromプロパティ/Toプロパティ/Byプロパティ
- 8.5.2 Durationプロパティ/BeginTimeプロパティ
- 8.5.3 RepeatBehaviorプロパティ/AutoReverseプロパティ
8.6 アニメーション対象の指定
8.7 アニメーションのTargetPropertyの指定
- 8.7.1 インデクサー
8.8 アニメーションの開始/停止/一時停止/再開
8.9 イージング関数
8.10 キーフレームアニメーション
8.11 ThemeAnimation(テーマアニメーション)
8.12 アニメーションのタイミング指定
- 8.12.1 Visual State Manager
- 8.12.2 VisualTransition
8.13 Parts and Statesモデル再び
- 8.13.1 Windowsストアアプリが持ついくつかの表示状態
Chapter9 コントラクトとアプリデータ
9.1 アプリとコントラクト
9.2 Windowsアクティベーションプラットフォーム
9.3 変化したアプリのライフサイクル
- 9.3.1 アプリの状態の変化とアプリへの影響
- 9.3.2 アプリのライフサイクル
9.4 アプリの状態保存とデータ保存
- 9.4.1 ApplicationDataクラスによるアプリデータの保存
9.5 SuspensionManagerによる状態保存
- 9.5.1 アプリデータとアプリの状態保存のタイミング
- 9.5.2 保存したデータの復元
9.6 コントラクトと拡張機能
9.7 検索コントラクト
Chapter10 その他のWinRT API
10.1 入力API
- 10.1.1 タッチ入力
- 10.1.2 センサーAPI
10.2 UI表示
10.3 ファイル操作
- 10.3.1 無条件に読み書きできるフォルダー
- 10.3.2 ファイルピッカー
- 10.3.3 既知のフォルダー
Chapter11 相互運用
11.1 開発言語と相互運用
11.2 WinRTの型システムと言語プロジェクション
11.3 WinRTコンポーネントの作り方
- 11.3.1 .NETでの開発
- 11.3.2 ネイティブでの開発
11.4 WinRTコンポーネントの使い方
- 11.4.1 .NETからの利用
- 11.4.2 C++からの利用
- 11.4.3 JavaScriptからの利用
Chapter12 非同期処理
12.1 非同期処理の必要性
12.2 非同期API
- 12.2.1 非同期APIの例
- 12.2.2 利用例
12.3 非同期処理の内部
- 12.3.1 UIスレッド
- 12.3.2 スレッドプール
- 12.3.3 I/O完了ポート
- 12.3.4 ディスパッチャー
12.4 プル型非同期API
- 12.4.1 非同期メソッド(async/await)
- 12.4.2 過去の非同期APIパターン
12.5 プッシュ型非同期API
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