なぜ,強い会社はICカードを活用しているのか?
――サイバーセキュリティ対策に役立つ理由

[表紙]なぜ,強い会社はICカードを活用しているのか?――サイバーセキュリティ対策に役立つ理由

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A5判/192ページ

定価2,178円(本体1,980円+税10%)

ISBN 978-4-7741-7038-1

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この本の概要

IT企業はハッキングの脅威にいつも晒されている。それに対抗する認証技術は日々進歩しているが,悪意ある侵入者と終わりなき戦いを続けている。パスワードに頼る認証はすでに終焉を迎えているが,ICカードでさえも単に導入しただけではムダである。会社の情報資産を守ることは,コンプライアンス的に求められることで,先端的な企業はすでにICカードを導入し成果を上げている。筆者はセキュリティコンサルタントの経験と視点から,ICカード導入を軸に企業のセキュリティを向上させ強い会社を実現する方法を解説する。

こんな方におすすめ

  • コンピュータセキュリティの向上を考えている方
  • 情報システム部門,もしくはCTO,企業内セキュリティ問題担当者など

著者の一言

IT環境が高度化するにともない,パスワードだけで本人確認することが難しい時代になりました。こうした状況も鑑み,本書はより確実に本人確認ができるICカードを取り上げます。
そして,ICカードをうまく活用して企業を成長させるための情報やヒントをお届けします。
ICカード(スマートカード)をうまく活用することで,昨今問題になっている情報漏洩や,コンピュータの不正侵入など,おおくのセキュリティ問題が解決します。本書は,ICカードの導入から実践まで解説を行います。

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そのICカード,活用していますか?
皆さんご存じのように銀行のキャッシュカードも,昔は磁気を利用した単純なものでした。

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著者プロフィール

香山哲司(かやまさとし)

兵庫県神戸市出身。1986年東京理科大学卒,凸版印刷を経て,2001年,マイクロソフト株式会社(現,日本マイクロソフト株式会社)に入社。コンサルティングサービス統括本部に所属し,主にインフラ領域のITコンサルティングに従事。電力・ガス会社,また政令指定都市向けの大規模環境における認証基盤やスマートカード導入の支援を中心的な役割で担当。2007年CISSPを取得後,異なる企業・組織,異なる分野の専門家をまじえた情報交換の場で積極的に情報発信を続けている。特に西日本地区でのコミュニティ活動を対象として2010年7月NPO団体(ISC)2より第4回アジア・パシフィック Information Security Leadership Achievements アワードを受賞。2012年より公認情報セキュリティ監査人資格(CAIS)を取得し,マイクロソフト製品に閉じず,業界標準の枠組みも活用しながら,ITインフラや情報セキュリティの計画・実装・監査・改善活動全般にわたり,コンサルティングを担当している。著書に『なぜマイクロソフトはサイバー攻撃に強いのか?』(当社刊行)がある。